石川ひとみさんのデビュー40周年コンサート追加公演についてあらためて。ちなみに2月3日(日)の羽田ティアッとスカイホールの昼公演の話です。昨日の名古屋公演も大盛況で終わったそうですし、もう曲目書いてもいいでしょうと。ただし、当日はメモを取ったわけではないのですべて記憶によります。おまけに前回聞いた曲で今回も聞いた気になった曲もあるかも…。
私は今回昼の部だけ行きました。事前に10月の本公演のセットリストを確認しておいたので心の準備はバッチリ。追加公演だしバンドメンバーも同じなので、多分大体同じだろうと予想した次第。
私としてはギターの山田直毅さんの足元の機材が気になるので、開演前にステージの前まで行ってチェックしようとしたのですが、セットリストが貼ってあるのが見えて「いや、見ないでおこう!」と。
そして開演は時間通り。この日は2回公演なので時間はタイトだったのでしょう。今回のひっちゃんの衣装は七分で袖がヒラヒラしている可愛い白いブラウスに赤いロングのジャンパースカート。(ということでよろしいのでしょうか)
オープニングは本公演と同じく「置き忘れたメモリー」でしっとりと。続いて2曲目「あざやかな微笑」も同じでした。3曲目が始まったとき、勢いのある手拍子でリズムをとり会場が一体となったものの私は曲名わからず。歌詞を聞いて「恋はダイスまかせ」というのがわかったのですが、レコード持って無くて知りませんでした。一生の不覚です。この曲は元々シングルのB面曲だったので今はCDでは入手できないのですね。以前発売されていたCD-BOX1に収録されていたようですが。こういうリズムの曲は他にないのでまた是非ステージでやって欲しいです。その後は「さよならの理由」もあったような…。
最初のMCでは「ついに追加公演の日が来ました。そりゃ来るわなぁ、ガハハ。」という話から始まりあれこれと。その後「ハート通信」「夢番地一丁目」という勢いのある曲があって、MCでキャンパスライブの話をしたと思ったら、なんとそこから「エンドレスメモリー」を演奏。これは当時早稲田大学の学生さんが石川ひとみさんのキャンパスライブのために作ったという曲で、もちろんスタジオ録音はされておらず今回一番のサプライズだったかも。ここでは直毅さんがアコギを持っての演奏でしたが、次はそのまま「三枚の写真」だったかな? こちらもアコースティックでしっとりとした演奏でした。
昨年10月の本公演では弦楽の方が二人いてアコースティックなコーナーが何曲かあったのが今回と一番の違いでしょうか。あれはあれで聴きごたえがあって凄く良かったので、メンバー揃えるのは大変でしょうが今後また期待したところです。
MCではいろいろな話がありましたが、実際に40周年でアルバムを出してコンサートやったとして、みんな来てくれるだろうかという不安があったそうです。あれだけヒット曲を出して紅白にまで出た人ですが、40年のキャリアの中では山あり谷あり数々の辛酸も舐めてるので慎重にならざるを得ないのでしょう。
しかし、ふたを開けてみると40周年記念コンサートは即日完売で追加公演まで実施できたことで手ごたえを感じたそうで、今後も歌い続けていくという力強い言葉がありました。私も40周年を機会にファンとして本格復帰しコンサートにも足を運ぶようになったので、そういう人が今後も増えてくれればと思います。もちろんこれからファンになる人も大歓迎ですし。
後半は昨年発売した「わたしの毎日」からは「ベリバービリバー」「赤い靴」「40回目のラブソング」「わたしの毎日」を演奏。その後「まちぶせ」「くるみ割り人形」とヒット曲で盛り上げて、本編の締めは「君は輝いて天使に見えた」。本公演ではアンコールのアンコールで最後にやりましたが、いつまでもこういう女性でいたいという本人の気持ちを込めているそうです。(本編の演奏曲は抜け漏れありそうなので、ご記憶の方は存分に突っ込んで下さい。)
そしてアンコールではまず「にわか雨」。さらに盛り上がって次が「らぶ・とりーとめんと」。個人的には今回これが一番の感激でした。あの「キャンパスライブ」で聞いてライブで凄く盛り上がる曲と知ってから約36年、ようやく生で聞けました。それにしても、この時の声は凄かったです。盛り上がりつつ「そんなに声張って大丈夫?」「まだ夕の部もあるのに枯れてしまわないだろうか」と心配になったくらい。が、夕の部に参加した人の話ではそちらも絶好調だったそうなので、そこはさすがにプロですし大舞台の場数も踏んでるし、鍛え方が違うのでしょう。まさにステージで歌うために生まれてきた人なのだと思います。
なお、「キャンパスライブ」では間奏もエンディングも「うわっ!」というくらい凄いギターソロがあるのですが、今回ソロは全部サックスでした。園山光博さんという方で、以前は小田和正さんのバンドでバンマスやってたそうですし、サックスもフルートもいけるスーパープレイヤーです。この曲に限らずフレーズも音色も素晴らしいものを聞かせていただきました。
そしてラストの曲はしっとりと「海のようなやさしさで」。前回もラス前がこの曲だったのでご本人お気に入りなのでしょう。私もこの曲が大好きで、これが収録されている「Inside Outside」というアルバムがとにかく好きで、これが今になって生で聞ける幸せを噛みしめたりしました。ちなみに、この曲では間奏で直毅さんのギターソロも聞けるのでそこも注目です。
ということで大満足のステージでした。夕の部に参加した人の話によると、一部セットリストに違いはあったそうです。自分が見た直後にまたステージがあるというのは、付き合ってる彼女が自分とデートしたあとに別の男性と会うのがわかってるような…って、違うか。まぁひっちゃんはファンみんなのひっちゃんなので。
今回は親衛隊の方々が復活してて、往年の曲のコールもあれこれ聞けました。まぁその辺の賛否はあるでしょうが、あの方々は声援のポイントもツボを押さえてるので、バラードで騒いだり笛吹いたりはしないし、アイドルのコンサートの風物詩ということで私は楽しめました。
これにて一連の40周年記念イベントは終了しましたが、初めてコンサートに足を運ぶ機会を与えてくれた石川ひとみさんはじめ関係者すべての方にこの場を借りてお礼を申し上げます。今回のステージでもまだまだ歌い続けていくという決意表明がありましたし、たとえ年に1回でもホールでのコンサートを続けていただくことを期待します。
ほとんど自分の備忘録ではありますが長文を最後までご覧いただけた方には感謝いたします。ありがとうございました。