マルチショールについてのエピソードを・・と
かわいいチャーミングなしまくま堂さんに頼まれました。
確かこのブログに書いたというあやふやな記憶のもと久しぶりに開いたら、
見つからない、がーーーん。
でも確かどこかに書いたような。
違ったかな、どこだ?どなたか宛のお手紙に???ならば見つからない・・・
あやふやな記憶→探し回る→見つからない→焦る→汗をかく
かくしてきっと持続可能な冬の省エネ対策がはかどっています。
今年こそ久々に出かけたいルーマニア。
マルチショールについてのエピソードを・・と
かわいいチャーミングなしまくま堂さんに頼まれました。
確かこのブログに書いたというあやふやな記憶のもと久しぶりに開いたら、
見つからない、がーーーん。
でも確かどこかに書いたような。
違ったかな、どこだ?どなたか宛のお手紙に???ならば見つからない・・・
あやふやな記憶→探し回る→見つからない→焦る→汗をかく
かくしてきっと持続可能な冬の省エネ対策がはかどっています。
今年こそ久々に出かけたいルーマニア。
パソコンでブラウザを開くと
左上に広告と最新ニュースが出ます。
その内容がどんどん変わる。
内臓脂肪が・・・・
判決が下される。
スイスがNATOに・・・・
プロが暴露。
ん?なに?
上の行を読んでいるうちに
次の内容に移り
下の行は次のテーマの文言に移っています。
動体視力が要求されるスピード感、10年前なら追いつけたかな?
デジタルとアナログの能力の接点、のひとつなのでしょうか。
一方、糸の手仕事では安定した心持ちが要求されます。
「気持ちが澄んでくる」職人さん達が口をそろえてこの仕事の魅力を
語ります。
同じ動きを繰り返す、
たまに向きや引き加減を変える、
慣れすぎるのは禁物、
適度な緊張感。
止まっている糸に動きを加え、見る人に様々なイメージを起こさせる。
動体視力の替わりに想像力が必要な仕事です。
あ、この花はなんという名前かしら、
あれ、こんな所に大きな木、あったかな
今日も元気な燕ファミリー、
バッグからごそごそとスマホを取り出しパシャ。
きょろきょろ見回し、マスクを外して花々に近づく、
ふぁ~いい香り・・・
早歩きはもったいないのがこの季節、
目的地までの所要時間がいつもより長い。
健康診断の問診にある不思議なチェック項目
「同世代の人より歩くのが早いですか?」
今なら迷わず いいえ にチェックします。
今年もいつもの場所に燕の一家がやってきました。
黄色い何かはくちばし、何羽いるかな?
ついつい覗きたくなる愛おしさの宝庫です。
店頭のディスプレイをニクリナ先生のディスプレイに変更しました。
かのウクライナにも刺繍やレースの匠がたくさんいらっしゃる。
小さくて誰もが守りたくなる愛おしい存在が山ほどある。
かけがえのない命・家族・友人・先生・伝統文化・作品・技・穏やかな時間・・・
それを奪う行為は本当にダメなのです。
ただ「ダメ」、それだけなのです。
渡り鳥達の帰る場所さえ維持できないなんて。
人類は愚かなままです。
きれいやな~
なんぼすんねん、
へーーー高いもんやな~
手作りやから当たり前やな。
あんた、ようにおーとるわ、
色もええなーーーー
(他にもたくさんのお褒めに預かる)
あんな、80過ぎの大阪のおばちゃん、
しゃべりすぎやねん。
ハハハハハ・・・・
そんなチャーミングなマダムたちとの明るい会話が展開しています。
昨年の今日も同じようなタイトルでブログを書いていました。
2月28日はニクリナ先生の誕生日。
この時期、こんなに重い気持ちで過ごすことはなかったような気がします。
ルーマニアはウクライナのすぐ南、あんな美しい町が壊され
悲しみと怒りと憎しみにあふれ、小さな子供たちが恐怖に震えている。
独裁者の理屈など通用するわけがない、家族を含め周りの人達は
あのモンスターを止められないほど神経を麻痺させられているのだろうか。
怒りで眠れない今日この頃です、
ごめんなさい、先生の誕生日なのに。
5年前のワンシーンです。
手前はルーマニアのニクリナ先生、
奥は受講生(襟元にはご自身作のチョーカー)。
目線の先には針の巧みな動き。
50年間に培われた技に含まれる暗号のような動きの解読に挑戦、
果たして成功されたでしょうか。
東欧ルーマニアで長く守られてきた伝統のひとつルーマニアンマクラメ。
「僕たちの国は、アーリア人かロシア人がやってきては
何もかも破壊されてきました、だから建物は30年間もてばいいんです」
と、あるルーマニア人が話していました。
今、まさにロシアが試みているではありませんか。
そんな状況と相反するルーマニアンマクラメの力強い美しさは、
何が起きても決して変わらない家族への愛を象徴しているように思えてなりません。
1980年代あるいはそれより以前に作られてた作品からカットしたぶどうの実。
カヌレというお菓子のように立体的で存分に盛られています。
よく見ると一粒ずつ顔が異なります。
見え方もいろいろ。
手前の一列はまるでお菓子のカヌレに、
向こうのはお茶事の時のお干菓子、懐紙の上に置きたくなります。
手仕事は見飽きない、
淡々と繰り返される動作には必ず手の揺らぎが含まれる、
そこで生まれる小さな違いが作品に息吹を加えるのかもしれません。
少なくとも手編みレースの場合。
だからちょっと身に着けるとそれだけで目を引く、
お部屋に飾るとほっとします。
逆に機械製や化学的に作られたレースはその無機質感を利用して
おしゃれやインテリアに取り入れるといいかもしれません。
おしゃれ着洗いのコツ 〜ルーマニアンマクラメ〜
繊細なステッチがほどこされているルーマニアンマクラメですが、熟練職人が高度な技術で作っているのでご自宅で気軽にお洗濯ができます。ちょっとした...
youtube#video
「お洗濯はどうするの?」「洗うの怖いわ」
お客様の質問NO.1はアフターケアに関することです。
そこでYouTube配信を行っています。タイトルには「おしゃれ着洗いのコツ」となっていますが、
洗うのは普通にどうぞ、手洗いまたは洗濯機でもOKです。
動画はその後についてです。
「自然乾燥でフィニッシュ派」と「アイロン派」もおられますが私は重石をお勧めします。
お布団の下にセーラー服を敷いて寝る「ねじき」(熊本地方だけ?)の原理です。
まるで新品のぴしっと感が戻ります。
どうぞ動画をご覧いただきご意見やアドバイスをよろしくお願いします。
2022年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
もうひ~とつ寝~ると~お正月♪
お正月には・・・♪
この写真をInstagramにアップしよう。
黒い糸と赤い糸で織り込まれた大島紬の限定ショールに
ニクリナ先生の手による空中刺繍、
ルーマニアンマクラメの技法を駆使した裏も表になる不思議な仕上がりです。
隣には博多人形師さんによる虎。
伝統と伝統を組み合わせると絵になりやすい。
人が作り続けてきた造作のもつ普遍的な要素はケンカしないのではないかしら、と
想いにふけてみる。
追われるように写真を撮り、いいね!とフォロワーの数に一喜一憂してきた1年。
来年はもっと冷静に、ひとつずつ丁寧に進めていこう、
と昨年も強く決心したことを思い出しました。
毎年同じことを反省して決意する、これが私の伝統なのかもしれません。
来年もよろしくお願いします。