「天才の理由」の巻き

思い込みとは、凄いものである。
特に“天然”と呼ばれる種類の人間である我が妻、ロボパンダの
思い込み（勘違い）には、毎回驚きと共に、感動すらおぼえる。

今日、家族で車に乗っている時、ラジオの交通情報で

「関越道上り線は花園インターを先頭に30キロ、
　川越インターを先頭に7キロの渋滞・・・」

それを聞いたロボパンダが

「7キロって、遅！」

・・・遅いよね・・・って、何が？
ためしに、聞いてみた。

ひで坊：「じゃあ、お盆とかに大渋滞で50キロとか言ってるのは、
　　　　　どういう状況だと思う？」

ロボパンダ：「渋滞で50キロしかスピードが出ない状況だよ」

自信満々である。天才である。

ひで坊：「でも、50キロもスピード出てれば
　　　　　たいした渋滞じゃないって感じだね・・・」

ロボパンダ：「・・・そうだよね・・・。違うのか！？」


かくして、31年間勘違いし続けてきた思い込みが、また一つ解消されたのである。
しかし、それはまた彼女の天才たる部分を一つ失うことでもある。
だから、時と場合によっては真実を教えるのを止めようと思う。
ロボパンダよ、これからも天才の片鱗を見せてくれ！