今日のひとネタ

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「ヘルハウス」をちゃんと見てみたら

2019年02月22日 | 映画

 「ヘルハウス」とはイギリスのホラー映画で日本では1974年の公開。先日CSで放送してたので録画しました。この年は「エクソシスト」が公開されて話題になってましたから、日本でもホラーとかオカルト映画の大ブームでした。

 当時私は小5.その頃は影響されやすい性格だったので、学習雑誌で「エクソシストが怖い」と書いてあれば「ひえ~」と驚き、実際のオカルト現象の記事があると「なんかあったときのために悪魔祓いの勉強しておかないと」とか真剣に思ってました。それ以外にも、この前年のベストセラーが「日本沈没」「ノストラダムスの大予言」だったので、なんか世界の終わりが近いような雰囲気が世間に漂ってる気がしてたのは私だけでしょうか。

 とはいえ、考えてみると「エクソシスト」は結局映画館で見たことはなく、「相当怖い」というのは完全に口コミだけだったんですね。なにしろうちの町には映画館が無く、見に行くには金沢まで行かねばならないし、子供だけで行くわけにもいかなかったし。(私の田舎からはJRの特急で30分くらいかかります)

 で、その「ヘルハウス」ですが、話としては心霊現象が起きるという噂がある古い大邸宅を物理学者らが調べに行くというもの。噂だけではなく、過去に調査団が行った際に死亡者続出だったといういわく付きの場所。

 その辺について、「エクソシスト」は悪魔との戦いなので完全にキリスト教的なものですが、「ヘルハウス」は個人の怨霊なのでどちらもオカルトとかホラーとかいいつつ、別物なんですね。「エクソシスト」見てていつも思うのは、「キリスト教の信者じゃなければ悪魔の存在も信じないんじゃないの?」ということ。信じるものは逆に救われないとか。

 以前この「ヘルハウス」をテレビでサラッと見た時に、結構爽やかな怖さでエクソシストみたいにゲロ吐いたりするシーンは無いし割と好感を持ってました。今回あらためて見てみたら、登場人物少なくて人間関係わかりやすいし、展開も早いしお色気もあるしなかなか好きな感じです。特に若い霊媒師役のお嬢さんは相当可愛いですね。その娘がやたらと下着姿になるので、この映画を作った人はさすがにおじさんのハートを掴む術を知ってます。

 ところで、この映画の事を調べてみたら、1977年の11月に「ゴールデン洋画劇場」で放映されたそうで、その時に霊媒師の吹き替えを担当したのがあのヤッターマン2号でお馴染みの岡本茉莉さんでした。ん~、どっちかというとその吹き替えでもう一回見たいですね。なんとかならんもんでしょうか。

 ちなみに、私は今まで心霊現象とかそういうのにまったく遭遇したことが無く、霊感がないとかそういうことかもしれませんが、多分今後もその手のものにはお目にかかることがないのでしょうね。夢がないのかもしれませんが、そういう意味で言うとこの手の映画があんまり怖くなくなったりしてます。貼り薬は冷感タイプが好きですが。(って、そういうオチ)