BlueTiaraの世界

乙女デザインで創る、ロートアイアンの魅力をお伝えしています。HP:https://blue-tiara.jp/

手組みで建て方

2006年12月11日 | 南欧自然素材の家
枠組壁工法での基本は、材料を1本1本現場で組み上げて造ります
当社では、パネル組
(工場で壁・床・垂木をパネル化して現場で組み立て)が
多いですが、建てる現地で対応できない場合があります。
道が狭い、重機が入らない、電線がある、などなど、
ひとつとして同じ土地がありませんので、
その土地の状況で決まります。

この部材がツーバイフォーの基準部材204の断面です
2インチ×4インチの断面寸法で、
1インチは25.4mmですので、そのままかけると・・・
50.8mm×101.6mmのサイズですが・・・
乾燥後の寸法が実寸法になり、その寸法は、
38mm×89mmの大きさになります。
このサイズを基本に以下のサイズ
206は38mm×140mm(主に垂木に使用)
404は89mm×89mm(主に土台に使用)
210は38mm×235mm(主に床根太に使用)
など、全て規格寸法ですごく合理的な工法なんです。

ここは、越谷市伊原での建売現場の今日を撮影しました、
1階の床組みを終えて、壁を造り始める所です、
冬の時期は、朝の現場はピーんと張り詰めた、冷たさが漂っていて、
身が引き締まります、日陰と日向での体感温度はぜんぜん違います
現場に出ると、背を丸めてるなんて出来ません、
しゃんと胸を張って、元気いっぱいで行かないと!(^^)!

床に横たわっている部材は204材で、床を作業台として、
これから壁を造っていきます。

こんな感じで1面1面、壁の骨組みを造ります、壁合板を張って
奥に起こして固定して壁を造っていくんです
これで壁を全て造ると、今度は2階の床を造ります、
そして2階の壁を造り、2階の天井そして屋根を組み上げて行きます、

床と壁と天井で6面体の頑丈な構造体が出来上がります。
シンプルな構造ほど、丈夫で安全なものはありません。

こちらの現場は年末までに組み上がります。