1980年代あるいはそれより以前に作られてた作品からカットしたぶどうの実。
カヌレというお菓子のように立体的で存分に盛られています。
よく見ると一粒ずつ顔が異なります。
見え方もいろいろ。
手前の一列はまるでお菓子のカヌレに、
向こうのはお茶事の時のお干菓子、懐紙の上に置きたくなります。
手仕事は見飽きない、
淡々と繰り返される動作には必ず手の揺らぎが含まれる、
そこで生まれる小さな違いが作品に息吹を加えるのかもしれません。
少なくとも手編みレースの場合。
だからちょっと身に着けるとそれだけで目を引く、
お部屋に飾るとほっとします。
逆に機械製や化学的に作られたレースはその無機質感を利用して
おしゃれやインテリアに取り入れるといいかもしれません。