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「ノーベル賞的発見」の巻

私は理系の人間である。特に物理学が大好きだった。なぜ物理が大好きなのかと言うと、世の中の現象が、全て式で表現できるからである。電車のドアに挟まれた時の圧力、バナナの皮がどのくらい滑るのか、ズラと地毛の境目の色の変化、おばさんの化粧の厚さなど、ぜーんぶ式で表現できる。
でも、人間の感性に関わる部分と言うのは、式にするのが難しい。楽しい度数とか、男前指数とか、エロ度など個人の感性を数式や数値で表現するのは、大変困難なのだ。しかし、先日、私はついに発見してしまったのだ!

ある晴れた朝、通勤途中ですれ違った男性。30代半ばで長身、細身のブラックスーツに品の良いネクタイとシャツ。全てが品良くまとまっている。恐らく今ノリに乗っている営業マンだろう。私はこの、チョイとイイ男のカッコ良さ度を数値で表す事に、成功したのである。

彼のカッコ良さ度は・・・・・・・



0!

オー!じゃなくてゼロだよ!さて彼を式で表現すると、

カッコ良さ度=(イケメン指数84+お洒落度90+自信満々度88)×係数Z

え?係数Zが何かって?それはね、



社会の窓係数だよ!

そうです。彼は社会の窓全開だったのです。すなわち、

カッコ良さ度=(84+90+88)×0
      =0

となる訳である。哀れなイケメン営業マン(全開)である。だって全開なのは、アクセルじゃなくて、社会の窓なのだ。どんなに眉毛を整えても、どんなに入念に鼻毛のチェックをしても、どんなに良い臭いの香水を振りかけても、彼は今カッコ悪いのである。いや、下手にイケメンだけに、社会の窓全開という状況が通常のサラリーマンより更にカッコ悪くしている。すなわち、彼の社会の窓係数は「-100」くらいである。と言う事は、

カッコ良さ度=(84+90+88)×(-100)
      = -26,200
となる。イマイチ分かりづらいと思うが、ラグビー日本代表のイケメン「Oのストス」のカッコ良さ度は1,800位なので参考にして頂きたい。



と言う事で、訳の分からん文章であるが最後まで読んでくれてありがとう!
それにしても、見事なシマシマパンツであった。
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