迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

[各駅停車で南へ]その31・奄美大島へ

2007年04月09日 | 旅する。
4月9日

鹿児島発名瀬経由那覇行きのフェリーあかつきは、まもなく出航する。

乗客は意外に多く、二等船室の大部屋にも、客たちがいくつかの群れを作るように、散在している。

かといって、もちろん満員には程遠く、自分用に毛布を1、2枚余計に確保しておく。

甲板に出てみたが、風が冷たい。やがて、日が沈む。




[各駅停車で南へ]その30・ウコンの力

2007年04月09日 | 旅する。
4月9日

鹿児島新港への道を尋ねた。

「この道をまっすぐ行って、ガストの前を通り過ぎて50mしたら大きな交差点があるから、そこを左に曲がって、あとは道なりにまっすぐ。

海に船が見えるから、すぐわかるよ。2kmもない。沖縄に行く船でしょ。

にいさん、どこから?
横浜?

そうかい。あ、にいさん、ちょっと待って。ほら、これウコン入ってるから。力出るよ。

横浜から来たんなら、頑張らんとね」

おじさんがくれた「ウコンの力」は、苦くて、甘かった。




[各駅停車で南へ]その28・種子島

2007年04月09日 | 旅する。
4月9日

屋久島脱出。

「とまり木」から、心のこもった見送りを受けて、始発のバスを待つ。

ある事情により、バスを降りたらフェリー「はいびすかす」の係員が待機していて、その場で乗船券を渡されて、そのまま船内に走り込んだ。

その間5秒。

何はともあれ、2時間も経たないうちに、種子島に入港。

この島には、今回は上陸しない。

船はさらに鹿児島谷山港へ向かう。