相変わらず「死後の世界の案内人」(バカリズム)と
主人公・近藤麻美(安藤サクラ)の会話が面白すぎる。
なんなら僕は、ドラマの中でこの会話が一番の楽しみになってる。
第6話「救世主」
テレビ局で働く麻美(安藤サクラ)は、プロデューサーデビュー作
『ブラッシュアップライフ』の制作に追われる日々。
トラブルも乗り越え、ようやく第1話が完成、その放送日夜・・
家路につく途中暴走トラックがやってきて・・気がつけばいつもの場所。
麻美(安藤サクラ)さん、ちょっと半ギレ状態。
そりゃそうなりますよね(笑)
「あの私29歳なんですけど、おかしくないですか?」
「ではですね。こちらにお名前と生年月日をご記入ください。」
ふて腐れながらも、紙に記入する麻美(安藤サクラ)。
「ありがとうございます。少々お待ち下さい。
えーあ、近藤麻美さまですね。29年間お疲れ様でした。」
「お疲れ様でしたじゃなくて、前回・・私が死にやすいのは30代だって
言いましたよね?」
「えーあぁ言いましたね」(前回って29年前でしょ?笑)
「私まだ29歳なんですよ。おかしくないですか(怒)」
「あっあの勿論お亡くなりになりやすいのは、30代なんですけども
それはあくまでも確率の話なので、当然それ以前にもお亡くなりになるって
こともあるんですね。」(そりゃそうだ)
「・・・そうですね。」(納得はしてない)
「よろしいですか?では新しい生命にご案内いたしますね。」
「・・ここテレビないですかね?」
「テレビ?」
ここから、ドラマ第1話だけでも見せて、ダメのやりとりがあるんですが、
「死後の世界の案内人」(バカリズム)の「ちなみに何チャンですか?」
あたりが、現生の事知ってるんかい?って突っ込みたくなる(笑)
「では新しい生命にご案内しますね。」
「・・次はなんですか?」
「え〜ちょっと確認しますね。近藤麻美さまは・・北海道の紫ウニですね。」
「・・・・紫ウニ?」
「はい。」
「こんなに頑張ったのに・・」
「そうですね・・」
「こんなに頑張って紫ウニ?」(半ギレ)
「え〜こちらですね」(木枠に乗ってるウニの写真を見せる)
「写真、これなんですね。」
「これ?」
「これ食材としての写真ですよね?」
「ま一応これが一番わかりやすいかなと思って・・」
「わかりやすいですけど・・死んでんじゃないですか?」
「あ一応これ生きたままの新鮮なウニですね。」
「いやだから生きたままとか新鮮っていうのも食材としての言葉ですよね。」
「あーーすいません・・」(そもそもこの写真誰が撮ってんだ?笑)
「・・・ウニはキツイ(3回繰り返す)」(そりゃそうだ)
そもそもウニになると、どうやって徳を積んでいけばいいのだ?
ということで、もう一度人生をやり直すことにした麻美(安藤サクラ)。
こうして人生4週目がスタート。
・・と簡単に言いますが、1周目、2周目、3周目とざっと計算しても
麻美(安藤サクラ)は、90年以上生きてますからね(汗)
そりゃまあ、次がアリクイ、サバ、ウニと聞かされちゃ
やり直す選択肢しかないとは思いますが・・次は柴犬とか言われると
ま、もうそれもいいか、と思ってしまいそう。
こういう事を書いてしまうと、アリクイ、サバ、ウニ、柴犬にも
失礼になってしまいそうでコワイんですけど。
とにかく斬新なアイデアと、会話劇の面白さに脱帽です。
しかしさすがに4周目、5周目に回を重ねるとなると、
展開的にどうなるんでしょうね?面白さのハードル上がっていくし。
バカリズムさんは今、最終話を執筆中のようです。
個人的に今期一番面白いドラマ。最終話のオチや如何に。
バカリズムさん出てこなくて、ほっとしたような、でも会話が聞きたかったような、複雑な気持ちです(笑)