迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

[各駅停車で南へ]その52・二等船室の人々

2007年04月15日 | 旅する。
4月15日

寄港する度に、乗客の顔ぶれは、どんどん変わっていく。

各駅停車の列車と、まったく同じだ。

ただ目的地まで着けばいいのなら、わざわざこんな便を選んだりはしない。しかも、琉球エキスプレスもクイーンコーラルも、料金は変わらないのだ。

亀徳で、和泊で、与論で、本部で、多くの人々が下船し、また新しく人々が乗り込んでくる。

はしゃぐ子ども、車座になって酒を酌み交わす一行、何を考えているのか幾度も着替える二人組の女の子。

船は30分以上遅れているが、気にしている人がいるようには見えない。

夜明け前に乗った船だが、いまは西日が差し込み、まもなく日が暮れるだろう。