ルーマニアンマクラメの世界

ルーマニアの伝統手編みレースの魅力をさまざまな角度からアプローチします。
http://e-macrame.com

いとおしいもの、尊いひと、かけがえのない何か

2022年05月05日 | 暮らし

今年もいつもの場所に燕の一家がやってきました。
黄色い何かはくちばし、何羽いるかな?

ついつい覗きたくなる愛おしさの宝庫です。

店頭のディスプレイをニクリナ先生のディスプレイに変更しました。

かのウクライナにも刺繍やレースの匠がたくさんいらっしゃる。
小さくて誰もが守りたくなる愛おしい存在が山ほどある。
かけがえのない命・家族・友人・先生・伝統文化・作品・技・穏やかな時間・・・

それを奪う行為は本当にダメなのです。
ただ「ダメ」、それだけなのです。

渡り鳥達の帰る場所さえ維持できないなんて。
人類は愚かなままです。


今日も誰かの誕生日

2022年02月28日 | 暮らし

昨年の今日も同じようなタイトルでブログを書いていました。
2月28日はニクリナ先生の誕生日。

この時期、こんなに重い気持ちで過ごすことはなかったような気がします。

ルーマニアはウクライナのすぐ南、あんな美しい町が壊され
悲しみと怒りと憎しみにあふれ、小さな子供たちが恐怖に震えている。

独裁者の理屈など通用するわけがない、家族を含め周りの人達は
あのモンスターを止められないほど神経を麻痺させられているのだろうか。

怒りで眠れない今日この頃です、
ごめんなさい、先生の誕生日なのに。

 


始末

2021年07月04日 | 暮らし

物には、はじめと終わりがある。
ということはその中間もある。

たとえ小さな物であっても、
最後まで責任をもって接しましょう、
先人たちは「始末」という一言をもって
教えてくれている、に違いない。


中間をありがたく楽しむ方法のひとつ「リメイク」。
もともと持つ多大な物語にさらなるスパイスが加わって
誰かに語りだしたら止まらなくなる?
それともひとりでご満悦に?

そういえば、ルーマニアンマクラメの糸始末は魔法の様、
たま結びは一切しない、だけと外れない。


作り手はそこまで責任のある仕事をしている。