ルーマニアンマクラメの世界

ルーマニアの伝統手編みレースの魅力をさまざまな角度からアプローチします。
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心を動かす魅力

2021年06月11日 | ライフスタイル

 

精一杯生きれば苦しいこともなお増えて
怒ったり泣いたりする事も増える。

昨日無邪気な4歳児と過ごした。
笑って泣いて怒って泣いて喜んでの繰り返し。

小さな感動を何度も何度も繰り返していた。
それ見て久しぶりに感動した。

聞くところによると
この感動の回数が少なくなるほど時間の経過を早く感じるとか。
「時間の流れが加速する」=感動の回数が減った。

さもありなん。

ではなぜ感動が減るのか。驚かくなるのか。
原因がわかって改善すれば、
感動できるようになるのか、
驚けるようになるのか。

そろそろ先始める蓮の花、例年同じような色で、同じような顔で並ぶ、
とりあえず今年は何かしらの変化を見つけてみよう、感動するかな。

 

 

 

 


コストゼロの非日常、いつでもできる自由旅

2021年06月10日 | ライフスタイル

ギターを習い始めて6年、一日の終わりを奏でて締めくくっている。
とても良い先生に恵まれた。

レッスン中はお話を伺う時間が長い、
特に練習をさぼった後など先生のおしゃべりが半分以上。
うまくいかないのがわかっているからお披露目したくないためでもあるが、
とにかく話が面白い。

音楽の基本を大学で学んだ彼は、その知識を
読書やテレビの内容とリンクさせてた上で、
リズミカルに話を進めてくれる。

そして、その中に散りばめられた印象深い一言に
私は支えられている。

それは、指ガチガチのままギターにしがみついている私に
「とにかく頭の中は自由なのですよ、音と間違いなく拾うことなど二の次で
抱いたイメージの世界を表現してみてください」

そう、頭の中は自由なのです。

トンビになって誰かのサンドイッチを空から狙っている、
ルーマニアの市場で人気のパン屋さんに並んでいる、
鹿鳴館時代の社交界でナイスミドルとワルツを踊っている、
楠木正成の側近で活躍する・・・ ・・頭の中では一瞬で時空を超えることができる。


現在練習しているチェンバロ協奏曲では
「中世(あいまいである)ドイツの小さな村に渡ってきた青年が、その村の年上の女性に恋をする、
その彼女にはフィアンセがいる、どしても僕の思いを伝えたい」そんな妄想に浸りながら演奏している。
楽しい。(バッハ先生、申し訳ありません。)
指が届かなくても、まぁいい、思いを伝えるのために演奏しているんだから、となる。

夜更けのギターで旅をする、新しい日常がコストゼロの非日常を教えてくれた。


 

 

 

 


じゃがいもの思い出

2021年06月09日 | 料理

じゃがいもにまつわる2つの思いで。

1つはじゃがいもニョッキを母に褒められたこと。
半世紀+(およそ)10年で母に褒められたのはそれが最初で最後、
不愉快を前面に出すのが母の日常だっただけに
強烈に印象に残っています。

もうひとつは、ルーマニアで作った初フライドポテト。
急な接客、台所にあるのはじゃがいもだけ、
っもう揚げるしかない、焦る脳からの指令でした。

ひたすらカット、熱い油に投入、なんだかよくわからないけど、
とりあえず取り出し、お皿に盛ってお塩を振る、、
なんとなくできたかな。
ちょっと味見「お、おいしい!」

酸味と甘み、
かすかに残る大地の香り、
サクサクな食感、
じゃがいもとはこんなに美味しい食べ物だったのか!

胃袋はすぐに順位をつけたがる
ルーマニアのじゃがいもは私にとって世界一美味しいのです。

今日はニョッキを作ります。
感染予防でほとんど会わない母には、
残念ながらごちそうできません。