昨夜BSフジで映画「八甲田山」をやってました。八甲田山というと、30数年前に転勤で青森に赴任した際に十和田の方の山を見て「あれが八甲田山ですか?」と会社の人に聞いたら、「ん~、まぁあの辺」だって。
八甲田山というのは単体の山の名前ではなく、いろんな山が集まってるあたりのことを言います。(かなり適当) ちなみに私は当時「ふ~ん、八つの山が集まってるから八甲田山なんだ」と思ってたのですが、実際は八つでもないですね。
ちなみにWikiによると、「『八甲田山』と名がついた単独峰は存在せず、18の成層火山や溶岩円頂丘で構成される火山群である。」だそうです。多分私以外の日本国民はみんな知ってたと思いますが。
それで映画の「八甲田山」ですが、長い上にどういう経緯であんな事になったかというのは簡単にはわかりにくいです。さらに、行軍の途中からは吹雪の中で役者さんの帽子やヒゲは真っ白、顔は雪焼けで誰が誰だか、と。
ただ、そもそも実話を基にしてるので実際に相当悲惨なできごとだったことは映画を見てもわかります。雪中行軍の資料館に行ったことがありますが、生存者の写真も数々展示されており、命は助かったけど凍傷で身体はかなり損傷を受けた人ばかりで…。
なお、劇中で「雪の進軍」という軍歌が出てきますが、何度聞いても覚えられません。おまけに「馬は倒れる捨ててもおけぬ」のあとに「ケーズデンキはや・す・い~」と歌ってしまったりして。
まぁ映画は面白いことは面白いので、テレビでやるとついつい見てしまいます。夏場に見ると涼しくなるかもしれませんね。…ならんか。