今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

「よろしく哀愁」の思い出

2022年06月30日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 本日のNHKFM歌謡スクランブルは「思い出のアイドル集(1)」で、主に70年代アイドルの曲。男性では当然新御三家ありで、郷ひろみは「よろしく哀愁」。私はこの曲には強烈な思い出があります。

 ちょうど発売された頃ですが、NHKラジオの番組でこれがオンエアされ、パーソナリティーの男性アナがアシスタントの女性に「これはどうですか?」と聞いたところ、「もうとにかく好きで100回くらい聞きました!」ですと。

 その番組はたしか男性が局アナ、女性アシスタントは一般女性というか公募で選ばれた学生さんだったような気がします。平日の夕方だったので、相撲や高校野球があれば放送はなく、普通にトークと音楽だけでやってたような番組でした。(もしかしたら金沢ローカルの番組だったかも。)

 その一般女性が郷ひろみファンだったわけですが、当時小学生だった私は「100回聞いた。」ということに衝撃を受けたのでした。「この曲はそんなに乙女心をくすぐるのか?」ということで。

 ですが、大人になって聞いてみればこの曲は確かにいいですね。リズムはあるのに哀愁を帯びたイントロからあのメロディですので。そして、一般女性をキュンとさせるのはなんと言っても歌詞でしょう。作詞は安井かずみさんですがさすがです。

 それまでずっと岩谷時子先生の詞だったのが、この曲で初めて安井かずみさんになり、そしてこのタイトルなので、名プロデューサーと言われた酒井政利さんの戦略はバッチリだったわけですね。

 それで調べてみたら、郷ひろみはこの曲で初めてオリコン1位を獲得。しかもオリコン1位は今のところこの曲だけなんですって。これには驚きました。というか、その一般女性の反応は極めて正しかったわけですね。

 ところでこの曲の発売はというと1974年9月なので、当時私は小5。ラジカセ買ってもらったばかりで、色々ラジオ聞いてたのでしょう。当時はこの曲がそんなにいいとは思わなかったので、当然大人の一般女性の心理はわからないのでした。まあ当たり前の話。


ギターマガジンのストラトキャスター特集

2022年06月29日 | ギターと楽器のこと

 

 発売中のギターマガジン7月号はストラトキャスター特集。

・名手が明かす、最高のストラト・サウンドの鳴らし方
・プロ・ギタリスト10人が語るストラトキャスターの流儀
・伝説に残る10本のストラトキャスター

などなど。結構読んでるだけでおなか一杯になります。

 ストラトキャスターが何か知らない人はどこかで調べてもらうことにして、この特集はなかなか面白かったです。実際プロでストラトをバリバリ使ってる人がブリッジをどんなセッティングにしてるのかと思ったら、案外アームを使う人が少なくてほとんどベタづけだったり、なかにはハードテイル仕様の人もいたのが意外でした。

 ストラトを使うというと、海外だとジミヘン、クラプトン、リッチー・ブラックモアは必ず出てきて今回も伝説の10本のストラトの方はその人たちが出てました。

 今回登場した人以外で日本のギタリストでストラトというと、私が思い浮かべるのは、Char、鈴木茂さん、芳野藤丸さん、松下誠さん、土方隆行さん、西慎嗣さん、是永巧一さん、山田直毅さん、古川望さん、角田順さん、などなど。田中一郎さんも結構使ってましたか。あの人は色々使うのでイメージとしてはテレキャスターカスタムだったりしますけど。

 まあ考えてみれば、ストラトをまったく使わないという人の方が珍しいですね。ちなみにステージでストラトを弾く姿を生で見たことがあるのは、鈴木茂さん、芳野藤丸さん、土方隆行さん、西慎嗣さん、是永巧一さん、山田直毅さん。そういえばイチローさんは、去年の赤レンガでストラト弾いてたっけかなぁ。あとでまたビデオ見ねば。何しろ当日は遠すぎたので。


2022年春のドラマをまとめてレビュー

2022年06月28日 | ドラマレビュー

 続けて見ていたドラマはすべて終了しました。最後まで見たものについてはレビューして感想を残すのが主義ですが、今回は結構本数多いのでまとめてやります。

 この3ヵ月で最後まで見たのは、「元彼の遺言状」「未来への10カウント」「インビジブル」「マイファミリー」「17才の帝国」など。これらを順番に行きましょう。もちろんネタバレもありますので、まだ見てない人はご注意を。


◆フジ月9「元彼の遺言状」

 綾瀬はるかと大泉洋ということで鳴り物入りの雰囲気でしたが、世間的には案外盛り上がらなかった印象。おそらく序盤の展開で人間関係が複雑すぎて脱落した人が多かったのではないでしょうか。私も2回目まで見た時点で「もういいかな?」と思ったのですが、頑張って見続けたら最後は結構面白くなりました。それぞれキャラクターの作り方が上手いというのは、原作が結構魅力的なのでしょうね。この作家のは読んだことないですが。それにしても、ドラマ界というかテレビ業界は大泉洋に頼りすぎの気がします。どれもウケてるからいいのかもしれないけど。


◆テレ朝「未来への10カウント」

 前に個別にレビューしましたが、ほぼ期待せずに見たのに結果的に面白かったです。ここは脚本の勝利ですね。満島ひかりも良かったし。


◆TBS金曜ドラマ「インビジブル」

 3回目くらいまでは柴咲コウのキャラクターにムカムカ来てたのですが、それは番組側の狙いだったかもしれません。ただ、全般的にキャストを変えたらまた違う味わいになったかもしれない(すなわち面白くなったかも)と、余計なことを考えさせられるドラマでした。金曜の夜なので家にはいたから続けて見てましたが、毎回「先週どうやって終わったっけ?」という感じだったのはアカンやろと。個人的には出演者の誰もイメージアップにならないかなり残念なドラマという印象でしたが、世間的にはどんな評価だったのでしょうか。


◆TBS日曜劇場「マイファミリー」

 これは力業というか、かなり強引な展開でしたが結構ヒットした印象です。毎回ラストには次が気になったので、その部分は評価しましょう。あの機械音声の「デハ トモカサンヲ 殺シマス」とか「決メルノハ 私デス」とかいうのはネタに使えそうで、そういうのがヒットしたドラマの証拠。ただし、最後の最後で犯人がわかった時点で「あらら…」とずっこけたのが残念。あれだけの事をやるのに単独犯では無理だし、各現場でどこも一切目撃者がいなかったというのも無理筋。その辺上手く収めれば伝説のドラマになったかもしれませんのにね。


◆NHK土曜ドラマ「17才の帝国」

 これは放送中一切話題にしてなかったのですが、結構面白かったです。日本が経済的に没落して失業率は10%を超え、G7からも締め出されて海外からは「サンセット・ジャパン」と揶揄されるという近未来の話。そこで、地方の一都市で政治AIを駆使して政策を立案し運営することを実験的に始めるという設定。

 そこの総理大臣は立候補者の中からAIが面接することとなり、選ばれたのはなんと17才の男子高校生。人々は「知識も経験もない高校生じゃ無理だろう。」と言いますが、AIは「知識と経験はすべてこの中に入っています。」と言い、同じく立候補した女子高校生が「その知識も経験もある大人たちが日本をここまでダメにしたんじゃないの!」と叫ぶのが初回。その辺は結構痛快でした。

 人間が合議的にあれこれ決めようとすると見て見ぬふりをしたり、「それは言わない約束でしょ」とか、悪いことは起こらないと考えたりするものですが、AIだとそれはまったく許さないので、バッサリかつキッパリと決断を続けていくとどうなるのかは結構興味深く見てました。

 とはいえ、さすがに途中から男女間の問題もあってハチャメチャになってしまい、そこはちょっと残念でしたが、実験都市でやってみるというアイディアは面白かったので、その点は脚本家の方にアッパレをあげましょう。あとは、コンピューターが指示してくるあたりバビル二世を連想したのは私だけでしょうか。

 

 と、ここまでが最後まで見たドラマですが、最初から見る予定のなかったドラマは別にして、日テレの水曜10時のドラマは初回の数分で脱落、NHK「正直不動産」は初回で脱落、NHK夜ドラは3週間くらいは見て結局脱落でした。とはいえ、今回は結構見てたもの多かったですね。

 さて、7月からのはどうでしょうか。割と期待できるものはあるように思います。一時よりは民放ドラマも盛り返したかも。


80年代の曲を探せ!>歌謡スクランブル「思い出のアイドル集(1)」

2022年06月27日 | ラジオ番組の話題

 今週木曜日のNHKFM歌謡スクランブルは「思い出のアイドル集(1) ▽天地真理作品集」です。前半がアイドル集、後半が天地真理さんの特集ですが、オンエア曲は以下の通り。

「よろしく哀愁」郷ひろみ
「激しい恋」西城秀樹
「きらめき」野口五郎
「せんせい」森昌子
「わたしの青い鳥」桜田淳子
「ひと夏の経験」山口百恵
「夏のふれあい」フォーリーブス
「青い麦」伊丹幸雄
「イルカにのった少年」城みちる
「初恋のメロディー」小林麻美
「おやすみなさい」木之内みどり
「まちぶせ」石川ひとみ
「学園天国」フィンガー5
「UFO」ピンク・レディー
「年下の男の子」キャンディーズ
「色づく街」南沙織
「わたしの城下町」小柳ルミ子

「水色の恋」天地真理
「ちいさな恋」天地真理
「ひとりじゃないの」天地真理
「ポケットに涙」天地真理
「虹をわたって」天地真理
「ふたりの日曜日」天地真理
「想い出のセレナーデ」天地真理
「若葉のささやき」天地真理
「恋する夏の日」天地真理


 男性は新御三家、女性は花の中三トリオ、ジャニーズからはフォーリーブスということで、かなりきらびやかな選曲です。野口五郎さんの「きらめき」はこういう特集では割と珍しいような気がしますが、調べてみたらこの曲はオリコン最高2位なんですね。この人はヒット曲が多すぎて、忘れてるのもあったりします。もちろんこの曲は知ってましたけど。

 あとは、この顔ぶれだと小林麻美さんとか木之内みどりさんを選んだところにこだわりがあるのかも。同年代の女性アイドルでも、麻丘めぐみ、林寛子、岡田奈々、伊藤咲子、大場久美子、片平なぎさ、松本ちえこ、アグネスチャン、浅田美代子、などがいませんので。

 ところで、この並びで行くと石川ひとみさんの「まちぶせ」だけがちょっと年代が違うのでは?と思ってしまいます。この曲は1981年のヒットですが、他の曲は全部70年代というか一番新しい曲でもピンクレディーの「UFO」で、これが77年の発売。石川ひとみさんはまだデビュー前だった頃です。

 とはいえ、番組サイトにあるCD番号を見ると今回は同じコンピレーションから数曲ずつ選曲されていたりするので、こだわりというよりは安易な匂いはします。本来は「まちぶせ」でも三木聖子さんの年代なのでしょうが、ヒットの度合いというよりはポニーキャニオンのコンピの収録曲の問題かも。とかいって、理由はどうであれ私の方では石川ひとみさんの曲がかかるのは大歓迎です。

 平日のお昼に1時間半ラジオを聞くのはなかなか難しいかもしれませんが、歌謡スクランブルは聴き逃しもありますので、皆さま是非どうぞ。


太田裕美コンサート2022~雨女の挑戦~

2022年06月26日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 

 昨日六本木・EX THEATERで開催された「太田裕美コンサート2022~雨女の挑戦~」に行ってきました。太田裕美さんについては、デビュー当時というかステージ101の頃から見てて、テレビに出た時は必ずといっていいほど見てたのでシングル曲は全部知ってるけどレコードは買わずソロコンサートにも行ったことがないというお金を使わない不熱心なファンなので、いわゆる「友達以上恋人未満」の関係。(なのか?)

 さすがにここ何年かはベストアルバム数種類とCD何枚かは買いましたが、昔のアルバム曲だとわからない曲多いなぁと思ってたのが、なんと本当にそのわからないアルバム曲中心のセットリストでした。

 予定から約10分遅れて波のSEとともに幕が開くと、純白のドレスというかワンピースを着た太田裕美さんがステージ中央で椅子に座っており、そのままボサノバ風の曲で開始。まずは3曲続きましたが、すべてアルバム曲。曲紹介もなかったので、その場ではまったく曲目わからず。

 そして挨拶があり、今度はグランドピアノに移動して弾き語りで3曲。ここの「青春のしおり」は曲紹介がありました。そして6曲目でようやくシングル曲の「雨だれ」が。

 そこでまたMCがあり「なんか馴染みのない曲ばかりだと思ってるかもしれないけど、まだまだ続くよ。」ということで、次はギター弾き語りで3曲。ギターを弾くのは知ってましたが、3曲もやるとは思ってなかったのでこれも驚きました。

 その後は先日の京都でのコンサートや松本隆さんのこともあれこれ話してましたが、MCの内容を克明に再現するのも野暮なのでそこは自粛。(って、メモしてないだけですが…) この件以外にも、いろんなところにメッセージがあって、音楽以外の事もあれこれ考えてて、なおかつ割とハッキリものを言うタイプだというのはよくわかりました。

 終盤は45周年記念アルバム「ヒロミ☆デラックス」から何曲か披露され、これは想定してたので予習はバッチリ。ここでは、ご本人はハーモニカも吹いて頑張ってました。

 そして本編ラストは「九月の雨」「さらばシベリア鉄道」で終了でしたが、ここまででシングルA面曲が4曲のみだったのですね。そしてアンコールで登場し「ドール」を歌ったあと「雨女の挑戦、しっかり受け止めてくれましたかー!」と叫んだ段階で私はやっと「あ…、そうだったのか。」と。

 そもそもが「雨女の挑戦」というコンサートタイトルで、バンドもアコースティックな編成なのがわかってたので、なんとなく緩い感じの展開を想像してました。「梅雨だけど晴れるといいなあ。」的な感じで、お馴染みの曲を一通りやる感じなのだろうと。

 それが実際はヒット曲を極力抑えたセットリストと、初めて参加するミュージシャンも交えた特別なアレンジに加え、歌以外にギターの弾き語りやハーモニカの演奏など、あらゆるところが挑戦だったのですね。

 ピアノの古川初穂さんは自身のトリオでも活躍する凄腕のジャズ・ミュージシャンで、これまでも何度もオファーを出してたのが、いつもスケジュールが合わず、今回ようやく参加がかなったのだとか。なんの曲だったか忘れましたが、間奏で凄く鮮やかなピアノソロをしてました。

 チェロの笠原あやのさんは、あの「風街レジェンド2015」にも参加してステージでは共演の経験があったそうですがこちらも今回初参加。太田裕美さんが熱烈なオファーをしたそうです。この人が入ることで、単なるアコースティック編成ではなく幅が広がってました。

 ギターの西海孝さんのみ太田裕美さんのバンドでは長年共演してて、メンバー紹介の際でもツーカーの感じでした。そして楠均さんは、Qujilaというバンドを昔からやってる人で、太田裕美さんがニューヨークから帰ってきた80年代半ばからの付き合いだとか。担当がPerとなってましたが、今回ほとんどドラムのスタイル。なにしろ曲調がいろいろで、なおかつ他がほとんどアコースティック楽器なのでバランスに配慮してあれこれやってた感じです。私は6列目だったのですが、この人の前だったので変幻自在の技を堪能させていただきました。


 今回開演前に会場を見渡してみたら、びっしり満員でした。そして、もっと女性がいるかと思ったら、目視では大体8:2か9:1くらいで男性が多かった印象。ドリンクバーは、ペットボトルのお茶よりは圧倒的にアルコールカウンターへの行列が長かったのは客層の影響でしょうか。

 ということで、Twitterにセットリストを書いてた方がいたのでそのデータを拝借し、収録アルバムも追加してみました。初めてソロコンサートに参加したという人は、場内の拍手によると14人くらいだったようですが(太田裕美さん談)、私もその一人です。今回この内容だと、次回もまた行かねばならんと思わせるあたりはさすがですね。とにかくいいものを見せていただきました。

 

参加ミュージシャン
太田裕美、古川初穂(Pf)、西海孝(Ag)、笠原あやの(Vc)、楠均(Per)


<セットリスト>
1. 知らないところで・・・・・・ :「思い出を置く 君を置く」
2. 河口にて :「Feelin' Summer」
3. A DISTANCE :「Feelin' Summer」
4:青春のしおり :「心が風邪をひいた日」
5:ガラスの腕時計 :「12ページの詩集」
6:雨だれ (シングル)
7:プラハ :「始まりは“まごころ”だった。」
8:ロンドン街便り :「こけてぃっしゅ」
9:Nenne :「海が泣いている」
10:ブルー・ベイビー・ブルー (シングルカップリング曲)
11:恋のハーフムーン (シングル)
12:桜月夜 :「ヒロミ☆デラックス」
13:ベロアの秘密 (シングルカップリング曲)
14:僕は君の涙 :「魂のピリオド」「ヒロミ☆デラックス」
15:ステキのキセキ :「ヒロミ☆デラックス」
16:九月の雨 (シングル曲)
17:さらばシベリア鉄道 (シングル曲)

<アンコール>
ドール (シングル曲)
木綿のハンカチーフ (シングル曲)


またまた「岸辺のアルバム」ですって

2022年06月25日 | 新着ドラマの話題

 

 来月から日本映画専門チャンネルでドラマ「岸辺のアルバム」が放送されるそうです。ザ・タイガースにトッポの後任として加入することになった岸部シローがアメリカから帰国する際のドキュメントを当時のアルバムから描くドラマ…というネタは何回も使ってますが、もちろんそうではありません。そっちだと「岸部のアルバム」だし。

 これは1977年にTBSで放送されたドラマで、どこにでもあるような中流家庭の一家が、実はそれぞれに秘密を抱えているというスリルありサスペンスありバイオレンスありワッチコンあり大災害あり宇宙人来襲なし、という山田太一先生の変態ぶりが思う存分満喫できる作品。

 八千草薫が良妻賢母の設定で夫は杉浦直樹、長女は連想ゲームキャプテンの中田喜子、長男は「函館の女」の熱唱シーンが注目の国広富之。専業主婦の奥様に卑猥な電話を掛けるのが竹脇無我というのが珍しい展開で、あとは風吹ジュンが謎の女で、山口いづみが金持ちでヤな女、ずうとるびの新井君も出るというのが魅力ですね。(なのか?)

 実際の八千草薫さんは当時41歳で、ドラマ上では大学生の長女、高校生の長男がいるという設定。現在のこの年代の女優というと、柴咲コウ、池脇千鶴、広末涼子、小池栄子、など。この人たちもお母さん役はやりますが、ちょっと感覚は違いますね。

 このドラマの発案のきっかけは、1974年の多摩川水害が背景にあるそうですが、私は恥ずかしながらこれを見てた時には知りませんでした。NHKのアナザーストーリーズでもこの水害について取り上げてましたが、あれを合わせて見るとなかなか泣けます。

 ということで、興味のある方は是非どうぞ。今回は毎週水曜の夜9時から一話ずつという放送で、普通に連続ドラマを見る感じで見られますね。私は何回も見たけど、また見てみようかなあ。

 ところで、今回あれこれ調べていたら八千草薫さんの本名が谷口瞳さんであることを知りました。ふ~む、ひとみさんでしたか。知りませんでした。


「シン・ちむどんどん」最終回

2022年06月24日 | 日記・雑記・ただの戯言

 単身沖縄から出てきて15年、暢子は念願だった沖縄料理の店を横浜にオープンしました。お祝いに集まった人々の前で暢子は「これが私のやりたかったことさー。ちむどんどんするー。」と叫びました。

 


 …と、次のシーンで見えるのは山原にある比嘉家の天井。布団で寝ている歌子の顔を、心配そうに母の優子が覗き込んでいます。

「あれ…、ここは一体…。うちは、どうして?」
「歌子! やっと目が覚めた? また熱が出て倒れたって連絡があったから、昨日中学まで迎えに行ったのに覚えてないの?」
「え…、うちは倒れてたの? じゃあ、にーにーやねーねー達は?」
「賢秀はコカインの仕事で稼ぐってコロンビアに行ったきりさー。良子は高校を出てから川崎で働いてて、毎月お金をたくさん送ってくれてるさー。」
「そうだったんだ…。」
「さっき歌子が眠ってる間に帝国金融の社長さんが来て、歌子は器量よしだから良子より高く売れるって言ってくれたさー。家も畑もみんな借金だから、お母さんは歌子の病気が治って働いてくれるのを待ってるさー。」
「そんな…。」
「歌子が目が覚めたから、お母さんは夜の勤めに行ってくるね。今からちょっとお風呂に入るさー。お父さんも今日はヤバい仕事があるから帰れないっていってたさー。」
「え、じゃあ暢子ねーねーは?」
「だれ? 暢子って。まだ寝ぼけてるの? あなたのねーねーは良子しかいないさー。」

 ということで、「ちむどんどん」のストーリーはすべて熱に浮かされた歌子の妄想によるものだったのでした。果たして比嘉家は借金苦から抜け出せるのでありましょうか。

 夢オチというのはこういうものです。こういう展開になるかと思うとちむどんどんしますね(?)。


ちょいと夏を先取りしました>ヒカシュー「夏」

2022年06月23日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 Spotifyであれこれ聞いていたら、懐かしいヒカシューの「夏」を見つけました。別にヒカシューのファンではなかったのですが、私が高校生の頃には結構テレビに出てて、何しろあのインパクトですからついつい注目してしまったものです。

 発売は1980年ですが、これが2ndアルバムだったのですね。よくテレビで見たのは「アルタネイティヴ・サン」「マスク」などですが、洋画のイメージソングだったという「パイク」も聞けて、大変懐かしく楽しみました。どの曲も何か深いメッセージがありそうで、その辺は全曲の作詞を手掛けている巻上公一さんの力でしょう。

 それで「あれっ?」と思ったのが、「オアシスの夢」という曲。「この胸の太陽が この夢を焦がす」というフレーズに聞き覚えがあって、これがクラリオンのCM曲だったのを思い出しました。確か烏丸せつこさんが出ててテレビ的にはかなり際どい映像だったような気もします。このアルバムに入ってた曲なんですね。

 「マスク」なんてのは、私は最近出かけるときに「マスク~ マスクをして~ これで安心」っていつも歌ってしまいます。今の時代にピッタリな歌になりました。

 それにしても、結構ギター中心のバンドサウンドの曲が多いので、当時の流行りだったとはいえこれがテクノポップの代表のように言われるのは結構違和感あります。あとは、テレビで巻上さんの歌を聞いたおかげで「alternative」を「アルタネイティブ」と発音するようになってしまい、英語の成績に影響したかもとか思いました。まあそういう時代ですか。


ラストダンスには早過ぎる/岩崎良美

2022年06月22日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 

 TBSチャンネルでの「8時だョ!全員集合」の再放送は、見たいゲストが出るときは録画します。6/10(金)の放送回は1983年5月14日船橋ららぽーとから。お目当ては、岩崎良美さんの「ラストダンスには早過ぎる」。

 何がどうかというと、この1か月ほど前にコンサートを見てたのですね。場所は京都会館第二ホールで、正確な日付は忘れましたが4月の上旬だったと思います。そしてこの曲の発売日は4月21日。ということで、まだ発売前の新曲をコンサートで初めて聞いたのでした。

 これの前が「恋ほど素敵なショーはない」でしたから、そこからヘアースタイルも曲の路線もちょっと変わった感じでした。そしてこの作品は、前の曲の雰囲気を踏襲しつつこちらもいい感じだとコンサート会場で思ったのでした。

 当日のコンサートの演奏曲などはほとんど忘れてしまいましたが、今回の放送を見て「そういえば当時のよしりんはあんな感じだった」と思い出したのでした。歌もうまいし可愛かったですね。懐かしいですわ。


ふ~む、アラビアのロレンスですか>映像の世紀バタフライエフェクト

2022年06月21日 | TV番組レビュー

 この春から始まったNHKの「映像の世紀バタフライエフェクト」ですが、毎回結構ナイスなテーマで続けていると、個人的には評価してます。昨日は「砂漠の英雄と百年の悲劇」ということで、アラビアのロレンスとその後のパレスチナやイスラエルの話でした。

 「アラビアのロレンス」というと映画にもなってたくらいなので、昔はアラブの王子様がワッチコンするラブロマンスの話だと思ってました。それが実はああいう人物だと知ったのは大人になってからというか、それこそ20年くらい前だったかも。大人としてはお恥ずかしい限りで…。

 たった一人の人物の暗躍がその後の世界情勢にまで影響を及ぼすなんてケースは珍しいように思いますが、一瞬のことじゃなくて100年経ってもこじれてるというか解決の糸口もないというのはなんともやりきれない感じです。まああの人だけじゃなくて、要するにイギリスが悪かったのですが、この人が無能であったなら謀略は失敗してたかもしれず、今の世界とは違ってたかもしれません。

 そして知らなかったというと、今回の番組でも取り上げてたミュンヘンオリンピック選手村でのテロ事件というのも、映画「ミュンヘン」を見るまで知りませんでした。あの映画が2005年ですから、事件から30年以上知らなかったわけです。さすがにテルアビブ空港乱射事件は知ってました。

 ということでいろいろな映像があった番組ですが、関心のある方はNHKプラスでどうぞ。この番組は再放送ありましたっけ???