映画「バベル」、2回目の鑑賞を目論んでたんですが、時間が合わず、
残念ながら今週上映が終了してしまいました。
「期待外れだった。」「よくわからなかった。」という感想も、
数多く見られたんですが、僕は、時間が経てば経つほど。
確かめたい事が膨らんできてたんですよね。
映画の作り自体、ある程度観る人の想像に任せてる部分が
多かったじゃないですか?
例えば、ヤスジロー(役所広司)とチエコ(菊地凛子)の親子関係。
この映画の中では、ヤスジローが銃の悲劇の発端を作ったにも拘わらず、
親子関係は修復への兆しが見えて終わってます。
大体、家に帰ったら素っ裸の娘がベランダに居る、それは父親にとって
かなり衝撃的なシーンのはず。しかし流れるように娘を抱き寄せる。
邪推だとは思うんですが、「おいおい、普通の親子関係じゃないのか?」
という見方だって出来る。
まあそれは置いておくとしても、チエコが刑事(二階堂智)に、
母親の自殺の方法に関して、何故嘘をつく必要があったのか。
それから刑事に渡した手紙の内容など、それらを想像するのが
すごく面白かったので、その想像を補完する手がかりが、
スクリーン上にあったんじゃないかと、後を引いてたんですよね。
それから各国のエピソードの、プラス・マイナス収支も、
もう一度確認してみたかった。
この映画の中では、モロッコの家族が、1番マイナスが多かったと
思うんですが、安易に子供に銃を持たせてしまった事を考えると、
それは自業自得のようでもあり・・複雑なところ。
明確にプラス・マイナスがわからないのも、この監督の魅力なのかも
しれません。
言い換えれば、「現実そのもの」のような気もします。
ブラッド・ピットといえば、この夏「オーシャンズ13」が
公開になりますね。
僕も劇場で予告編を観て、1人で盛り上がってました。
そういえば今週、ロサンゼルスのチャイニーズシアターで、
主演のジョージ・クルーニーやブラッド・ピットが、手形押しの
セレモニーに参加したというニュースもありました。
手形と足形をとってる映像を見ましたが、今までブラピの手形が
なかったっていうのも意外でした。