今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

八甲田山はどこにある

2019年02月18日 | 映画

 昨夜BSフジで映画「八甲田山」をやってました。八甲田山というと、30数年前に転勤で青森に赴任した際に十和田の方の山を見て「あれが八甲田山ですか?」と会社の人に聞いたら、「ん~、まぁあの辺」だって。

 八甲田山というのは単体の山の名前ではなく、いろんな山が集まってるあたりのことを言います。(かなり適当) ちなみに私は当時「ふ~ん、八つの山が集まってるから八甲田山なんだ」と思ってたのですが、実際は八つでもないですね。

 ちなみにWikiによると、「『八甲田山』と名がついた単独峰は存在せず、18の成層火山や溶岩円頂丘で構成される火山群である。」だそうです。多分私以外の日本国民はみんな知ってたと思いますが。

 それで映画の「八甲田山」ですが、長い上にどういう経緯であんな事になったかというのは簡単にはわかりにくいです。さらに、行軍の途中からは吹雪の中で役者さんの帽子やヒゲは真っ白、顔は雪焼けで誰が誰だか、と。

 ただ、そもそも実話を基にしてるので実際に相当悲惨なできごとだったことは映画を見てもわかります。雪中行軍の資料館に行ったことがありますが、生存者の写真も数々展示されており、命は助かったけど凍傷で身体はかなり損傷を受けた人ばかりで…。

 なお、劇中で「雪の進軍」という軍歌が出てきますが、何度聞いても覚えられません。おまけに「馬は倒れる捨ててもおけぬ」のあとに「ケーズデンキはや・す・い~」と歌ってしまったりして。

 まぁ映画は面白いことは面白いので、テレビでやるとついつい見てしまいます。夏場に見ると涼しくなるかもしれませんね。…ならんか。


デビュー40周年につき石川ひとみのシングル曲を語る企画 その14(まちぶせ)

2019年02月17日 | 石川ひとみ

 いよいよ「まちぶせ」です。この曲は石川ひとみさんのデビューから数えて10枚目のシングル。(「プリンプリン物語」は除く) 1981年4月21日の発売。デビュー以来「くるみ割り人形」で新人賞レースには参加したもの、その後なかなかヒット曲に恵まれず、この曲がダメならもうやめようと思っていたとか、元々B面の「懐かしきリフレイン」がシングルとして発売されること予定だったとかは、いろいろなところで語られています。

 この曲は元々三木聖子さんが1976年6月にデビュー曲として発表したもので、石川ひとみさんのはカバーということになります。石川ひとみさんの方がヒットしたことにはなりますが、元々三木聖子さんの方もオリコン最高位47位ですので、そもそもがヒット曲でした。

 私は三木聖子さんについては、ドラマ「悪魔のようなあいつ」の印象が強く、あれと「まちぶせ」がほぼ同時期かと思っていたら、ドラマは「まちぶせ」の前年なんですね。このドラマは三億円事件を扱ったもので、その時効が間近だったので話題になっており、私も見てました。それで三木聖子さんの事も知ってたと。

 ドラマは当時見て以来しばらく見る機会がなかったのですが、5年ほど前にTBSチャンネルで再放送され、私は全話録画して保存版にしてます。久しぶりに見てみたら出演者のところには「三木聖子(新人)」となってますね。主役のジュリーの妹役ですが、兄とは兄弟のような恋人のような微妙な関係で、そもそもこのドラマが色んな意味で問題作ですから、それこそ体をはった熱演でした。

 そして三木聖子さんの「まちぶせ」が発売された当時私は中1。歌番組で見たかラジオで聞いたかはわかりませんが、当時からこの曲は知ってました。とはいえ特にファンではなく、同時期にヒットしていた曲では甲斐バンドの「ダニーボーイに耳をふさいで」とか(まぁこれがヒットしたかは別にして)、太田裕美さんの「赤いハイヒール」とかが好きでした。当時ラジオから録音したカセットには、他に吉田拓郎さんの「明日に向かって走れ」とか、田中健さんの「生きる」とか録音してた記憶があって「ああ、あの頃の曲か」とか思い出したりして。(って、そのテープはもう手元にはありませんが)

 以前から、石川ひとみさんというと「まちぶせ」しか取り上げられないことに反発し、「あの曲は三木聖子さんにお返ししても良い」と主張しておりましたが、実際この曲のヒットにより彼女が歌手を続けられたということがあるので、本来はもっと尊重せねばなりませんね。そこで引退していたら当然40周年は迎えられなかったわけですし、私がコンサートを見る機会もなかったわけですし。

 ちなみに、「『まちぶせ』は絶対三木聖子の方がよい」という意見は、私はまったく否定しません。新人の歌手が一生懸命歌ってる感じがありますし、凄くひたむきさが感じられる歌声でもあります。曲もアレンジも歌い方も上手くできてる曲だと思います。だからこそヒットしたんでしょうし。

 で、長年私は石川ひとみさんも同じキーで歌ってると思ってたのですが、聞き比べてみると半音高いんですね。それぞれの声域に合わせてのことでしょうが、石川ひとみさんの方は全般的に上手いですし、最後のリフレインのあたりは「ハッ」とするほどの歌唱だと思います。元々の三木聖子バージョンで耳馴染みがあった人にもまた新鮮に聞こえたというところが大ヒットに繋がったのだと思います。

 昨年デビュー40周年を迎えた石川ひとみさんですが、まだまだニューアルバムのリリースイベントは継続しており、来月は新潟の長岡に行くとか。もちろん「まちぶせ」も歌うでしょうし、関心のある方はオフィシャルホームページをチェックの上お出かけになってはいかがでしょうか。今も当時と変わらない歌声が聞けます。

 「まちぶせ」がヒットして本当に良かったわけですが、ファンとしては「歌を続けられて良かったね」と心から思います。そういう意味ではこの曲と、当時この曲を支持してヒット曲にしてくれた方々には感謝してもし足りないと思う次第です。


やっぱり清張ねっ!

2019年02月16日 | ドラマレビュー

 松本清張先生原作の「霧の旗」というドラマを見ました。たまたまホームドラマチャンネルでやってたので、「そういえばタイトル聞いた事ある」と思って録画した次第。タイトルを覚えてたのは、いわゆる百恵友和映画になってたからで、当時は山口百恵が初めて汚れ役に挑戦という話題になってたかと。

 今回は大竹しのぶ主演のドラマだったのですが、いつ頃だったかと調べたら1983年の正月に火曜サスペンスで放送されたものでした。やはり日本の正月は清張なのでしょう(?)。

 で、ドラマ版を調べたら山ほどありました。最近では3年か4年に1回はありますね。そんなに面白いかなぁ…と思ったりしますが。なんといってもあのヒロインを誰がやるかというのが注目ですが、歴代では若村麻由美のが見てみたいと思いました。堀北真希とか相武紗季のはどうだったんだろうと心配になったくらい。

 ちなみに百恵友和版のキャストを見ていたら「西村まゆ子(新人)」というのがあって、ニンマリしてしまいました。まぁホリプロでしたしね。またそのうち誰かやるのかなぁ。


あさイチ プレミアムトーク「富田靖子」

2019年02月15日 | TV番組レビュー

 録画してあった1月25日のあさイチのゲストは富田靖子さん。もう30年以上前からのファンなので名前を見た途端に録画予約しました。彼女は時々トーク番組にも出演しますが、かなり真面目な性格と見えておしゃべりはそんなに面白くない印象を持ってました。

 が、今回は何しろMCが華丸大吉さんなので、映画で共演したばっかりですからご本人もテンション高く結構面白かったです。それに、映画だと昨年の「友罪」をはじめ結構微妙な役が多かったのですが、今回は自然体で表情も明るく髪型も衣装ももちろん本人も凄く可愛かったです。登場した瞬間に「おおっ!」と思いました。(と、もうすぐ50歳になる女優さんに「可愛い」というのもなんですが…)

 なぜいま富田さんが?と思ったら、華丸さんと一緒に「めんたいぴりり」という映画に出演したんですね。それも主役級で。この映画はタイトルだけは知ってたのですが、にわかに見てみたくなりました。富田さん自身が福岡出身ですので方言は自然にいけたでしょうし。

 今回の番組ではデビュー作の「アイコ十六歳」の名場面や、「スウィート」でレッツゴーヤングに出演した際のシーンも何度も出てきて、ファンとしては涙もの。十代の頃はもちろん可愛かったですが、結婚して子供もできてぼちぼち五十代になろうという彼女も凄く素敵でした。昔から応援してる人が今も頑張ってる姿を見るのはこちらにとっても励みになります。

 ちなみに私はというと富田靖子さんのファンの集いに参加して、握手して貰ったことがあります。(別にファンクラブ会員ではなかったのですが) 33年前の話ですが当時彼女は17歳、私は就職した翌月でした。至近距離で見た彼女は、この世のものとは思えないほど可愛かったですね。一生の自慢にしてますが。

 それまでに年下のアイドルのファンになったのは富田さんが最初でした。考えてみれば今までに握手した貰ったことがあるのは、富田靖子さん、尾崎亜美さん、石川ひとみさんの3人だけですね、たしか。それにしてもまぁ今回の番組は良いものを見せて貰いました。


連続ドラマW 盗まれた顔 ~ミアタリ捜査班~

2019年02月14日 | ドラマレビュー

 WOWOWにて放送してたドラマ。見あたり捜査とは「指名手配書の写真から何百人という顔の特徴を脳に焼き付け、駅や繁華街を歩いて容疑者を捜し出す捜査手法」だそうです。その抜群の記憶力と顔認識力を持つ刑事役が玉木宏。

 それがあるとき、見あたり捜査の先輩である男の顔を人混みの中に見つけます。が、、その人は既に死んでいるはず…というところからドラマが始まって、そこに中国マフィアが絡んで数々の凄惨な事件が起こるというサスペンスアクション。

 そういう設定を見ると凄く面白そうなのですが、実際見てみると「結構わかりにくい」というのが率直な感想。メインになる中国マフィアの事件以外に玉木宏の私生活の事情も絡んで、結構まとめて見たんですがわかりにく&楽しくないというのがなんとも。あとはところどころセリフが凄く聞き取りづらい箇所があって、そこは演出上の問題もあるのですがテレビドラマとしてはちょっときつかったかなと。

 そんな中、割りとよかったのが新人の見あたり捜査員役の内田理央という女優さん。既にスターのようですが、私はドラマで見たのは初めてでした。アクションシーンも多かったのに頑張ってました。まぁそれくらいは楽しみがありませんと。

 ということで、一応最後まで見ましたと。かなり人がいっぱい死ぬドラマですので、ちゃんと見るのにはそれなりの覚悟はいります。世間一般の評価はどうでしたでしょうか。


尾崎亜美さんのツイッターのその後

2019年02月13日 | 尾崎亜美

 亜美さんがツイッターを始めて先週の木曜日からつぶやき始め、大体毎日いくつかはツイートがあります。今はブログのリンクも貼れるようになってますね。今日はまだつぶやきがないのですが、ブログも更新されてないのでお出かけしている様子。

 ブログの方ではツイッターの仕組みがよくわからないと書いておられますが、亜美さんは主に発信する側の人だと思いますので、あとは写真が貼れるくらいになれば宜しいのではないでしょうか。

 ツイッターというのは人によって本当に使い方が様々だと思います。私は主にニュースとか情報入手の手段として使っている感じ。電車の中で暇つぶしするときはタイムラインを延々と遡って見たりしますが、通常は直近のタイムラインをつらつら見てから、あとはキーワード検索とか知り合いのつぶやきをチェックするという流れ。

 以前はいろんな情報を入手しようと思ってたのですが、言論系はツイッターでは荒れる傾向があるので段々避けるようになりました。それこそ左右両方の言い分を聞こうとネトウヨから極左までフォローしてたのですが、それはそれでかなり心が荒むので両方ともバッサリとフォローをやめました。ニュースはテレビとか新聞で見ればいいですし。

 結局エンタメ系を眺めてるのが楽しいということで、そういう人たちを中心にフォローしているとタイムラインが凄く平和で楽しく過ごしています。もうちょっと整理した方がいいかもしれませんが。

 ちなみに亜美さんのフォロワーは今現在で925人。1000人を超えるのは時間の問題でしょうが、地上波のテレビに出たりして、その際の楽屋の様子とかツイートすると一気に桁が違うほど増えるんでしょうね。その増加具合はじっくり観察していこうと思ってます。これも新たなツイッターの楽しみ方でしょう。フッフッフ。


歌姫について考える

2019年02月12日 | TV番組レビュー

 昨日TBSテレビで「歌のゴールデンヒット―昭和・平成の歴代歌姫ベスト100―」というのをやってました。TBSでは昭和歌謡の人気女性歌手を「歌姫」として取り上げる番組をたびたびやってますし、「歌姫」というドラマもやってたくらいなので、よほど「歌姫」が好きなのでしょう。

 こういう番組を見るたびに歌姫ということについて考えさせられます。すなわち「男だったらどういうんだろう?」と。姫に対応する言葉だとやはり「殿」でしょうか。そうなると「歌殿」ということになり、あんまり語呂はよくありません。あとは「歌王」とか。昔「殿さまキングス」というグループもいたくらいですから、「歌キング」というのもありかも。あるいは意表を突いて「歌旦那」とか。

 かつて「笑っていいとも」のタモリさんとさんまさんのフリートークのコーナーで「タモリの呼び名を考えよう」という企画がありました。要するに欽ちゃんは「大将」、ビートたけしは「殿」と呼ばれてるので、タモリだったら何がいいだろうと。

 その際視聴者からの応募で「チーママ」というのがあり、さんまさんが大受けして「お願いですからチーママにして下さい!」と言って大笑いした記憶があります。まぁチーママは無しとして「歌大将」というというのはありでしょうか。

 ところで、今回TBSの番組を見てて疑問に思ったのは「歌う女は誰でも歌姫なのか?」ということ。実は昨日はNHKFMで松本隆三昧の番組を聞いてたので序盤は見ておらず、たまたまテレビをつけたらもう56位でした。それがキャンディーズだったので「うわーい」と喜んだのですが、私だったらキャンディーズを歌姫とは言わないなぁ。歌も上手いしアイドルグループとしても凄く好きなんですけど、そういうイメージじゃないし、そもそもコーラスグループをまとめて歌姫というのも違和感あるし。

 「歌姫」ということに関しては、かのクリス松村氏がその著書「『誰にも書けない』アイドル論」で書いてた話が印象的です。それによると「以前、某番組で、デビューするかしないかの少女に対して、『新しい歌姫誕生』と台本に書いてあって、『いくら才能がおありでも、私はこんなこと絶対に言えません』と断固拒否したことがあります。」と。さらに「『歌姫』とか『ディーバ』とか、やたら使われて、もうバーゲンセールのようですね。」とも。これ以外でも、歌であれば「名曲」、ダンスであれば「キレッキレ」、歌唱力に関しては「歌うま」という言葉が安売りされてるとも思いますね。

 ちなみに今回のTBSの番組はレコードやCDの売上でランキングをつけてたので、昭和・平成の歴代歌姫1位はダントツでAKB48でした。やっぱり現代の歌姫というとAKBですよねっ! (と、どの口がいうかと)


WOWOW3月の注目番組(2019年)

2019年02月11日 | 日記・雑記・ただの戯言

 来月はWOWOWで注目の番組がいろいろあります。まずは小坂忠さんのライブ「ほうろう」。<武部聡志プロデュースによるWOWOWオリジナルコンセプトライブ第2回。70年代ジャパニーズR&Bロック名盤中の名盤、小坂忠「ほうろう」を取り上げる。>というもので、昨年11月に東京国際フォーラムにて行われたライブの模様が放送されます。

 小坂忠さんのために豪華一流ミュージシャンが集ったという伝説のライブが見られるので、忘れないように録画せねば、と。放送は3月17日で我らが尾崎亜美さんも出ますので。

 ドラマでは連続ドラマW「絶叫」。尾野真千子さん主演のドラマで、予告では貧困、無縁社会、ブラック企業などという単語が並んでますが、壮絶な社会はサスペンスだとか。これは見ねば。3月24日スタートだそうです。

 あとはクイーンのライブ3公演があるそうで、CDはほとんど持ってないのですがBSでライブあるたびに録画して見てました。今は映画で話題になりましたから、これも盛り上がるでしょうね。1975年、1986年、2014年のライブだとか。1986年のウェンブリースタジアムのはオリジナルメンバーでのラストライブのようです。見ねば!


久しぶりに「最高の離婚」を見て新しいドラマも見てみたと

2019年02月10日 | ドラマレビュー

 昨日日本映画専門チャンネルで「最高の離婚」の一挙放送をやってました。2013年のドラマですが、私はこれが大好きで全話録画して保存版にしているくらい。もう何回も見ているのですが、一挙放送やってるとつい見てしまいます。この時の尾野真千子さんは最高で、「カーネーション」で注目してたのがこのドラマで見てさらに気に入って大ファンになりました。

 このドラマは脚本、演出、キャストすべてが良くて名作だと思います。名場面も迷場面もセリフを覚えているくらいなのですが、序盤は結構忘れてるところも多くて見るたびに新たな発見があったりします。もちろん昨日は一日家にいたわけではないのですが、途中まで見て出かけてから帰ってきてもまだやってるというのが一挙放送の凄いところ。

 で、昨日からWOWOWで「それを愛とまちがえるから」というドラマが始まって、「愛に迷える大人たちの笑って泣けるラブコメディー」という触れ込みなのですが、チーフ監督がその「最高の離婚」や「最後から二番目の恋」を演出した人だというので期待して見てしまいました。

 出演は稲森いずみ、鈴木浩介、仲里依紗、安藤政信など。普段しっとりとした役をやることが多い稲森いずみがコメディーということで新境地かと思ったのですが、我が家は初回で脱落。稲森いずみと仲里依紗が二人で会話するシーンを見てて、「二人ともこんなんだったっけ?」と思ってしまったのですが、まぁ意見には個人差があるでしょう。

 なにがどうかといって演出とか音楽が「最高の離婚」っぽいのですが、そもそも脚本家違うしキャストも全然違うので、あの雰囲気を望むのは無理というもの。とはいえ、仲里依紗のいろんなかっこを見たい人は楽しめるかも。WOWOWのドラマとしては珍しい感じとも言えますが。


「石川ひとみ40周年コンサート追加公演」の話をあらためて

2019年02月09日 | 石川ひとみ

 石川ひとみさんのデビュー40周年コンサート追加公演についてあらためて。ちなみに2月3日(日)の羽田ティアッとスカイホールの昼公演の話です。昨日の名古屋公演も大盛況で終わったそうですし、もう曲目書いてもいいでしょうと。ただし、当日はメモを取ったわけではないのですべて記憶によります。おまけに前回聞いた曲で今回も聞いた気になった曲もあるかも…。

 私は今回昼の部だけ行きました。事前に10月の本公演のセットリストを確認しておいたので心の準備はバッチリ。追加公演だしバンドメンバーも同じなので、多分大体同じだろうと予想した次第。

 私としてはギターの山田直毅さんの足元の機材が気になるので、開演前にステージの前まで行ってチェックしようとしたのですが、セットリストが貼ってあるのが見えて「いや、見ないでおこう!」と。

 そして開演は時間通り。この日は2回公演なので時間はタイトだったのでしょう。今回のひっちゃんの衣装は七分で袖がヒラヒラしている可愛い白いブラウスに赤いロングのジャンパースカート。(ということでよろしいのでしょうか) 

 オープニングは本公演と同じく「置き忘れたメモリー」でしっとりと。続いて2曲目「あざやかな微笑」も同じでした。3曲目が始まったとき、勢いのある手拍子でリズムをとり会場が一体となったものの私は曲名わからず。歌詞を聞いて「恋はダイスまかせ」というのがわかったのですが、レコード持って無くて知りませんでした。一生の不覚です。この曲は元々シングルのB面曲だったので今はCDでは入手できないのですね。以前発売されていたCD-BOX1に収録されていたようですが。こういうリズムの曲は他にないのでまた是非ステージでやって欲しいです。その後は「さよならの理由」もあったような…。

 最初のMCでは「ついに追加公演の日が来ました。そりゃ来るわなぁ、ガハハ。」という話から始まりあれこれと。その後「ハート通信」「夢番地一丁目」という勢いのある曲があって、MCでキャンパスライブの話をしたと思ったら、なんとそこから「エンドレスメモリー」を演奏。これは当時早稲田大学の学生さんが石川ひとみさんのキャンパスライブのために作ったという曲で、もちろんスタジオ録音はされておらず今回一番のサプライズだったかも。ここでは直毅さんがアコギを持っての演奏でしたが、次はそのまま「三枚の写真」だったかな? こちらもアコースティックでしっとりとした演奏でした。

 昨年10月の本公演では弦楽の方が二人いてアコースティックなコーナーが何曲かあったのが今回と一番の違いでしょうか。あれはあれで聴きごたえがあって凄く良かったので、メンバー揃えるのは大変でしょうが今後また期待したところです。

 MCではいろいろな話がありましたが、実際に40周年でアルバムを出してコンサートやったとして、みんな来てくれるだろうかという不安があったそうです。あれだけヒット曲を出して紅白にまで出た人ですが、40年のキャリアの中では山あり谷あり数々の辛酸も舐めてるので慎重にならざるを得ないのでしょう。

 しかし、ふたを開けてみると40周年記念コンサートは即日完売で追加公演まで実施できたことで手ごたえを感じたそうで、今後も歌い続けていくという力強い言葉がありました。私も40周年を機会にファンとして本格復帰しコンサートにも足を運ぶようになったので、そういう人が今後も増えてくれればと思います。もちろんこれからファンになる人も大歓迎ですし。

 後半は昨年発売した「わたしの毎日」からは「ベリバービリバー」「赤い靴」「40回目のラブソング」「わたしの毎日」を演奏。その後「まちぶせ」「くるみ割り人形」とヒット曲で盛り上げて、本編の締めは「君は輝いて天使に見えた」。本公演ではアンコールのアンコールで最後にやりましたが、いつまでもこういう女性でいたいという本人の気持ちを込めているそうです。(本編の演奏曲は抜け漏れありそうなので、ご記憶の方は存分に突っ込んで下さい。)

 そしてアンコールではまず「にわか雨」。さらに盛り上がって次が「らぶ・とりーとめんと」。個人的には今回これが一番の感激でした。あの「キャンパスライブ」で聞いてライブで凄く盛り上がる曲と知ってから約36年、ようやく生で聞けました。それにしても、この時の声は凄かったです。盛り上がりつつ「そんなに声張って大丈夫?」「まだ夕の部もあるのに枯れてしまわないだろうか」と心配になったくらい。が、夕の部に参加した人の話ではそちらも絶好調だったそうなので、そこはさすがにプロですし大舞台の場数も踏んでるし、鍛え方が違うのでしょう。まさにステージで歌うために生まれてきた人なのだと思います。

 なお、「キャンパスライブ」では間奏もエンディングも「うわっ!」というくらい凄いギターソロがあるのですが、今回ソロは全部サックスでした。園山光博さんという方で、以前は小田和正さんのバンドでバンマスやってたそうですし、サックスもフルートもいけるスーパープレイヤーです。この曲に限らずフレーズも音色も素晴らしいものを聞かせていただきました。

 そしてラストの曲はしっとりと「海のようなやさしさで」。前回もラス前がこの曲だったのでご本人お気に入りなのでしょう。私もこの曲が大好きで、これが収録されている「Inside Outside」というアルバムがとにかく好きで、これが今になって生で聞ける幸せを噛みしめたりしました。ちなみに、この曲では間奏で直毅さんのギターソロも聞けるのでそこも注目です。

 ということで大満足のステージでした。夕の部に参加した人の話によると、一部セットリストに違いはあったそうです。自分が見た直後にまたステージがあるというのは、付き合ってる彼女が自分とデートしたあとに別の男性と会うのがわかってるような…って、違うか。まぁひっちゃんはファンみんなのひっちゃんなので。

 今回は親衛隊の方々が復活してて、往年の曲のコールもあれこれ聞けました。まぁその辺の賛否はあるでしょうが、あの方々は声援のポイントもツボを押さえてるので、バラードで騒いだり笛吹いたりはしないし、アイドルのコンサートの風物詩ということで私は楽しめました。

 これにて一連の40周年記念イベントは終了しましたが、初めてコンサートに足を運ぶ機会を与えてくれた石川ひとみさんはじめ関係者すべての方にこの場を借りてお礼を申し上げます。今回のステージでもまだまだ歌い続けていくという決意表明がありましたし、たとえ年に1回でもホールでのコンサートを続けていただくことを期待します。

 ほとんど自分の備忘録ではありますが長文を最後までご覧いただけた方には感謝いたします。ありがとうございました。