TOKYO MXでの土曜夜の音楽番組「ミュージック・モア」に岩崎良美さんがゲスト出演してました。冒頭でいきなりデビュー曲「赤と黒」のスタジオライブでしたが、新しいスッキリしたアレンジでの歌唱。それがもうびっくりするくらい声が当時のまま。女性なので年齢がいくつとは申しませんが、私よりも2歳上なのでこれは驚異的です。
番組MCであるクリス松村氏とのトークでは、歌手になる前はCAになりたかったということでドラマ「アテンションプリーズ」のレコードが出てきたり、自分をアイドルだと思ってなかったので水着の仕事は一切しなかったとかいう話がありました。事務所に入るときにそういう仕事はしないという契約があったそうです。その辺はサラブレッドというか、デビュー前から期待の新人だったんですね。
スタジオでは例によってクリス氏が自前のレコードを持ってきて、「あなた色のマノン」「I THINK SO」「ごめんねDarling」などをかけてました。ディレクターが渡辺有三さんということで、その繋がりでCharがアルバムに参加したりしてたので、その「あの時…」という曲も紹介してました。
よしりんに関しては、尾崎亜美さんが楽曲を提供してたことから一時追っかけてたので、一度だけコンサートに行ったことがあります。1983年春のツアーでしたから、CMソングだった「恋ほど素敵なショーはない」がヒットしたときで、コンサートでは発売前の新曲として「ラストダンスには早過ぎる」を披露したりしてました。
ちなみに1stアルバムはレンタルレコードで借りて、2ndは聞いてなくて、3rdはレンタルで録音して、4thの「心のアトリエ」は買って、5thは中古でレコード買って、6thはラジオで録音して、7thは中古で買って、8thの「Wardrobe」はレコード買いました。とても偉そうにファンとは言えないなぁ(笑) それにしても彼女はめちゃめちゃLP出してますね。
その4thの「心のアトリエ」というのが名盤で、それこそ「ごめんねDarling」をはじめ亜美さんが3曲提供しており、Charが参加してるアルバムもこれ。Charの曲はギターももちろんCharで、「これはムスタングの音だろうなぁ」と思って聞いてますがクランチの手前くらいのナチュラルなトーンでギターソロがかっこいいです。その曲のメンバーはDr:田中清司、ベース:高水健司、キーボード:田代マキだったかな? まぁ確かに普通のアイドルがやるような曲ではないですね。
びっくりしたのは、「8時だよ全員集合」で「ごめんねDarling」を歌ったときのエピソード。ゲストに岩崎宏美さんも出ていて、ステージにはコーラスの人もいたのがリハーサルを聞いていたら「その感じは違う。私が歌いたい。」ということで、ぶっつけ本番で本当にやることになったとか。ただ、岩崎宏美さんがステージにいるものだからみんなそっちを見てしまって、だれもよしりんを見てくれなかったと嘆いてました。
「そんな話、本当?」と思って調べてみたら実際に某動画サイトにありました。岩崎宏美さんは譜面見ながらステージ脇で歌ってたので本当にぶっつけ本番だった感じですね。いやはや、いいものを見ました。
彼女については、なによりも歌声が今も素晴らしいので、昔ファンだったものとしては喜ばしい限りです。今は活動がライブハウス中心のようですが、番組で最近の曲として披露した「My Life」も素敵でしたから、ずっとファンでいる人は今も幸せかも。あの歌声は持って生まれたものに加えてご本人の努力もあるのでしょうね。今後の一層の活躍を祈りたい気分です。