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ご報告2

皆様からコメントや、メール等で心配されたり励まされたりしております。
大変ありがとうございます。
事故の詳細を報告いたします。

2009年10月17日

AM9:00 道の駅あしがくぼ
誰も来ないかと思っていたら、タカハシ閣下とヒラヌマさんが朝練にきてくれた。
3台でいつもの朝練コースへ。
志賀坂峠を走行中、深くバンクするとフロントの接地感が頼りなくなる気がした。

道の駅万葉で休憩。
タカハシ閣下はそのままお別れして別ルートへ。
ヒラヌマさんと私の二人になり、県道71号線を埼玉方面へ。
グネグネ道を堪能し、ややスピードの乗る区間へ。

ゆるい右コーナーでややオーバースピード気味だった為、
ついフロントブレーキに指がかかる。ゆるーいブレーキを掛けながら
さらにバンクしようとした瞬間、フロントタイヤがスリップ。
スピードは“かなり”出ていた・・・。
一瞬思ったのは「やっちまったー」で、次の瞬間は地面を滑っていた。
そして目に入ったのは、コンクリートでできた橋の欄干。
「あれにぶつかったら骨折どころじゃすまないなぁ」って思うと同時に
後ろから滑ってきているであろう我が愛機GSX1400に、
はさまれないようにしないと・・・って考えてる間に、止まった。
すぐに立ち上がり、振り返ると5メートルほど後ろにGSX1400が倒れていた。

後ろからヒラヌマさんが駆け寄ってきて、まずはバイクを道の端っこへ移動。
バイクを起こすが、押し引きが全くできない。
フロント部が大破している、ホイールもバックリ割れてる。フォークは
二本ともボッキリ折れて、フォークオイルがボタボタと・・・。
幸いにも、秩父の山奥で近くに人家も無く第三者や、公共物への被害は
無かった。二人で200キロ以上あるGSX1400を引きずりながら移動し、
各方面へ連絡・・・私の携帯は圏外で、ヒラヌマさんの携帯を借りました。

やがて救急車が到着し、隊員と会話中に圏外だった携帯が鳴る。
ロボパンダからのメールで「秩父たのしんでるかい?」的な内容。
色んな言い訳を考えたが、心配させない為に思いっきり元気な声で
電話し、転んで病院に行く旨伝える。

救急車に乗る。徐々に体のあちこちが痛くなる。
特に右肩が痛いが、我慢できないほどではない。
救急車の進行方向に頭を向けて、仰向けでストレッチャーに横になる。
血圧計と脈を取る装置をつけられれ、秩父市内の病院へ。
様態が急変しないか、若い隊員(雄)がずーっと俺を見てる。
正直気分悪い。どこを見てれば良いのだ?俺。
しかも下り坂が続いたため、頭に血が上り、
最高に乗り心地の悪い救急車のおかげで、車酔いに・・・
そこに隊員が

「気分は悪くないですか?」

って聞いてくるから、思わず「車に酔いました」って言ってやった。
病院に着くなり、ストレッチャーで運び出されそうになったが、
自分で歩く旨伝え、両脇を支えられながら病院へ。
レントゲンを4枚ほど撮り、超適当な医者の超適当な診察を受ける。
どのくらい適当かというと、こっちは診察台の上で待っている間、
昼飯のカツ丼の話に大盛上がりで、俺のことを岡田さんと呼ぶくらい。

レントゲンの結果、やはり骨折は無く打撲なのでシップをもらって帰る事に。
やたらコルセットを勧めて来たが、丁重にお断りした。

しばらくして、ヒラヌマさんとGSX1400を乗せたトラックが病院の前へ。
ヒラヌマさんはご自分の予定をキャンセルしてまで付き添ってくれて、
感謝でいっぱい。トラックのおっちゃんはおしっこエモーションでいっぱい。

そのままトラックでさいたま市の自宅へ・・・
PM4:00帰宅。

これが、17日の出来事でした。

基本に忠実に乗っていれば起こらなかった事故でした。
スローンファーストアウト。
そして、自分だけは転ばないという何の根拠もない自信。
この自信過剰こそが、バイク乗りが命を落とす最大の理由だと
感じました。

帰宅後、心配していたであろうロボパンダが
早く新しいバイク買いなよって言ってくれた事が、
なんともありがたく、また申し訳ない気持ちとなるのでした。




事故現場



フロント部分



タンク周辺



ジャケット右肩部



ヘルメット



帰宅後、装備品を脱いで体をチェックする。
腰の左右に擦り傷がある。そして後ろからロボパンダが半笑いで

「パンツに穴あいてるよ!」

って。確かに今回の転倒でできたであろう穴が。
勝負パンツじゃなくて良かった。
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