ルーマニアンマクラメの世界

ルーマニアの伝統手編みレースの魅力をさまざまな角度からアプローチします。
http://e-macrame.com

動体視力と想像力

2022年05月25日 | 伝統

パソコンでブラウザを開くと
左上に広告と最新ニュースが出ます。

その内容がどんどん変わる。

内臓脂肪が・・・・
判決が下される。

スイスがNATOに・・・・
プロが暴露。


ん?なに?

上の行を読んでいるうちに
次の内容に移り
下の行は次のテーマの文言に移っています。

動体視力が要求されるスピード感、10年前なら追いつけたかな?
デジタルとアナログの能力の接点、のひとつなのでしょうか。

一方、糸の手仕事では安定した心持ちが要求されます。
「気持ちが澄んでくる」職人さん達が口をそろえてこの仕事の魅力を
語ります。

同じ動きを繰り返す、
たまに向きや引き加減を変える、
慣れすぎるのは禁物、
適度な緊張感。

止まっている糸に動きを加え、見る人に様々なイメージを起こさせる。

動体視力の替わりに想像力が必要な仕事です。


普遍性に求める心のやすらぎ

2020年07月16日 | 伝統

影があるから光が美しい、光のおかげで影が魅惑を放つ。
立体的に見えるのもこのセット、お互いにもれなくついてくる「光と影」。

陽射しが強くなるこれからの季節、日傘はお出かけの必須アイテムです。
影を作って身を守る。
冬の暖かい日に干したお布団のまぁ心地いいこと、こちらは陽射しのおかげ。

なんとわがままな事でしょう。


これまでの日常が変わる→新しい生活の入り口で戸惑う毎日にあって
普遍的で当たり前のことを見つけ出すことで安堵する、そんな方法で
心を守ってみるのはいかがでしょう。


見えない主人公への敬意を促す一輪 舞鶴の御堀にて

2020年06月29日 | 伝統

今この瞬間だけ毅然とした美しい一つの生命の前にあって、
私たちは誰にどのように感謝したら良いのでしょう。

この一輪がこの姿になるまでの歴史は長く
多様の仕事の結果でしかありません。

それはお堀を掘った職人さん達から始まり。
蓮の花咲かせましょう、との会議で反対意見に対抗するために
考えられた理屈があったかもしれません。


近年ではみどり亀に根っこを食べられないように行政の皆さんが
保護活動を行い、その根拠になる科学的なロジックは研究室で培われました。

そんなこともつゆ知らず、水中のプランクトンや水上のアメンボも何かしら役に立つ。


真の主人公は花そのものではなく、葉っぱや根っこ、周りに住む小さな動物なんじゃないかしら・・・
そんな気にもさせる語り尽くせないほどの物語を生まれもった一輪です。

 

 

 


皆様の笑顔のために

2020年04月30日 | 伝統

ニクリナ先生の髪が長かったころ、
私にほうれい線が無かったころ\(^o^)/
乗り換えのフランクフルト空港で購入したカジュアルなスォッチ
これは15年前。
「刺繍が入ったマクラメは要らないわ、日本の人は好きじゃないから。」
「この色はどう?日本の皆さんお好きかしら・・・」
「あのデザインにはこっちの方がいい」
月日は流れたけれど、私たちの悩みはずっと同じです。


熱い1冊

2020年02月16日 | 伝統

ルーマニアの職人さんたちの本ができました。
1人見開き。15人です。

撮影中「ステントを入れたわ」「スペインにはいつ行くの?」
「母が歩けなくて・・」おしゃべりにも花が咲きます。
中には、早逝された息子さんを思い出し泣き出す人も。

エビコードのスペシャリストも、ニンジンステッチのエキスパートも
針を置けば普通の人生。

この貴重なご縁に大感謝。では私にできることは何だろう・・・思いに火が付く1冊です。


クリスマスのイベント

2010年11月22日 | 伝統
SHOPでの今年のクリスマスイベントは、
ちょっとルーマニアン・マクラメから離れて
「オリジナルキャンドルを作りましょう!」に
決定しました。

インストラクターは店長の菖蒲です。

蜜蝋を溶かしてお好みの香りを足して、
小さな型に流します。

う~んやってみたい・・と思ったのは私です。

所要時間はおよそ20分、
是非、プチな遊びにお付き合いください。

12月21日(火)から25日(土)まで。

期間中はもちろん、ルーマニアワインと数種のチーズ・
コーヒーやスィーツも用意しています。

こちらも是非、お付き合い下さい。