ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

北海道日本海沿岸の河口は右に向く:コリオリの力

2013-05-10 13:04:16 | 釣り
明日釣りに行く島牧には沢山の川が日本海に注いでおります。春先には、山からのプランクトンを含んだ雪代がいつもより多量に出ますので、河口近くを避けて釣り座を設ける方が多くみられます。地球の自転などの影響によって、日本海沿岸の河口は地形にもよりますが、海に向かって河口が右に開口しているのはご存知と存じます。まっすぐ出ているようで、水は右に流れています。右岸にゴミが溜まっているところが多いので判ると思います。これには「コリオリの力」が働いています。

前にも触れましたが、もう一度「コリオリの力」についての「海洋情報研究センター」の解説を読んで下さい。「自転する地球上の大規模流体運動に、大きな影響を持つコリオリの力(転向力)。コリオリの力の働く原理はここでは省略するが、あたかも地球が止まっているかのように考え、運動を地面に相対的に記述した場合に、考慮に入れなければならない見かけ上の力である。コリオリの力の大きさは、動いている物体の速度に比例し、その方向は北半球では運動の方向に直角右向きに働く(南半球では直角左向き)」


実際に、石狩川は河口が右に曲がってゴミは無煙(縁)浜に溜まり、小平川も右に曲がって花岡にゴミが溜まっていました。河井塾頭がよく言ってます、春先の冷たい時には、魚の寄りが悪いから河口の3倍の距離に釣り座を設ける方がいいと。

そろそろ雪代の流出も少なくなって、河口の水温も魚が嫌がるような低温ではなくなったと思われます。3倍の場所に陣を張るとして、右に張るか、左に張るか?迷いますが、島牧の場合、ひげかじかさんは左の方がいいとの回答でした。小さな小川には、いくらか影響があると存じますが、トイレの渦はどちらに回るかは設計に依って異なるということで当てはまりません。