ジオン残党軍の指導者、デラーズはガンダム2号機を背にして、地球連邦政府に宣戦布告した。一方、アルビオン・クルー達は、ガンダムの修理のため、月面都市フォン・ブラウンにいた。パイロットとして自信をなくしたコウは、片腕の男ケリィ・レズナーと会う。ケリィは、もとジオンのパイロットだったという。コウは、しばしの間、ケリィのもとで過ごすが・・・・・・。裏表紙より
大人気OVAノベライズ、第2巻!!
ここから宇宙篇だよー
第5章 『デラーズ・フリート』何をどう言ったところで、
まさか核弾頭装備のまま、ジオン軍残党にまんまと強奪されてしまうなど。
――連邦軍の無能の証明ではないか。
もちろん責任の一端は自分にもある。だが、それにも増して軍内部の体質にも問題があるのではないか。
そもそもそういう機体の開発を進めたのは誰だって話ですし
だってより良い汎用機を目指した1号機はともかく、冷静に考えなくても要らんでしょ2号機
アルビオンの下に援軍が到着しました!
・・・・・・サラミス2艦かよ
「わずか2艦とはいえ、コーウェン中将の奔走の賜物だ。観艦式がわずか10日後に迫ったこの時機に、進宙間もないサラミス級巡洋艦2隻をこちらに回すなど、並みの苦労ではなかったろう。まして将軍の、現在の状況を考えれば・・・・・・」組織全体を考えれば最優先事項となるはずのことが、
出世争いの足の引っ張り合いによってご覧の有様だよ!
ところでキースは宇宙空間での戦闘訓練をしていましたが、
コウとガンダム1号機は待機でした
「面倒臭いんだな。かつてのRX-78は、完全汎用型だったってのに」1号機は地上用装備なので今のままだと宇宙ではまともに動けないそうな
開発目的を考えたらぶっちゃけて言えばお粗末よね
汎用機っていう大前提がクリアできてないじゃん?
なお上記を口にした結果ニナと痴話喧嘩になりましたとさ
みんな命懸けでお仕事してる最中なのにね!!!!!!
ガトーと2号機はデラーズ・フリートの拠点に帰還しました
なお、とある艦隊の『手荒い歓迎』に激おこの模様
――それほどの装備と力量を持ちながら、何故に志を持てぬ。ジオン軍残党にあって『海賊、山賊まがい』の筆頭、シーマ艦隊
戦力は戦艦十数隻にMS-14(=ゲルググ)が30機以上とかなりのもの
でもガトーはそれを率いる女傑シーマ・ガラハウ中佐がいつか『仇を為す』と面白くない
「いや、ガトー。全てを理解せずともいい。だがジオン再興には、宇宙市民の独立のためには、それだけの覚悟が必要といううことだ。貴公は、信じる道を行くがいい。シーマは私が導く」デラーズにはシーマを扱う自信がある模様
海賊に大義がどーのと説いたところでねぇって感じだけど・・・・・・
戦艦でだって非戦闘時なら食事の時間くらいあります
コウは夢中だった。如何に1号機を稼働状態に仕上げるか、それだけしか考えていなかった。ニナの思いやりなど微塵も感じていない。若者故の純粋さなのだが、せっかくの思いを踏みにじられた方はたまらない。新米パイロットがガンダムに浮かれちゃうのはまぁわかるんだけど、
地上での戦いがあった後でなんで新しい玩具を貰った子供みたいな状態なのっていう
プログラムをいじる理由と時間があるせいか、元々そういうのやるの好きみたいだし
まーた痴話喧嘩始まったよやれやれ
『敵、戦闘艦接近中! 艦内第二種戦闘配備。総員配置に付け! 総員配置に付け!』敵襲だぁ
敵はザンジバル1隻
こちらがアルビオン+サラミス2隻なのはわかっていて仕掛けてくる、
つまり相当自信があるということ
余には、血の流し合いを心底愛する者がいる。戦場に倒錯した快楽を求める者がいる。この女、シーマ・ガラハウがそんな性格破綻者かどうかは定かではない。しかし言葉尻に、それと思わせる語感が滲む。シーマキター
敵ザンジバルがさっそく撃ってきたですぞー
「脅しだ!」これは歴戦の艦長
残骸の森の中だ。精密照準は不可能。もちろんミノフスキー粒子は散布済みだ。電探諸元も測れない。盲打ちだ。シナプスの判断に誤りはない。目映いメガ粒子の砲弾は、斜め縦隊を取る艦隊の上方をかすめた。
ところがぎっちょん
歴戦の艦長は、3隻の戦艦の内アルビオンのシナプス艦長だけでした
しかし光芒の至近弾におびえたか、ユイリンとナッシュビルの2艦が主砲を発砲。応戦に転じた。【悲報】援軍が足手まとい
「やめさせろ!」
せっかく残骸に紛れて正確な位置がバレない状態だったのに、
こちらから砲撃したせいで位置を特定されるのは明らか
MS隊出撃だ
「キース、そのへんの残骸にぶつかんなよ!」上司としては頭が痛くなるタイプのベテラン
「はい! 何とか!」
口では悪態をつきながらも、新米パイロットへの配慮は忘れない。女性乗組員にはいささか不評だが、モンシアは間違いなく第一級のパイロットなのだ。
役に立つ場面では役に立つ、でも好き放題やらせてると全体の士気に関わる
1年戦争で一緒に出撃していたバニングだと情だってあるだろうしなぁ
なお
「ユイリン、大破轟沈! 機関部への直撃です!」【悲報】援軍の内の1隻、何の役にも立たず退場
「ええい、敵艦の足が速すぎる。付け焼刃の艦隊行動では、歯が立たんか!」
ま、まだナッシュビルは健在だから(震え声)
やはり待機だったコウですが、艦の守りが危ういと見たバニングは
(バニングが負傷中で使えないバニングの)ジム・カスタムで艦の直衛に入るよう指示
しかし――
「違う。僕は一人前のパイロットだ。自分の期待のことは、誰よりも把握している。動かすのは、僕なんだ。僕自身なんだ」ガンダム1号機、出撃
シーマ本人が(数少ないビームライフル装備の)ゲルググで出撃した結果、
ナッシュビルはユイリンと同じになりました\(^o^)/
援軍(笑)
そしてシーマが次に狙うのは勿論アルビオン――
つまり主人公が大活躍するんだね!!!!!
「ニ、ニナの言うとおりだ。ニナの。駄目だ。動かない。ガンダムが、僕のガンダムが!」【悲報】ニナが正しかった
偶然でモブを1機撃墜したものの、
ネームドのシーマ機までそんなラッキーで迎撃できるはずもなく・・・・・・
撃たれ放題であります、が――
「何て装甲だい! 何でこの至近距離で直撃を受けて砕けない!?」シーマ機だって所詮1年戦争で作られた旧式だから(震え声)
なおこの戦闘中、デラーズが地球圏に向けて演説していました
単に回線に侵入しただけでは、この全地球的規模の放送は不可能だ。通信網の要所要所に、デラーズ・フリートの内通者がいなければ。内通者殺すべし慈悲は無い
結局出撃したバニング(!)の援護のおかげで、かろうじてコウは生き延びたのでした
「コウ・ウラキ少尉・・・・・・着艦しま、す」戦艦2隻を沈められてガンダム1号機も大破というおまけがついた戦闘でしたとさ
コウの精神的ダメージが割と深刻っぽい大丈夫かぁ?