「ボブ吉」デビューへの道。

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ジョニー・デップの似顔絵。「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」

2007-06-14 01:44:58 | 有名人似顔絵【さ行】


吹替版にて、2回目の鑑賞してきました。
DVDでお馴染みの声だと、やっぱり集中できます。
そして直前には、「呪われた海賊たち」「デッドマンズ・チェスト」を
もう一度予習しました(笑)
そこで気付いたんですが、「テコの原理」って言葉が、
「呪われた海賊たち」「ワールド・エンド」で、出てきてますよね。
最初に口にしたのは、ウィル(オーランド・ブルーム)で、
ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)を、牢獄から脱出させようと、
鉄格子の仕組みを説明した時。
そして次はジャックが、ウィルを使ってブラックパール号を取り戻そうと
画策した時。
この「テコの原理」というのは、小さな労力で大きな効果を得る、
という事だと思うんですが、これがジャックの基本的なスタンスなんでしょうね。
今回「海の墓場」で、石のようなカニの群れが、ブラックパール号を
動かして、海へと運ぶシーンがあったじゃないですか?
これもこじつければ、その「小さな労力で、大きな効果を得る」という事を
表現してた、と言えなくもない。
そんなジャックのスタンスと、「呪われた海賊たち」では、エリザベスを
助ける為なら命を賭けると言った、ウィル・ターナー。
そんな2人が、この「ワールド・エンド」で、最後に手にしたものは、
ジャックは(またしてもブラック・パール号を奪われ)己の肉体のみ。
かたやウィルは、10年のうち1日しか会えない愛しい人・エリザベス。
手元に何も残ってない、ジャックとの対比が面白いですね。
そう言えば、「デッドマンズ・チェスト」の、チェストとは
「胸」という意味もあるそうで、「空虚な胸」ともとれるんでしょうか。
「その1日の為に生きる。」そう言った、ウィルにとっては、
空虚な胸ではないようですが、僕らからすれば、言い様のない寂しさです。

前回の感想でも書きましたが、ストーリーはかなり難解でした。
2回目の鑑賞でも、女神カリプソ辺りで、頭が理解しようとする事を
拒否してました(笑)
「呪われた海賊たち」では、制作者側が作った映画の中での1つのルール、
「呪われた金貨」が、ある意味不死身になる効果があり、
それを逆手にとったオチが単純明快で、面白かったわけですが、
「デッドマンズ・チェスト」以降では、この映画の中では、
一体何が可能で、何が不可能なのか?そこが、パッと見、わからない。
バルボッサは秘術で復活するわ、ディビィ・ジョーンズの心臓は箱の中だわ、
「デッドマンズ~」で、ジャックの前にも現れた事がある「靴ひものビル」は、
一体どうやったら救った事になるのか?等々。
大体ディビィ・ジョーンズの「血の契約」って、映画を見ただけで、
理解できてました?
恥ずかしながら僕は、「ワールド・エンド」のパンフレットを見て、
初めて理解しました(笑)

さて、映画に合わせて、東京ディズニーランドの「カリブの海賊」も、
パイレーツ・オブ・カリビアン版に改装中なんですよね
(7月20日リニューアルオープン)。
巨大化した女神・カリプソなんかは、もしアトラクションで再現されるなら、
見栄えはよさそう。そういうアトラクション的な「しばり」も
この映画にはあったんでしょうか。

※ジョニー・デップ、以前から三上博史さんには似てると思ったんですが、
意外に、本田博太郎さんにも、似てません?
本田博太郎さんってあの、「我輩は主婦である」の、夏目漱石役だった人です。