納会は、噴火湾か日高か？

釣りの納会を噴火湾にするか日高海岸にするか？釣り会の構成メンバーの釣技の差や年齢によって分かれるところ。競合することに燃えるグループは、日高に向かうだろうし、その年の終わりに懇親の意味合いを持たせるグループは、噴火湾に向かう。

噴火湾は温暖で、天候の異変が少なく割と時化でも釣りになるが、いかんせん、遠浅の海なのせいか、大物が少なく、４０センチ以上の魚が釣れるチャンスは少ない。最近は、港の大型化工事の為に砂が動いて根が埋まりコンブも少なくなったので、釣れる場所は限定されてきた。

そんな訳で、迷うことはない！日高と言えるのは、大物を釣りたいと願う釣り人の多い釣り会。カジカのエックスデイが過ぎると夢の５０センチ超えが釣れる。反面、季節外れの台風にも見舞われ、幹事泣かせで納め会という直会が、できるかどうか危ぶまれることもある。天候がどのように厳しい状況でも釣れる場所を知っているベテランが多い釣り会なので敢えて敢行する。

後者は無事に１年を送ったという初心者や高齢者の多い釣り会。噴火湾は穏やかで暖かい日が多い。釣れる場所が限定されているので、塊になって和気あいあいで釣ることになる。遠浅の海の厄介なのは時化後の満潮。これにあたると磯ゴミに攻められて釣りにならない場所が多い。納会が終わると、カジカ汁にも飽きてホッケ狙いで吹雪でも意に介せず日本海に向かう。