元祖 ひまうま本舗

「ひまうまの世間は、鬼ばかり?」後身blog

静謐

2024-02-14 07:02:29 | 独り言


「懐かしい山々よ! わたしの美しい湖よ! このさまよえる男をどのように迎えてくれるのか? おまえたちの頂上はくっきりとして、空や湖は静謐だ」。「これは平和の予兆なのか、それともわたしの不幸をあざ笑おうとするものなのか?」。こちらもメアリー・シェリー原作の「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」から登場人物の台詞と名言だが、科学者を志す青年、フランケンシュタインの台詞だ。些か大時代的だが、大自然の圧倒的なスケールは、ちっぽけな人間の存在を知らしめる。これでフランケンシュタインの気は晴れたのだろうか?しかし浄化はされただろう。そんな事を思ったりする。さてハム音が気になっていたTRIOの「KX-7000」なるカセットデッキだが、キャプスタンモーターの電磁ノイズなので、手持ちのフィルムコンデンサでアース処理をした。するとボリュームのつまみを触っただけで出ていたノイズが消えた。今までこんな事ばかりをしていたので知識も得たが、それとて積み重ねだ。改めて録音テストもした。バイアスもレベルメーターを見ながら合わせたが、ハイアウトプットのノーマルテープで、ドルビーを掛けた状態でも、音質が変わる訳でもなく、ノイズだけ引いた。アンプ自体のダイナミックレンジも結構広く、良い物を買った。当初はレベルはバラバラ。回転ムラだらけだったのだから、よく此処まで改善をされたものだ。とは言え、やはり予備機は欲しい。フィルムコンデンサが飛んだSONYのビギナー機の部品交換をしよう。後はELMOの8ミリ映写機の半固定抵抗の交換と、駆動ベルトの長さの見直しだ。



明日から2日間、連休を取ったが、その両日共に用事があり、出掛けるので、片付け物が「何処まで進むか?」と些か不安だ。とは言うものの、全て趣味の話だ。それがカセットテープのラベルやIndexカードの打ち込みなのだが、カセットデッキの方は、何とか解決をしたので時間が空いた。しかしながら休みの日に用事が出来ると手がつかない。だから放置は避けたい。何だか父が亡くなってからは意外と忙しい。ハード面では、8ミリフィルムのテレシネが、ようやく今時の水準で出来るようになった。HV仕様だ。家庭の記録映像は、新しいマスター素材で編集が出来る。そこで明日は、朝イチから準備をするが、そこから先は、一気に作業をしたいのだが、「さてどうなるか?」だ。

国民民主 党大会 玉木代表 政治資金“岸田政権に厳しく対応”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240212/k10014355841000.html
立民・岡田幹事長「申し訳ない」 普天間飛行場の県外移設案から辺野古へ回帰 民主党政権時に外相
「県外の知事と話をしたが、反対に遭い行き詰まった」

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1306843



さて上手く行かないと言えば政界か?特に左派系野党は迷走しており、全く何をしたいのかが解らない。特に「立憲民主党」が、そうで空回りだ。それは別に今、始まった訳でもなく、下野をしてからはずっとそうだ。「何処が悪い」と指摘をする事は出来るが、どうも自覚がないので現在は、あんな事になってるとしか言いようがないのだ。そんな渦中にあって、野合に反対し、保守系野党と化した「国民民主党」は、よくやっていると思う。まだ小さいが、コツコツと積み上げたものが、大きな成果を結ぶ事を期待したい。自民党の保守系派閥は、新党を結成をするまでの勢いがないのが残念である。
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不幸な人間?

2024-02-13 07:16:38 | 独り言


さて今日もメアリー・シェリー原作の「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」から登場人物の台詞と名言と思われる言葉を取り上げる。これはフランケンシュタインの幼馴染みであるヘンリー・クラーヴァルの台詞だ。曰く「あの子の事を哀れに思うのはよそう。哀れに思う気持ちは、残された不幸な人間たちに取っておこう」と。これはフランケンシュタイン(科学者を志す青年)に対してとも、それによって造られた怪物に対しても取れる言葉だ。この物語は正に不幸の輪廻だ。映画では、その怪物の怪異ばかりが強調されるが、実は悲しい物語だ。折角、この世に誕生したのに創造主から命を狙われるのだから無情である。その物語を改めて読むと、映画化された数々の作品が、相当脚色されている事が解るだろう。そして原作レイプは、古くから行われていた事を知る。さてその原作者であるメアリー・シェリーを演じた女優も幾人か居るのだが、小生的には「フランケンシュタインの花嫁」(1935 Universal)でのエルザ・ランチェスターの可憐ながら気品のあるメアリーが印象的だ。尚、彼女は、怪物の花嫁との二役を演じた。久々に観たくなった。私見では、前作よりは作品の質が落ちた印象だが、これが続篇の難しさか?柳の下の泥鰌でもないが、ヒットをすればである。



その古い話だが、RecordChinaに「創業100年を超える老舗企業7万5000社のうち60%が日本企業=韓国ネット「本当にすごい」」なる記事があった。しかしながら南北朝鮮に別れた【北朝鮮】と【韓国】とて、建国からようやく70年を越えた処なので仕方があるまい。だからあの「ロッテ」とて、日本による朝鮮併合が無ければ存在すらなく、沿革がその時代にある韓国企業が殆どだろう。財閥もそこからだ。それにしても南北揃い、日本には厄介な国だ。北には日本人の拉致問題があり、南は謝罪に賠償と、なかなか根本を断つ事が出来ない。特に現日本政府に至っては、ようやく安倍内閣時代につけた折り目を、当時に外務大臣を務めた岸田総理がひっくり返してしまった。これぞ本末転倒だが、これも現内閣が低支持率となった理由のひとつでもある。何だか色々とぶっ壊した。取り返しがつかない。

創業100年を超える老舗企業7万5000社のうち60%が日本企業=韓国ネット「本当にすごい」
https://www.recordchina.co.jp/b928265-s39-c20-d0195.html
ロッテは日本企業か韓国企業か 長男の日本語に韓国内で反発「国籍は韓国だが精神は日本人」
https://www.sankei.com/article/20150804-DPX6WOVCYFMP5LU4ELVSGDOLB4/
【独自】横田めぐみさん2度帰国試む 万景峰号で日本目指す…拉致被害者・蓮池薫さん新たな証言遺骨探す“偽装工作”も
https://www.fnn.jp/articles/-/654637
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美しい夢

2024-02-12 07:59:43 | 独り言




今日から再び英国の女流作家、メアリー・シェリー原作の「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」から、その台詞と名言だ。これは科学者を志す、青年フランケンシュタインの台詞である。曰く「人生にはさまざまなことが起こるとはいうものの、人間の心ほど移ろいやすいものはありますまい」。「二年近くの間、命を持たない身体に生命を吹き込むために、一生懸命努力をしてきたのです」。「だが今、それが完成した途端、美しい夢は消えて、息も止まるほどの恐怖と嫌悪感とで胸がいっぱいになったのです」と。正に怪物が誕生した時の感想だ。確かにあまりにも多大な期待のあった事が、達成されると、目的を失い、その現実を突きつけられると虚しさも感じるものだ。この物語の場合は特異過ぎるだけに尚更だ。話は変わり趣味だが、例のTRIO「KX-7000」なるカセットデッキの件だ。昨夜にようやく、そのレベル合わせを終えた。それは録音再生、バイアスとピッチ調整だ。使っているうちに微調整もあるだろうが取り敢えずだ。音質は良い。全て標準値だが、最初はそれで良いのだ。1ヶ月振りのメイン機復活だが、沈没したVictor「KD-A3」の代わりがあって良かった。Victorは中級機、TRIOは高級機である。当然、安定性が違う。モーターはやむなく交換をしたが、耐久性の点で不安だ。国産品を探そう。春には、TEAC「A-450」が復活する。今週中には業者に依頼する。欲を言えば、メタルテープが使える機種が欲しい。テープの在庫が割とある。



話は変わるが、そんな呑気な趣味をやれるのも平和だからだ。然もそれで惚ける程だ。こんな記事があった。「“台湾有事”で「東京だって危ない」 鳩山友紀夫氏「自分たちで安全を守っていかないと」」と。こちらはドキュメンタリー映画『沖縄狂想曲』の監督、太田隆文(63)氏と、映画に出演した鳩山友紀夫氏(76)へ行ったインタビューである。【ENCOUNT】なるNewsサイトによると、鳩山氏は言う。「習近平さんは福建省長時代には台湾の方々と親しかったわけです。台湾は中国の一部と言っているわけですから、すぐに武力で統一しようと思うわけがないじゃないですかね。ただ、アメリカが台湾を独立させようと動いて、日本がそれに協力するとなれば、武力行使もあるかもしれません。その時に攻撃されるのはアメリカ本土ではなく、日本です。そうなったら、沖縄だけではなく、東京だって、危ないということは気づかないといけないと思います」と。そもそも根本的な段階から間違っていると思うのだが如何なものだろう。台湾は【中華人民共和国】ではない。【中華民国】だ。然も中共目線なので違和感があるのだろう。



そこは太田監督も然りで「沖縄の方々からも、中国は侵略しようとは思っていないんじゃないか、という話を伺いました。攻めようとして、だれが得をするのかを考えると、ミステリーですよね。マスコミで言われている台湾有事は違うかもしれない、と考えるようになりました。僕としては、どこの国が危険だぞ、と伝えたいわけではなく、時代の流れを見て、考える力が大事。自分の目線を持とうよ、というのがテーマではありますが」何て事を言う。そりゃあ基地反対派はそうだろう。井の中の蛙とは、正にその事だ。結局、沖縄県民は、そんな活動家に振り回されての生活なのだ。何か得をしたか?

“台湾有事”で「東京だって危ない」 鳩山友紀夫氏「自分たちで安全を守っていかないと」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2de2afad15310e1fd2b9629f9377dcb38038f72

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振り掛かってきた事。

2024-02-11 08:17:38 | 独り言




「その場で振り掛かってきた事を、精いっぱいやって、自分に出来る限りのいい音楽をする事によって、いろんな事がなんとか運んできた」。こちらは指揮者の小澤征爾さんが半生を振り返り、その感想を述べた時の言葉だ。さて巨匠は、1935年(昭和10年)9月1日に満洲国奉天市(現:中華人民共和国瀋陽市)生まれている。父、開作は歯科医師であり、満洲国協和会創設者の一人である。その同志に満洲事変の首謀者となった板垣征四郎と石原莞爾が居り、一字ずつ貰って「征爾」と命名したとWikipediaにあった。なかなか曰くつきだ。さてその言葉だが、精一杯に苦難に立ち向かい、道を切り開く。長い人生、それでどうにか物事を運んだ経験は、誰しも色々とあるものだ。そんな事を改めて思ったりする。巨匠不在と言われる昨今だが、今や大時代も終わり、本当に大物が居ない。それはどの業界にも言える事だ。グローバルと言う言葉がある。早い話が無個性化であり、平均化だ。御国訛りが消えていく。それは方言ばかりではないのだ。音楽の話に戻るが、昔は各国のオーケストラなんぞは、頭の一音を聞いただけで、何処のオーケストラかが解ったものだ。奏法も様々だった。指揮者も然りで本当に皆、個性満開だった。「譜面に忠実」なんて言葉があるが、それとて人によって読み方が違う。それが個性だ。しかしながら現在の音楽教育に於いても、やはりグローバル化が進む。



大指揮者格のマスタークラスで、徹底的に音楽の構造論に拘り、指揮者を志す学生に教えていた名匠が居た。セルジュ・チェリビダッケと言う指揮者だが、つまり"構成が解れば楽曲の解釈も解る"と言う事。それは正しいと思う。そこで巨匠、小澤征爾氏をディスる訳でもないが、巨匠は自身のリズム感やアクセントを押し付ける傾向があり、そこが疑問だった。実際に巨匠から教えを得た学生は、後に指揮者になった時、皆一様に小澤さんそっくりの演奏をする。それを刻印として聴くかは人それぞれだが、小生は、客観的に音楽の構造理論を徹底的に叩き込む教え方に賛成だ。巨匠の音楽性は確かに素晴らしいが、何か勘違いをしておられる。さて趣味の方だが、TRIOのカセットデッキが満足に聴けるようになった途端、SONYのサブ機が沈没だ。今まで故障のひとつすらない機種なのだ。(調べてみたら動力系回路のフィルムコンデンサが飛んでいた。)なのでTRIOの方をメインにすべく、全ての調整を済まさなければならなくなった。正に「このタイミングで?」である。これも転機か?



さて今日は【建国記念日】である。官邸から岸田総理のコメントが発表されたが、色々と突っ込み処が満載だ。此処ではいちいち取り上げるのも面倒なのでやめておくが、否定したものを肯定するような内容で、言ってて、そのギャップに「恥ずかしくならないのか?」と思う程だ。

「建国記念の日」を迎えるに当たっての内閣総理大臣メッセージ
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/discourse/20240211message.html

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その心。

2024-02-10 07:25:13 | 独り言



「技術の上手下手ではない。その心が人をうつのだ」。こちらは先日亡くなった世界的な指揮者の小澤征爾さんの名言だが、メッセージ性の高さは精神の純度にあると思う。想いや志しとは、そう言うものだろう。6日に心不全で亡くなった。享年は88歳だった。葬儀は近親者で行ったそうだ。大往生である。その征爾さんだが、ボストン交響楽団の音楽監督を務めていた期間(1973年 - 2002年)の元気バリバリの時代の印象が深く、エネルギー溢れる指揮振りが、まだ脳裏に浮かぶ。今思うと、当時は大指揮者級の名匠が活躍する中、欧米や欧州楽壇で、若い日本人指揮者が張り合っていたのだから凄い事だった。現在、メジャーリーグで活躍されている大谷翔平さんでもないが、それ位の勢いがあった。ちょっと音楽に詳しい人ならば、「カラヤン、ベーム」の時代を懐かしむだろうが、その時代にあっても光る存在感があった。戦後の欧州楽壇の黄金時代だ。その辺の事は長くなるので割愛をするが、「そろそろ小澤征爾さんのレコードを聴き直してみようかな?」と思っていた矢先なので、追悼の意味で集めてみよう。聴く事が供養になる。ちなみにカラヤン氏とは、師弟関係に極めて近く、影響も強く受けていた。ベーム博士には、音楽へ向ける情熱や燃焼度の高い指揮振りに感銘を受けていた。



さて昨日は休みだったが、朝から作業をしており、そのどれもが手間の掛かる事ばかりだったので忙しかった。それが家庭の記録映像の編集であり、現在制作中の映像作品の正に編集だった。動画なので字幕処理やら音の編集もある。更には写真等の素材作りだ。勿論、修正もある。尚、過去の動画は8ミリフィルムで撮影されており、コンバーターを通し、デジタル化もしなければならない。そんな作業をしていた。ELMOの8ミリ映写機の動力系回路のコンデンサも交換した。そんな最中には、TRIOのカセットデッキの回転ムラの原因も解り、早速改善だ。何の事はない、ピンチローラーの圧力不足だった。それでトルクが落ちていた。バネを締めた。すると嘘のようにワウもフラッターも無くなった。テープも最後まで掛かる。なのでピッチの調整も済ませた。(その基準信号機は、415Hzだったが、小生の場合は、それで慣れているので合わせやすい。)そこで後は入出力のレベル調整なのだが、当時のTRIOのカセットデッキは本体カバーの裏に専門店の技術者向けの仕様書が張り付けてあり、その点は楽だ。思えば当時の家電は、近所の電気屋に修理を依頼したものだ。



小沢征爾さん死去、88歳…ボストン交響楽団などで日本人初の音楽監督
https://www.yomiuri.co.jp/culture/music/20240209-OYT1T50150/

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