ロックミュージシャンの大槻ケンヂさんは言う。「尊敬しているのは世界の偉人の・・・とか言う前に、まずは学費を自分でアルバイトして稼いでいる近所のはるかちゃんとかを尊敬しろよ」と。つまり「やるべき事をやっている人を見習いなさい」と言っている。偉人には敵う筈がない。所詮は一般人なのだ。さて今年も色々とあり、父の三回忌を境に我が家でも、思いがけない変化がある。自身も還暦を迎える。あらゆる面で節目の年(歳)なのだろう。さて話は変わるが、「かしまし娘」の正司照枝さんが逝去した。この前に姉の歌江さんの訃報を伝えたばかりだが、続いて妹の照枝さんの訃報を伝える事になった。どっぷりと「昭和の思い出」だ。だから思い出の芸人が亡くなるのが悲しいのだ。享年は、91歳だった。長寿の姉妹だ。その照枝さんだが、全盛期は男勝りで、何故か「サザエさん」(エイケンのアニメ版)のカツオくんの印象と重なった。アニメの方の声優は、高橋和枝さんだったが、その声と照枝さんが似たような印象なのだ。照枝さんがショートカットだったので尚更だが、とにかく凄かった。全盛期は寄席の番組もテレビではあり、よく観たものだが、その殆どが中継だったので、録画が数える程しか残っていないのが残念だ。最近は「芸人」と名乗るのも恥ずかしい者ばかりだが、それだけ敷居が低くなったと言う事か?御冥福を御祈りする。後は花江が残るのみである。寂しい。
此処でもうひとつ、芸能界の話題だ。これもどうかと思うが、こんな見出しだ。曰く「市川猿之助「名跡を返上せず」で波紋、“舞台に復帰する”との強い意志か?香川照之の長男・市川團子が名跡を継ぐとの見方も先行き不透明に」と。Newsポストセブンの記事だが、梨園関係者によると「今、四代目(猿之助)が面倒を見ていたお弟子さんたちが続々と廃業している。それまでは、『四代目の復帰までは自身が舞台を休んでも、四代目をケアして、復帰の際には華々しく舞台を飾る手伝いをしよう』としていたお弟子さんたちが急に相次いで廃業してしまった理由は、四代目が表舞台に戻ろうとしていないからではないか、という見方が飛び交っているのです。代わりに、四代目は裏方での活動を望んでいるという話もある」と。そこで「能天気だな?」と思ったのが、『四代目の復帰までは自身が舞台を休んでも、四代目をケアして、復帰の際には華々しく舞台を飾る手伝いをしよう』とした下り。もしや弟子達も、四代目が犯した、事の重大さを理解していないのではないか?【自殺幇助】だなんて言葉に踊らされているようだが、あれは略"殺人"事件だ。然も親殺しだ。量刑も懲役3年、執行猶予5年なんて軽いものだが、別の梨園関係者は「実は四代目(猿之助)が『猿之助』の名跡を返上しないことが波紋を広げているのです。一般的に歌舞伎の名跡はその『家』のみが独占して持つものではなく、継いでいく際も一度、松竹に戻すものとなります。襲名の際に、必ず『松竹のお許しを得て』という一言が入るのはそういった理由がある」と(後略)。正に「松竹は、何をしとる?」だ。こんな事件も前代未聞なだけに、『猿之助』の名跡は永久欠番でも良い位だ。先々楽しみな役者だっただけに残念な面もあるが、親も過保護過ぎた。だから自分で責任が取れない、いい歳のおやじとなってしまった。本来ならば、素行がバレた時点で記者会見が必要だった。梨園の常識、世間の非常識である。四代目襲名時に撮られた、この写真も今となっては「何だかな?」である。自身の事で、親の命まで巻き込んだ。最低の男だ。
「かしまし娘」正司照枝さん死去 4姉妹の次女デビューは3歳、当初は「天才姉妹漫才コンビ」
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202407100001255.html
市川猿之助「名跡を返上せず」で波紋、“舞台に復帰する”との強い意志か?
香川照之の長男・市川團子が名跡を継ぐとの見方も先行き不透明に
https://news.yahoo.co.jp/articles/72a67d8b72470ae2ce9f8337c1f364a84cf4b998
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます