元祖 ひまうま本舗

「ひまうまの世間は、鬼ばかり?」後身blog

大きな苦痛

2024-03-09 07:04:44 | 訃報




「旅から旅への生活には、楽しいなかにも大きな苦痛がある事を彼は理解しました」。「気持ちはいつも張りつめたままで、少し休んだと思っても、そこを去って新しい楽しみを見つけなければならず、そうなればまたしても神経を張りつめる事になる」。「それが延々と続くのです」。これはいつもの英国の女流作家、メアリー・シェリー原作の「フランケンシュタイン 或いは現代のプロメテウス」からだが、今回はフランケンシュタインの台詞だ。フランケンシュタインが自ら造り上げた怪物に失望し、その存在を認められずに当初は逃げ回り、怪物に追い詰められると、その怪物を自らの手で殺めようと追い掛けまわす。そこで体験した事を語っているのだが、旅を通して自身を見詰め直す事はあろう。「自分探し」なんて言葉もあるが、フランケンシュタインは何処までそれが出来たのだろうか?



さて訃報だが、大人物の死は突然だ。既にテレビ報道でも知られているが、漫画家の鳥山明さんが、急性硬膜下血腫で亡くなった。3月1日の事だった。享年、68歳は若い。正に急逝だ。『ドラゴンボール』は間違いなく代表作だが、やはり世に出るきっかけとなった『Dr.スランプ』が原典だと思うファンは多かろう。画力のある人だった。画力と言えば江口寿史さんも相当なものだが、天才は忘れなくともやって来る。そうも言いたくなるのが鳥山明さんだった。惜しい人を亡くした。速報だが、声優のTARAKOさんも亡くなっていた。63歳は若い。日本の漫画界とアニメ界での損失は計り知れない。

漫画家・鳥山明さん(68)急逝 3月1日に急性硬膜下血腫のため『ドラゴンボール』『Dr.スランプ』名作うみだす(めざましmedia)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1704333a2cf73ddbce982d56738287cb115f0e9d
声優のTARAKOさん急死 63歳 「ちびまる子ちゃん」を35年 最近までアフレコ参加
https://news.yahoo.co.jp/articles/f53b780a2179f76705482398600acef456386e1a


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