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彼の引退に触れて思い出話を・・・の巻き6

ストスの試合を見終わったに度に、秩父宮ラグビー場そばの居酒屋「北の家族」で飲んだ。ストスが来れないときもあったけど、ストスが大好きな仲間と、ワイワイ楽しくのんだ。ぶっちゃけ、ラグビーのルールは良くわかってなかった(笑)それでも、楽しかった。
一緒にバカな事をやっていた仲間が、大舞台で活躍するなんて、凄く誇らしかった。
当時、俺の会社のラグビー部もトップリーグにいたけど、対戦するときは東芝側でストスを応援してた。みんな、ストスが大好きだった!

お面仲間は、ストスの結婚式に呼ばれた。その時もストスは仲間に愛されてるなあってのを再確認。
俺が酔っぱらって、柏餅トークを披露した気がする・・・

ある時、当時俺が住んでいた埼玉のマンションで、ハーフ9ポンドハンバーグパーティーをやった。
これは、学生時代に英語のナイバーグ先生の名前の由来は「ナインポンドハンバーグ」だよっていう嘘を、ストスに吹き込だのが事の始まり。
卒業後数年してから嘘であることを聞かされたストスは「信じてたのに!」と言う。
いやいや、9ポンドのハンバーグなんて作れないだろ・・・作ってみる?が始まり。

結局、5キロ近いハンバーグなんて作れず、ハーフ9ポンドとなったのだ。
楽しかったし、美味しかったなぁ。
酔っ払ってルーフバルコニーで、ラグビーのリフト(ラインアウトから投げ込まれたボールをキャッチする人を上に持ち上げる奴)をストスにやってもらったら、成層圏まで首が出たわ。

そして先日、ストスから引退の連絡が。
公式発表前に仲間に知らせてくれたんだけどさ、もうね年齢とか怪我の問題とかでは無いと思います。
東芝製の部品が入手できなくなったとか、東京タワーからノッポンの後釜としてのオファーがあったとか、世間では色々言われてますが・・・
先日発足した航空自衛隊の宇宙作戦隊に入隊するのだと思います。
地上から背伸びすれば宇宙に手が出る汎用人型決戦兵器として(笑)

とにかく真面目で、不器用で、アドリブが効かなくて、素直で、決して弱音を吐かないストスが、みんな大好きだよ!

ストス、お疲れさまでした。
このブログに気付いたら、ビールをごちそうするよ。



↑O氏の結婚式で、勝手にケーキ入刀しちゃうレジェンド
甘いものに目がないねぇ(笑)
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彼の引退に触れて思い出話を・・・の巻き5

卒業後、それぞれが社会人としても歩き始めて数年目かな?
ラグビーマガジンなる雑誌でストスが特集されたのである。しかも、その情報を教えてきたのはストス本人(笑)
デカデカと顔のアップ写真が載ってるから、お面にしてねっていう本人の希望と共に。

早速、友人OとMと共に当時住んでいた郡山市内の書店を巡る・・・まだ、アマゾンとか無かったからね(笑)

んで、何件目かでやっと入手して、読み倒したあと・・・

「お面、作ろっか」

もはや誰が言い出したかはわからないが、深夜のコンビニで雑誌のコピーを三枚。
コピー機から次々と吐き出されるストスの顔に大爆笑(本人は居ないのにね・・・)

またしても、誰かが言うのである。

「白黒じゃ可愛そうだから、色を塗ってあげよう」

いや、これ大真面目だから。
夜中に厚紙に貼ったストスの白黒顔に、クーピーで色を塗りたくる3人。

元は同じ写真なのに、色を塗った途端に個性的な3人のストス。

特に印象に残っているのは、Oの作ったやたらセクシーな唇(当時の言葉で言うと「ボインなクチビル」)

確かこの時は、各自が作ったお面にこの上ない満足感を得て、帰宅した・・・

数年後、東京で働くようになった我々は、ストスの招待でラグビーの試合を見に行くことに。

「あの時のお面、持っていこうぜ」

これももはや誰が言い出したかは、覚えていない。
早速お面を着けて、秩父宮ラグビー場で試合を観戦していたとき、前に座っていた観客が我々のお面を見てくれ呟く・・・

「何あれ!超リアル!」

そらゃそうだ。元は写真だ(笑)
試合に勝ったのか負けたのか、相手チームはどこだったのか今となっては全く覚えていない。(笑)
ただ、試合が終わった後、ストスのファンだと言う女性が声をかけてきたので、お面を差し上げた。決して厄介払いではない。「ストスのお裾分け」だ。

次回に続く・・・
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彼の引退に触れて思い出話を・・・の巻き4

学生ですから期末の試験はなかなか大変なのです。
工学部機械工学科の我々は、ノートを持ちより、私の部屋だったり大学の図書館立で勉強をするのです。

で、翌日の試験に向けて俺の部屋でストスを含めて何人かで勉強してたとき・・・息抜きにドライブに行こうって話になって、ストスのパジェロに乗り込むわけです。

12月の寒い深夜、30分程度走って近場のダムまで。山の方なので路面は凍結しており、駐車場には雪が。
深夜の雪合戦が始まるのです。高校まで野球部で、2メーター近い長身からオーバースローで打ち出される雪の玉。もはや雪弾で、あたったら即死は間違いないと思ったら・・・投げる瞬間ストスの手の中で破裂するのです。
そうです、ストスは握力が強すぎて、雪の玉を本気で投げられない事が判明(笑)

帰りの下り坂でタイヤが滑って横向くパジェロ。しかし頑なに四駆に切り替えることを拒み、二駆で走るストス。
なんでも、四駆はいざというときにしか使わないって言う変なこだわり(笑)

また、ある時の図書館。試験勉強でみんなで集まってたんだけど、ふと窓のアルミサッシを見ると・・・文字が刻んである。

「スパーひとし」

・・・これは、ストスに関係があるのか、世界中の不思議を発見して、時々没収されちゃうアレなのか・・・
とにかく、この頃からストスはスパーな奴だったよ。(断じてスーパーな奴ではない)

夏に猪苗代湖でスイカ割りをしたときの事。
目隠しをしたストスが木刀を振り下ろすと、見事にスイカは真っ二つ!
さらに波動でモーゼの十戒のように猪苗代湖の水面が割れて、マリーナのボートが何隻か転覆したとかしないとか・・・

次回は卒業後の話かな・・・
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彼の引退に触れて思い出話を・・・の巻き3

夏休み明け、ストスは颯爽とパジェロで通学してきたのである。
型落ちのディーゼルエンジンでロングのモデル。
ストスのワイルドな感じに良くマッチしていて、カッコ良かったなぁ。
職員駐車場に停めて張り紙されてたけど(笑)

そんなある日、突然ストスが言うのである。

「ケーキ食べる?」

貧乏学生の仲間はみんな食べる!って返事。
ストスのパジェロのリヤハッチを開けると、ホールのケーキがわんさか乗ってる。それを素手ですくって食べる(笑)
なんてワイルドなんでしょう!

ケーキの入手方法とかそんな野暮なことは聞いてはいけない。
とにかく常人ならショートケーキを想像するこのシチュエーションで、仲間にホールケーキを配る男。しかもちょっと食べかけ(笑)

パジェロを手に入れたストスと、私を含む友人数人で、あちこちにドライブに行きました。

行く宛もなく、ただ山道をズンズン進み、どんどん細くなる道。
今みたいにグーグルマップとか無いから、仲間のノリだけで、ストスはパジェロを走らせます。
さすがにもうこれは獣道だろ、って位のところでソロソロ引き返さない?って言っても聞かないストス。
すると、看板が目の前に・・・

「この先、弾薬庫に続く道」

これ見てさすがに引き返しました。当時のストスには、火器管制能力は付与されておらず、後に東芝入りしてからの大規模フラムで火器管制能力が付与されたと言われています。

激しいラグビーの練習で、しばしば怪我をしていたストス。年に何回かは足にギプスをはめてました。
気難しいので有名な教授も、なぜかギプスのストスには気を使ってた。巨人が怪我してるなんて、異常事態感を悟ったのだろうなぁ。

右足にギプスの時は、パジェロのアクセルを松葉杖で押して、左足ブレーキで運転してたわ(笑)

次は期末試験の話でもするかな・・・
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彼の引退に触れて思い出話を・・・の巻き2

ストスとは大学生活の4年間、一緒に居ることが多くて、俺はワンルームのアパートに住んでたんだけと、彼は実家暮らし。

そこで彼の実家に遊びに行くことに・・・当時、彼も私も車を持っておらず、彼のラグビー練習後に一緒にチャリで行くのである。

どんどん町から遠ざかり、街灯も少ない暗がり・・・野犬でた!必死にチャリを漕ぐ。彼も俺もママチャリ(笑)

で、世紀末的な荒野に突然、サイロがそびえ立つのである。
あぁ、マッドマックス的な砦だな。俺ここでならず者にやられて、財布とかチャリとか、服とか取られちゃうに違いないって言う妄想が頂点に達したとき、ストスが

「あれ、俺んち」

・・・やっと着いた。
後に何かの記事で、彼は広大な牧草地で牛の世話を行い体が鍛えられた、みたいな事を書いているのを読んだが、そんなものは無いのである。
あるのは隣の家との境界が、なんとなーくな感じの広目の敷地に、母屋とサイロ(牛が二頭位だったかな?)と農機具庫(二階がストスの部屋で、母屋と繋がっている)と厠(かわや)。

ん?厠がわからない?フリーフォールスタイルレストルーム・・・和名ぼっとん便所。

ここでストスの家族と団らん。不思議なことに、御両親は普通サイズ(笑)
今にして思えば、この頃からストスは東芝の科学技術によりサイボーグ又はアンドロイド的な改造人間だったのだと思う。

居間の「そこ、押入じゃないの?」的なドアを開けると、階段が出現してストスの部屋。三角のタペストリーが貼ってあったりする、昭和感ムンムンの落ち着く小部屋。

ここでストスとの高校時代のアルバムやら恋話やらで盛り上がった。一番覚えてるのは、高校時代のストスは巨大なメガネをかけていて、あだ名がバタリアンだったって事(笑)

翌朝、ストスがマグカップを差し出す。取れ立ての牛乳だ。
一口飲むとビックリ! 物凄く甘いのだ。取れ立ての牛乳って凄いな、感動したよって言おうとしたらストスが一言、

「どうよ?俺特製、あんこ牛乳は!」

・・・まじかよ!飲み干すと、マグカップの底には多量のあんこが(笑)
取れたて牛乳に感動したのも束の間、急転直下であんこ牛乳。

確かに、柏餅の件もありストスはかなりの甘党だった。

次回もキャンパスライフのお話・・・
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彼の引退に触れて思い出話を・・・の巻き1

彼はみんなから、レジェンドとか鉄人とかシンデレラボーイとか呼ばれ、日本記録の代表98キャップを誇り、座右の銘は「灰になってもまだ燃える」・・・愛称はキンちゃん。


でも、俺達からしたら、郷土の英雄で、一緒にバカをやっていた仲間で、学食でカレーとうどんを食べて、座右の銘は「highになってもまだ萌える」・・・ストスって呼ばれちゃうパジェロな男(笑)


ストスと出会ったのは1997年(平成9年)の春。日本大学工学部の新入生研修(強引にお友達を作っちゃおう的な旅行)の帰りのバスで、隣の席になった時。

2メーター近い身長だから、座っていてもでかくて第一声は「でかいな!」みたいた会話だった。その後、打ち解けて「バイトで東京タワーやってた」発言が出て、以後ストスの持ちネタになる(笑)

キャンパスライフが始まり、二人でどのサークルに入るか話ながら歩いていた。
ストスは高校まで野球をやっていたから、野球部に入るって言ってたんだけど、なんせデカイから目立つ。
そこに駆け寄ってくる男子か数人、そして言うのである。

「今ラグビー部に入ると、この柏餅が食べられるよ!」

差し出されたのは3個入りだけど既に1個食べられて2個になった柏餅。

俺は思った。こんなアホみたいな勧誘に、引っ掛かるやつは居るわけがない。
むしろこれは漫才かコントの前フリなのではないかと。

ところが隣の2メーター男は、柏餅をモグモグしているのである・・・なーにー!食っちまったなぁ!

今にして思えば、これがレジェンド誕生の瞬間なのである。
歴史的な瞬間て、あっけないなぁ・・・

次回は、ストスとのキャンパスライフについて・・・
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