先日の「LOVE LOVE愛してる」のスペシャルで、吉田拓郎さんがあいみょんについてギターの持ち方が良いと言ってました。弾き語りするときのギターの角度というか、あんまりヘッド側が上がってないのがいいそうな。
拓郎さんによると、「ヘッドをあんまり上げるとさだまさしになる」との事でしたが、たしかにさださんはヘッド側(左手側の方)が結構高いですね。
ギターは、立って弾くときに高い位置で抱える人と低い位置で弾く人がいます。高い代表がバタヤンこと故田端義夫先生で、低いのはジミーペイジかと思います。バタヤンは胸の前で抱えてますが、あれが抱き心地がいいそうで、あのギターも60年くらい使い続けたという話ですから、完全にご本人と一体化してました。
ジミーペイジは、写真を見るとギター持ってるのにヘソが見えてて、場合によってはベルトよりも下にぶら下げてるのも見かけます。どんだけ手が長いのだろうと。一説によれば、ロック度が上がるにつれギターの位置は下がるということですが、手が短いとか手首が硬い人はロックできないということでしょうか。私だったらあんなに下げたら確実にFは押さえられませんし。
そして、その「LOVE LOVE愛してる」で意外だったのがKinki Kidsの堂本剛さん。レスポールを持って拓郎さんの「落陽」のエンディングで鮮やかなギターソロを見せてましたが、かなり位置が高かったです。バタヤンまでは行きませんが、若い人の中では珍しいタイプ。かなり長いソロを頑張って弾いてましたから、自分のやりやすい位置を模索するうちにああなったのでしょうね。
高いといえば、「冬の稲妻」がヒットしてた頃のアリスの谷村新司さんも相当なものでした。かなり高い位置でギターはほぼ地面と平行。そしてブリッジ近くを激しくストロークしてたので、やたらと弦を切ってるのを見ました。ギブソンのDOVEを持ってたのですが、サウンドホールの上側というかピックガードのない方の表面がピックで相当削れてたのが迫力でした。あの人は力もありそうですしね。今はどうかというと、かなり位置が下がってるというか普通になったというか。
それはそうと、拓郎さんはあいみょんのギターの位置がどうのという前に、彼女の横に座ってるだけでもうデレデレだったので、かなりわかりやすい人ですね。年内で音楽活動を引退するそうですが、彼女に誘われれば簡単に復帰してデュエットでもしそうな勢い。まあそれならそれでもいいですけど。
そういえば、拓郎さんもギターの位置はやや低めでした。本当にあの姿が見られなくなってしまうのかどうか。