
年に4、5本の娯楽映画しか観ない僕なので、気の効いた感想は書けませんが、
事前に情報を知らないと、どんな印象を持つ映画なのか、ありのままを
書いてみたいと思います(ネタバレ勿論あります)。
結論としては、観たくないシーンも、何箇所かありましたが、
非常に面白く観る事が出来ました。
それは、藤井隆のプロモ(※1)、小松彩夏のファンタのCM(※2)
という、ミーハーな僕の入り口が前半に見つかったから(笑)。
<物語>幼い子供2人を、メキシコ人の乳母に託し、
モロッコを旅行中のアメリカ人夫婦、リチャード(ブラッド・ピット)と、
スーザン(ケイト・ブランシェット)。
2人には哀しい過去があり、リチャードは、それが原因で壊れかけている、
夫婦の絆を取り戻そうとしています。
しかし、不幸にも、モロッコ人の少年の放った、1発の銃弾が、
スーザンに命中してしまいます。帰れなくなった両親、残された子供たち。
息子の結婚式に出席する為、仕方なく、その2人の子供たちを
故郷のメキシコに連れていく乳母・アメリア。しかしその乳母の甥の暴走で、
アメリアと2人の子供の運命も、次第に狂っていきます。
そして日本では、モロッコで使われた銃の、かつての持ち主・ 安次郎
(役所広司)と、その娘、聾唖の女子高校生・チエコ(菊地凛子)の物語が
展開していくというもの。
モロッコ、メキシコ、日本と、場面は次々に展開していきますが、
時系列が違ってるのに気付けば、頭に入ってきやすいです。
予告編CMによる、「安次郎の銃が、殺人未遂事件に使われた。」
くらいしか、物語の情報を持ってなかったので、
聾唖の女子高校生・チエコ役の、菊地凛子には驚きました。
チエコそのものになり切ってる演技力は、素晴らしいの一言ですが、
下着をつけない「氷の微笑」的なシーン、そしてフルヌードと、
盛り上がってたのは、こういう要素もあったのかと(汗)
ただ、若い男を誘ったり、歯科医にモーションをかけるといった、
その不可解な行動も、チエコの輪郭がわかってくると、
次第に理解できるようになりました。
読唇や筆談なんてすっ飛ばしたい、ウソのない部分で
確かめあってみたい、そんな気持ちではなかったんでしょうか。
この映画に描かれてるのは、言語の違いも含め、伝わらない想い、
そして同じ言語を持っていても、理解しあえない辛さ。
その象徴的な存在として、チエコが描かれていたような気がします。
チエコにとっては、肉体も、伝える手段のひとつだったのかなと。
そして想像力をかきたてる、全てを見せない手法は、
連ドラ慣れしてる、僕には新鮮でした。
●チエコが、刑事を誘った後、渡した手紙の内容。
●チエコの母親の自殺の理由。猟銃自殺というのも、普通では
ないものを感じます。
●猟銃を撃ってしまった、モロッコの少年の家族のその後。
●国境を強硬突破してしまった、アメリアの甥のその後。
個人的に、苦手なシーンもありました。
●上映1時間20分辺りのクラブでの光の点滅。
報道されてるように、音楽と相まって、かなり辛いシーンでした。
●ニワトリのシーン。
●モロッコの少年の○○○ーシーン。
全てを見せない手法と、余計かな?と思えるシーン。
でもこれらのシーンも、それが彫刻の一刀一刀のように、
この映画を、形作ってると思います。でも苦手な人は、目をつぶる準備を。
最後に、深読みかもしれませんが、
スーザンがヘリで移送される時、リチャードは大変世話になった、
現地のガイドさんに、お金を渡そうとしましたが、
ガイドさんは受け取りませんでした。
安次郎も、現地のガイドさんに、お礼として銃をプレゼントした。
日本人が、礼として銃をプレゼントするっていうのは、違和感があるものの、
プレゼントした銃が巻き起こした一連の事件、その収束のシーンに
お礼を拒否する人物が出てきてるのも、面白いなと感じました。
◆藤井隆(※1)
「OH MY JULIET!」(2005.10.19)Tommy february6プロデュース。
劇中の、J-POPというカフェで、この曲のプロモーションビデオが
流れてて、学生服で踊る藤井さんが、しっかりと映ってます。
エンドロールに、クレジットもありました。
◆小松彩夏(※2)
チエコが、マンションで見ているテレビで、ファンタのCM
「そうだったらいいのにな カメラマン編」が流れてて、
一瞬、水着姿の小松彩夏が映る。
小松彩夏 ダイアリー
http://www.ayaka502.com/diary.html
ご本人の日記にも、バベルに一瞬映ってると載っていました。
それが縁で、試写会に行ったとも。
全然お気になさらずに。。。
僕も、コメントが文字化けするブログ、
TBできないブログ、たくさんあります。
>中でもチエコのメモは気になって。
自分がモーションかけたところをどこか正当化するものや
相手の気をまだ引こうとしてる文章じゃないかと
思っています。
あんなにギッシリ書いてあって、ビックリでしたね(笑)
あの文章は、菊地さんが自分なりに、考えた文章らしいです。
やはりTBできませんでした・・・
>想像力をかきたてる、全てを見せない手法
同感です。
考えさせられる余地がある映画でした。
中でもチエコのメモは気になって。
菊池凛子さんが、話題になりすぎてしまった感も
ありますが、眼力はすごかったです。
こちらこそ、またTBさせてもらうかもしれません。
よろしくお願いします。
これからもよろしくお願いします。(^^)/
ドラマ・映画関連の似顔絵と記事を、書いております。
またよかったら覗いてやってください。
バベルは不思議と、後からでもある程度内容を思い出せる映画でした。
最近観た「パイレーツ~」は、それこそ複雑で
思い出せませんでしたが(笑)
こういう娯楽作品でない映画もいいですね。
色々想像して、行間を埋めていくような作業も
楽しかったです。
ビックリしました
すごい似顔絵です
そして秩序だった「バベル」の感想に感動しました
そうだ そうだ と思いながら拝見しました
がんばってメジャーになられますことを念じています
来てくださってありがとうございます。
>長い上映時間が気がつかないくらい内容は濃かったと思います。
そうそう、時系列がズレてるんだってわかってからは、
次はこの国のシーンが来るんじゃ?と、予想しながら観てました。
おそらく、すべてが丸くおさまらない、すべてが
理解できない、というモヤモヤしたものが
この監督の味なんじゃないかと思ってます。
日本の、親切な作りのドラマばかり見てる僕にとっては
凄く刺激的な映画でした。
>凛子ちゃんの眼差しは強烈で
存在感は抜群でしたね。他の作品も物凄く楽しみです。
☆wancoさん、こんばんは。
来てくださってありがとうございます。
>刑事に渡したメモは僕も気になっていて、思いのたけを綴った告白文なの
多分そうでしょうね。
でも会った時間は短いし、かなり独りよがりのものでしょうね。
刑事さんも、複雑そうな顔をしてたし。。。
先週、パイレーツ・オブ・カリビアンを観たのですが
バベルの方が圧倒的に面白く、興味深く観れました。
本当に、長い時間もあっという間でした。
この手の映画は観た事がなかったのですが
今後もこの監督の作品は、注目していきそうです。
夫婦でシネマのwancoです。
凛子さんのイラスト、かわいいですね!
僕もこの映画では凛子さんが一番印象的でした。
刑事に渡したメモは僕も気になっていて、思いのたけを綴った告白文なのかなと、勝手に想像していました。
評価はどうあれ、長い上映時間を感じさせない映画でしたね。
こちらからもTBさせていただきます。
今後ともよろしくお願いします。
今大學一年生の娘がいますが映画の中の高校生がとっても違和感ありすぎです・・・ハッピーエンドではないのがこんなにもやもやした映画はなかなかないですね。
凛子ちゃんの眼差しは強烈でこの映画をステップに大女優になれますように!
ドラマ・映画関連の記事を、似顔絵とともに、アップしています。
基本的に、似顔絵が用意できないと、記事は書きません。
勿論、似てない似顔絵も多いんですが、
また覗いてもらえたら幸いです。
>鑑賞直後と、日が経ってからの感じ方がこれほど違う作品は珍しいです。
全く持って、同感です。
僕も、今でも思い出して、気になる事や、こういう意味じゃ
なかったのか?など、考えています。
時間があれば、もう一度観てきたいと思ってます。
>投げかけられたものを、受け切れない私たちのもどかしさ。
そうなんですよね。おそらく画面に現れてない、細かい設定も
あるのでしょう。
それを行間を埋めるかのように、ふと思い出して考えてみる。
そんな楽しみ方もある、映画なんじゃないかと。。。
例えば、チエコと安次郎はハッピーエンドに見えますが
僕は、あの親子があの後すんなり上手く行くとは
思えなくなりました。
逆に、モロッコの家族は、失ったものはあるけど、
強い絆は生まれるんじゃないかな、とか。
>私もガイドさんのシーンには、
しかも押し付けがましくなく、サラッとしたシーンなのが
またよかったですね。
素敵なブログですね。
他にも見て回りたいカテゴリが沢山あって、ゆっくり拝見させていただきたくなりました。
バベルは、見終わって日がたつにつれ、心に何かを呼び起こす作品でした。
鑑賞直後と、日が経ってからの感じ方がこれほど違う作品は珍しいです。
考えても答えの得られ無い部分を沢山残した作品ですが、「伝わらないもどかしさ」がそこにも表現されていたように感じます。
投げかけられたものを、受け切れない私たちのもどかしさ。
不特定多数の顔の見えない相手に、メッセージを送っても、全ての人には理解してもらう事が出来ないクリエーターのもどかしさ・・・。
私もガイドさんのシーンには、この作品の中で唯一希望を見た気がしています。
またお邪魔させていただきます。
>出口のない問題のなかに救いの要素を入れててうまいな、
やっぱりそうなんですかね。
あのお金を受け取らないシーンは、クローズアップしてる
わけでもなく、サッと流したところがいいんでしょうね。
そこがこの監督の味なんでしょうか。
>アメリアが強制送還されたシーンで、手に持っていたのがビ>ニール袋に入った現金のみだったことも印象的でした。
なるほど~。そこまで観てませんでした。
2回目が観たくなりました。機会があれば、もう一度見直してみたい。
そうすれば、また気付く事も多そう。
>お金だけでは救われない、だけどお金は必要だ、みたいな・・?
1つの答えを出そうとすると、なんかループしていきますよね。
大きな原因を作った、元の銃の持ち主は、なんだかんだで、
親子の絆が復活?みたいな(笑)
それぞれのエピソードのプラスマイナスを考えていくと
日本がプラス要素ばかり。これでいいのか?って感じ。
そこら辺、変にまとまらないところも魅力なんでしょうか。
深読みかもしれませんが、とありましたが、この映画で「お金」は主題の一つではないかと思います。善意でプレゼントされた銃がお金で売買されて事件を起こしたけど、最後はやっぱり善意が命を救ったという一連の流れは出口のない問題のなかに救いの要素を入れててうまいな、と思いました。
また、なぜ舞台がアメリカ・メキシコ・モロッコ・日本だったのかというのも、お金に関する価値観の大きく違うイメージのある国だったからではないでしょうか。チエコの住むマンションが超高級だったのはそれを強調するためのように思います。
アメリアが強制送還されたシーンで、手に持っていたのがビニール袋に入った現金のみだったことも印象的でした。お金だけでは救われない、だけどお金は必要だ、みたいな・・?
了解いたしました。
また今度お邪魔させていただきます。
☆はは0210さん、こんばんは。
来てくださってありがとうございます。
>CMにまで気が回りませんでした。
藤井さんのプロモとCMで、一気に映画に入り込めました(笑)
入り口が見つかると、親近感わきますね。
>ご指摘の通り、日本人がお礼に猟銃ってねえ~
>あれって、奥様の自殺と関係アリかな~?と要らぬ憶測しましたね..
さすがに「その銃」を、あげたってことじゃないと
思ってるんですがね。
それにしても、銃をあげたのは最近ってことですかね?
奥様がそんな事になってたのに、まだ銃を使ってるという
その神経もよくわかりませんね。
重い作品なだけに、色んな見方があって面白いです。
CMにまで気が回りませんでした。
確かに、ヘリコプターに乗る際のブラピの厚意(お金)を断ったバスの運転手さんの、『お金じゃないんだよ』って気持ちに、すごく救われたましたね。
ご指摘の通り、日本人がお礼に猟銃ってねえ~
あれって、奥様の自殺と関係アリかな~?と要らぬ憶測しましたね..
とても、残念ですが、どなたからのトラックバックは、載せていませんので~「ごめんなさい
次回からは、「コメント」という形で、よろしくお願い致します。
又、遊びに来てくださいねぇ~
http://tsunnchan.at.webry.info/
>受け取った者と受け取らなかった者の話ですか。
銃をお礼に・・ってのも違和感あるんですが
お金をもらうのを拒否してる人と、対比してるのかなぁと思った次第で。。。
でもその銃が引き起こした事件で、チエコと父親が
心通じたってのも、おかしな話と言えば、おかしいんですが。。。
>またお邪魔させて貰いますねー。
ロードショウには投稿してませんが、
DVD雑誌やら週刊朝日には、投稿しています。
ドラマや映画関連の似顔絵を描いてますので
またよかったら覗いてやってください。
なるほど・・・・・受け取った者と受け取らなかった者の話ですか。
深いなぁw
絵がお上手ですね。
ロードショウを愛読してますが、アレにも毎月似顔絵が沢山載ってますよね。
上手な方は羨ましいなぁ~。
またお邪魔させて貰いますねー。
>あの鶏グルグルはもぅダメでした
「うわぁ」と、思わず声をあげてしまいました(笑)
いきなりですから、キツイですよね。
>インパクトあるリンコですね。
手探りで描いたもので、お恥ずかしい限りです。
映画・ドラマ関連の似顔絵を描いてますので
またよかったら覗いてやってください。
インパクトあるリンコですね。
いやぁ絵心があるかたが羨ましい。
あの鶏グルグルはもぅダメでした...ちょっとキッツイなぁ。
他の似顔絵も見てもらえたようで、嬉しい限りです。
ドラマ・映画関連の似顔絵、オリジナルキャラクターの
ボブ吉のイラストを描いております。
文章が苦手なので、絵や画像で、何とか個性をと
思っています。
またよかったら覗いてやってください。
似顔絵のブログをされているんですね。
最初に訪問させていただいたとき、
チエコの顔がドドーンと出てきてびっくりしました。
妙に顔の長く、こちらを睨み付けるかのような鋭く印象的な顔が見事に再現されていますね。
他の似顔絵もいろいろ拝見させていただきました。
すごく個性的なブログで素晴らしいですね。
メジャーデビュー頑張ってください!
>チエコの心の叫び(もどかしさ)はせつなかったですね。
チエコと状況は違うと思いますが、誰でも同じような
経験をしてるように思います。
ネットやメールなんかでも、抑揚がないもんですから
けっこう誤解される事も多いです。
あの伝わらない感覚は、辛いもんですよね。
その感情のはけ口が、あんな行動になったんだろうなと
想像しました。
言葉で直接伝えられないのは、想像できないほど
ストレスのたまることでしょうね。
トラックバック、ありがとうございます。(*^-^*
>読唇や筆談なんてすっ飛ばしたい、ウソのない部分で確かめあってみたい
チエコの心の叫び(もどかしさ)はせつなかったですね。
来てくださってありがとうございます。
>この作品は賛否両論、また、人それぞれですね。
宣伝が凄かった割には、どういう内容かまでは
あまり伝わってこなかったし、娯楽映画みたいな期待を持って
観た人も多いんじゃないですかね。
僕もその1人でした(笑)
菊地さんが出演して話題になってなかったら
ここまで盛り上がらなかった映画でしょうね。
楽しめた映画ですが、傑作かどうかは、僕にはわかりません。
なので、ホントにたくさんの人の感想が読んでみたくなりますね。
こちらこそ、またよろしくお願いします。
☆pachiraさん、こんばんは。
来てくださってありがとうございます。
>刑事が母親の自殺について聞きに来たと勘違いしたのなら、
確かにその通りですね。
記憶が混乱?いや、飛び下りの方がインパクトがあって
刑事の気が引やすかった?いや、どれも当ってなさそう。
そこら辺、なぜウソをついたのか、など、手紙に書いてあるんでしょうか。
あの手紙を見た刑事、あまりいい表情をしてなかった気が・・
チエコの妄想や、刑事には関係なさそうな、独りよがりの
心情などが、書いてあったんじゃないかと想像。。。
>ちゃんと話が成立しているのか、
ですね。考えてなさそうな部分もありそうだし、
ニュアンスだけで作ってるのかもしれませんね。
☆Hironさん、こんばんは。
来てくださってありがとうございます。
>日本での魚の活き作り等と同じような感覚で
あ、そういえば、海外では、残酷だからといって
日本料理の「活造り」を禁止してる国もあるんでしたよね。
やってることは、日本も同じですか(汗)
>めまいを起こす感覚に相乗効果を
観客を、その時のチエコと同じ感覚にさせてやろうという
意図があったように感じました。
まあ、チエコは音が聴こえてないわけですけど。
チエコはこんな世界を見てるんだよと、観客に知らせたかった
ような気がしています。
>またそれを巡って因果関係が発生していったのかもしれないですね。
お金を受けらないことで、ひとつの「つながり」が
出来たということでしょうね。
ちょっと救われたシーンでした。
☆iinaさん、こんばんは。
来てくださってありがとうございます。
>お礼を一方は受取り、他方は拒否というのは、発見です。
上にも書いたんですが、お金を受けらないことで、
ひとつの「つながり」が、出来たということでしょうね。
銃をお礼にプレゼントするっていう感覚は
わかりませんが、その事へのアンサーシーンだったように
深読みしてみました。
☆guriさん、こんばんは。
来てくださってありがとうございます。
>映画を見ている最中もただ「なぜ?」が
抗議しても、聞き入れてもらえない、
当り前のように、健常者として対応してくる人たち、
耳が聴こえないとわかると、怖いものでも見てるかのような
態度をする人。
チエコにとっては、もう何度となく経験してる事のように
思います。
なんか僕も、似たような経験ありますもん。
あぁ、どうせわかってもらえない、伝わらないんだろうなと
悟った時、おまえの本心を見せろ、と、モーションかけたく
なるんじゃないですかね。想像の世界ですが。
>1本の銃のつながりだけだったので日本をこんな風に
そうなんですよね。
しかも日本人が、海外でハンティングして、
現地のガイドさんに、お礼として、銃をプレゼントって
無理矢理な設定やんって(笑)
都合合わせ的な部分もありましたが、引き込まれたのも確か。
この監督さんの過去の作品も観たくなりました。
>記事をリンクを貼って紹介させてもらってもいいでしょうか?
どうぞどうぞ。こんな記事でよろしかったら。。。
SHINGOさんの感想を呼んで菊地凛子さんの行動に少し理解が出来る気がしました。
映画を見ている最中もただ「なぜ?」がずっと頭の中で渦巻いていましたから。
1本の銃のつながりだけだったので日本をこんな風に表現する事が必要なのかななんて思ったりもしてたんです。
私の記事を読んでくださる方々にこの映画をもっと知っていただきたいのでSHINGOさんの記事をリンクを貼って紹介させてもらってもいいでしょうか?
と、お礼を一方は受取り、他方は拒否というのは、発見です。
なるほどと思い、よく見ていますね。
ニワトリのシーンは確かに残酷でしたけれど、食べる為に日常的にしている事だとするなら、
日本での魚の活き作り等と同じような感覚でしている事なのかもしれませんね。
クラブのシーンでは、入店前に服用していたドラッグの効果と、クラブの照明の点滅のシーンとを重ねる事で、めまいを起こす感覚に相乗効果をもたらしているように思いました。
気分が悪くならないようにずっと正視するのは注意されましたが、
うっかり流し見をしてしまうと、チエコの友人の行動を見逃してしまいそうでした。
>>プレゼントした銃が巻き起こした一連の事件、その収束のシーンに
お礼を拒否する人物が出てきてるのも、面白いなと感じました。
SHINGO。さんは良いところを見てらっしゃいますね!
言われてみれば、確かにそうです。
もしあの時ガイドさんがお金を受け取っていたら、またそれを巡って因果関係が発生していったのかもしれないですね。
藤井隆のプロモ流れてたんですか、しっかり観てますね(笑)
チエコの母親の自殺の理由も謎ですが、チエコが刑事にウソをついた理由も気になります。
刑事が母親の自殺について聞きに来たと勘違いしたのなら、母親は飛び降り自殺をしたなどとウソをつく意味がありませんよね。
担当刑事なら、猟銃自殺だということを知っているはずですから。
あえて全てを見せていないストーリーでしたが、仮に全てが見えたときにちゃんと話が成立しているのか、謎が深まります・・・。
そこが映画の良いところなんですが。
SHINGO。さんの興味深いブログを拝見し、
またそれを実感しました。
それにしても他の人のブログ、読んでますね~。脱帽。
またのお越し、お待ちしております。
>モロッコのガイドさんの存在は、この作品の中で大きかったですよね。
そうそう。このガイドさんの家の人も、協力的でした。
バスに乗ってた同じ国の人には、わかってもらえませんでしたが
ガイドさんが救いでしたね。
お金を渡す気持ちもわかるし(お金しかないですもんね)
受け取らない側の気持ちも理解できた。
あのシーンが1番、ぐっときました。
その後のヘリのシーンも、やけに綺麗だった。。。
>私だったらあんなものを見せられたら
実は、子供の頃、あれに近いシーンを経験したんです。
ただ普通に、にわとりを・・しただけですが。
その時は何も感じなかったんですが、
大人になってゾッとしました。
子供は、何もわからない分、慣れるというか、
流せる事も多いんでしょうね。
そんなところも、何か他のエピソードとリンクしてるのかも
しませんね。。。
2時間20分(・・・でしたよね?)という長さを全く感じさせず、ぐんぐん引き込まれました。
モロッコのガイドさんの存在は、この作品の中で大きかったですよね。
彼が出てくるたびにほっとしてましたもん。
お金、かたくなに拒否してましたね。
リチャードはお世話になって、心から感謝してたのでしょうが、
ガイドさんのあの行動にじわ~っときましたよ。
そうそう、ニワトリのシーンはツラかったです。
でもあの後、2人の子どもがすぐにショックから立ち直ってメキシコの人たちに馴染んでいたのがちょっと・・・???
私だったらあんなものを見せられたらしばらくあと引きそうです・・・
トラックバックありがとうございました
だって面白くないだもの(笑)
え?山田優、映ってましたっけ?記憶にない・・
あのウエートレスさん役、誰だったんだろ?
けっこう綺麗な女性だったが。。。
>本当、想像力必要ですね。また見返してみたいですもん。
この監督の映画は初めて観たんですが、
っていうか、ホント娯楽映画しか観ないので、何なんですが
おそらく必要のなさそうなもの、あまり観たくないもの、
劇中の人物がその場面で、感じてるものそのもの(あのクラブのシーン)
など、ひっくるめて、この監督の映像の特徴なんだと思います。
とにかく日本のドラマ慣れしてると、嫌悪しか感じないかもしれない。
日本のドラマなんて、親切心の塊ですもん(笑)
僕は、観たくないものも多かったですが、刺激的で面白かった。
>ガイドさんがポケットに
いや、かたくなに拒否してたと思います。
だから、何かいいなぁと。。。
唯一、あそこが泣きそうになったシーンでしたが、
泣きはしませんでした(笑)
人種の違う、現地のガイドさんが、1番親身になってくれたのも
ちょっと皮肉なところでしたね。
僕ももう一度観たいです。
そうなんです!SHINGO。さんと同じく予備知識もなく観たため、その時系列とやらが意味不明で前半は面白くなかった!ヾ(゜∇゜*)オイオイ
チエコの輪郭と言われれば、分からなくもないけどチエコを知るには短すぎ?刑事に渡したメモも、それだけ?みたいな。
本当の意味で体当たりしたのは分かりました(笑)びっくりしたもの!
>チエコにとっては、肉体も、伝える手段のひとつだったのかなと。
究極の伝達方法でしょうか。動物の本能のような…
歯医者さんには?あれは挑発?ちょっと引きました(笑)
本当、想像力必要ですね。また見返してみたいですもん。
苦手なシーンは全く同感。
あのチカチカ点滅は、どうしてそんな撮り方するのか理解出来ない。不快でしたね。
にわとりも、少年の…も。これらも想像力を必要とするんでしょうかね。意味の無いものなど無いはずですもんね。
ガイドさんの…
SHINGO。さん深いですねぇ。あれは結局貰わなかったですか?ヘリが飛び立つ時に、ガイドさんがポケットに手を入れてたように見えたので、そこが不明だったんですよ。
あ~、何だかんだともう一度見返したいです!
>チエコの描写には違和感と酷さを感じていましたが、
上映時間長かったんですよね?
でも僕は、ずっと引き付けられてて、その長さを
感じませんでしたわ。
僕が偉そうに言うことでもないんですが(笑)
引き込む力は、あったと思います。
>そうでしたか・・と今更のように思います。ただそういう感
>覚って日本人には無いような気がするので、何となく不快に見えたのかもしれません。
同じような感覚、なんか味わったことがあるなと。。。
例えば、メールでのやりとりなんて、抑揚がありませんから
全く逆の意味にとられることがありません?
そんな時、直接会って説明したい~~~~と
ギリギリと歯ぎしりしたくなる事があります。
他にも、掲示板上でのトラブルなんて経験すると、
もうコミニュケーションしたくない~~~とか(笑)
伝達する事での無力感って、すごいストレスですよね。
そんな時、スパーーーンと相手の気持ちの中に飛び込めたら
どんなにいいだろうと。
ま、それは別としても、日本人の描かれ方、違和感感じる部分は
ありましたね。
役所さんも、こりゃ日本の感覚じゃないなと、説明して、
セリフを変えてもらったところがあるそうです。
大体、日本人って外国に銃持っていって、ハンティングするんだろうか?
しかもお礼に、その銃置いて帰るって・・
ちょっと展開が強引な気がしますね。
藤井さんと小松さんの事を見逃していましたが、なるほどそういうことだったのですね。
私も全く何も知らないで話題性だけで見に行ったわけですが、本当見たくなかったシーンがたくさんあって、閉口してしまいました。
でもそれ以上に、引きつけられるものがあったともいえます。チエコの描写には違和感と酷さを感じていましたが、
>「ウソのない部分で確かめあってみたい、そんな気持ちではなかったんでしょうか」
そうでしたか・・と今更のように思います。ただそういう感覚って日本人には無いような気がするので、何となく不快に見えたのかもしれません。