今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

相棒season9上 脚本・輿水泰弘ほか/ノベライズ・碇 卯人 2012年11月30日 朝日新聞出版

2016-07-31 09:29:52 | 相棒
杉下右京と神戸尊が、失われた絵画に秘められた謎を追う「最後のアトリエ」、15年前に起きた殺人事件を調べ直すうちに、思わぬ事実が洗い出されてくる「過渡期」、暴力団事務所で発見された射殺体をきっかけに、捜査一課と麻薬取締部との対立に発展していく「暴発」など、7編を収録した大人気シリーズの第9弾。「相棒season8」に出演した井上和香による、撮影時のエピソードを交えた解説も必読!
《連続ドラマ第9シーズンの第1話~第8話を収録》
裏表紙より。
長くなると「解説役」にも苦労しそう。




第一話「顔のない男」

 最後のせりふを皮肉たっぷりの笑みに交えて吐いた尊は、呆れ顔をしたふたりをそのままに部屋を後にした。不思議なもので、特命係の仕事にあれほど懐疑的だった自分が、最近では言いようのない愛着さえ感じはじめている。そしてあの変わり者の上司にも。この心境の変化はいったい何だろう・・・・・・。
前シーズン最後の事件を通して、神戸は真の「相棒」とな


 こちらの愛着など一切意に介さない右京の相変わらずの冷淡さに尊は、「置いてきぼりかよ!」とひとり歯噛みした。
m9(^Д^)プギャーwwwwww


ごく普通(という言い方もおかしいけど)の殺人事件を解決しておしまい・・・・・・?
いいえ、相棒ですから。
「この世に完璧な犯罪などあり得ません。必ず証拠は残っているはずです」
おてんとーさまがみてるんじゃよ


「多くの実を結ぶために・・・・・・」
何かを背負った時に頼るものなんだろうか、宗教ってのは。
でもぼかぁ何があっても「オレは神には祈らねぇ」方向で。


特命係が辿り着いた真相の結末は・・・・・・
「最善の策が、常に正しいとは限りません」
「ええ・・・・・・」
 その厳しい口調に気圧された様子の尊を振り向いて、右京は続けた。
「ですが、ひとつだけ確かなことがあります。この世に命と引き換えになるものなど、ありません」
「命って重いのかな?」な某ラズベリー剣士に聞かせてやりたいですな。





第二話「最後のアトリエ」

「夭折の天才画家というわけですね」
『夭折の天才画家』の絵を巡って起きる殺人事件。
死後に殺人の原因扱いなんて、迷惑な話だよなぁ。


「あ、あれー? ページがくっついてたのかな?」
神戸は亀山より自爆率が高い(確信)


「結局この事件そのものも宣伝に使われるってことか」
 その言葉を受けて、右京が言った。
「一時はそうかもしれません。しかしぼくは誰かの演出や話題性で本当の名画が生まれるとは思いません。絵の価値は、観た人が決めるものです」
絵画収集家として有名な男が「世界一の名画」として1番大事に保管していたのは、
クレヨンで描かれた3人組?で、絵の下に「おとおさんおかあさんだいすき」(ありがち)





第三話「過渡期」

「十五年前に殺されている?」
「ええ。時効が撤廃されていなければ、明後日の午前零時に時効が成立する事件でした」
先日起きた転落死(「所轄が」事故として処理)、
死んだ男のおばーちゃんがそういうことだったらしいよ。

転落死した男は15年前の事件後から海外暮らしで、両親も亡くなり日本に家は無し。
その男は何のために帰国したのか・・・・・・右京レーダーに反応あり!
しかも15年前の事件と、今回の転落死を調べた所轄は同じと来たもんだ!
 ――ウチが事故で処理した件を蒸し返されたくない。
隠し事は隠そうとすると返って怪しいというわかりやすい例。


「やっとわかりました」右京の表情が晴れる。「彼がこのタイミングで帰国した理由が」
「はい。何でしょう?」
「きみも、すぐにわかります」
 右京はそう言い残してスタスタと先を行ってしまった。
「いま教えてくれないんだ」
 尊は悔しそうに地団駄を踏んだ。
m9(^Д^)プギャーwwwwww
同じ情報を得ている訳なのにってのがまた悔しいのうwww悔しいのうwwww





第四話「運命の女性」

 警視庁刑事部捜査一課一係の陣川公平が根っからの大阪人だということは、案外知られていない。それは東京に出てきて以来、大阪弁を極力表に出さないようにしている本人の努力の賜物でもあるが、しかし彼の言動を少し注意深く見るならば、その巧まざるユーモアからして大阪人以外の何物でもないことが納得できるに違いなかった。
遠回しに『大阪人』の悪口を言っているとお考え頂いてよろしいかと。


 陣川が今日あった出来事を報告すると、女将の宮部たまきが笑いを堪えた。やはり陣川はどこへ行っても陣川なのだ。
「ゆるかわ」の次は「じんかわ」が流行らない。


「ほとんど馬鹿野郎と言いたい気分だったでしょうな」
「一流の仕事」をことごとく空振りに終わらせるとは・・・・・・
陣川、やはり天才か・・・・・・


「イエイ!」
変換したら「v( ̄Д ̄)v イエイ」こんなん出た。
違う・・・・・・この顔文字は何かが違う。





第五話「暴発」

「よし、これで五人目だ」
 角田がガッツポーズを決める。
『薬物売買』をしているやくざどもを追いつめたぞ!

特命係の2人も応援として一緒に突入!
見事やくざどもを全員確保・・・・・・あれ1人少な・・・・・・し、しんでる!?
「参ったなあ・・・・・・誰が撃ったか分らない死体か」
 角田が渋い顔で腕を組んだ。
逮捕できたのは9人で、麻薬の件は全員が認めたものの、
死んでいた男については名前すら明かそうとしない。どうしよう?


困った角田課長に、妙なところから支援(というか取引)が。
 角田がしぶしぶと刑事部長室のドアを叩くと、そこには先客がいた。関東信越厚生局麻薬取締部、通称〝麻取〟の五月女雄という男だった。中園が説明するところによると、五月女らは二見会を一年前から内偵しており、近々一斉摘発する予定だった。しかしその前に、角田ら組対五課が踏み込んでしまったというわけだ。
同じ敵を別々に調べて情報は一切共有してないって、アホなのか。
え、これ現実にそうなの・・・・・・?

『麻取』さんは文句に言いに来た訳でなく、送検に一枚咬みたいだけで、
条件として内偵で手に入れた諸々の情報をくれるんだってさ。
角田課長が上司に相談したらあっさりOK。
「そう。そんな警察と麻取のいい関係を、これからも続けていこうじゃないか」
なんで警察と別組織なのかさっぱりわからない。


特命係は大木・小松と協力して麻薬を買った人間を調べていたのですが――
「まさか逮捕に行くって情報が漏れていた、なんてことはないですよね」
 尊が冗談まじりに言うと、右京は何やら思惑ありげに宙を睨んだ。
ははは、ご冗談を


『麻取』さんが関わり出してから、事態は何やらおかしな方向に。
もちろん、そんな状況で特命係が動かないはずがない
「もう・・・・・・もうこの辺でいいんじゃないですか?」
 最後は泣きつくような形になった尊の懇願も、右京には効かなかった。
「真実の追及に、もうこの辺でいいなどということは絶対にありません」
いつもひとつ・・・・・・


「ですがぼくは、自分のしたことを間違ってるとは思ってません」
真実はいつもひとつ、でも信念は人の数。





第六話「9時から10時まで」

「え・・・・・・ウプッ・・・・・・ちょ、ちょっとすみません」
m9(^Д^)


お出かけ中に怪しい商談を見かけた神戸と、殺人事件を捜査中だった右京さん。
ふたつの「事件」がまさかのリンクをした結果・・・・・・
「バ、バカヤロー」
(´・ω・)





第七話「ボーダーライン」

「数の子、牛肉、わかめ、りんご、小麦粉、乳脂肪分。さて、何でしょう?」
 しばらく思案していた尊だったが、あまりにとりとめのない食材に降参した。
「いやあ、想像つかないですねえ」
「ぼくも分りません」
ちくしょうwww

胃の中がそんな不思議な状態だった、外傷から他殺と思われる男。
特命係はその男がどんな人物だったのか捜査を開始。
「これで誰に殺されたのか、わかりました」
 尊の言葉に、右京のやるせない溜め息が重なった。
うーん・・・・・・うーん。





「相棒」は、刑事ドラマの枠を超える!
井上和香


陣川君は、こうあるべきですね。恋が成就しちゃダメです。
なんてひどいおんなだまったくそのとおりですお( ^ω^)



HUNTER×HUNTER 7これから 冨樫義博 1999年12月27日 集英社

2016-07-30 07:15:03 | HUNTER×HUNTER
禁止令解除! 約束の2か月が過ぎいよいよ本格的な修行開始だ! ゴンはヒソカの出した条件、200階クラスでの1勝を目指す。そんな中、新人狙いの闘士たちがズシを人質にゴンとキルアを脅迫してきた・・・!!
さ~いか~いき~が~ん~




No.055◆ヒソカは・・・

????「お疲れ」
 「さ さっさと腕みせて」
キレイな娘キタ――(゚∀゚)――!!
いやーヒソヒソも隅に置けませんなー一体どなたなんですー?(すっとぼけ)


????「いくよ」
 念糸縫合!!

 「ハイ終わり!」
 「血管・骨・神経・筋肉ほぼ100%つなげたよ」
くノ一ルック娘(仮)、有能。
この娘がいるから舐めプできたのか、
それとも呼んでおく必要があったのかはヒソヒソのみが知る。


ヒソカはこの2つの念能力を使いカストロを倒した!!
即ち、はりつき伸び縮むする『伸縮自在の愛』(バンジーガム)と、
『上質のカラーコピー』こと『薄っぺらな嘘』(ドッキリテクスチャー)の2つである!!


ヒソカは確信する!!
 ヒソカはこの2つの能力が自分に最も適していると確信する!!
 カストロのそれとは違い 敵に能力が知られても全くマイナスにならない応用力がこの能力にはある!!
「なんかとにかくすごい能力」ってマンガ世界には星の数ほどあるけど、
「『応用力』を見せられるか」は作者の技量だよね。


????「あ!!そーだ」
 「肝心の用事」
 「伝令の変更よ」

んんー?
どういう繋がりの『伝令』なんですー?


????「8月30日正午までに」
 「「ひまな奴」改め「全団員必ず」ヨークシンシティに集合!!」
ん?
ゴンと仲間たちは(ヒソカが来るかもだから)「9月1日ヨークシン集合」じゃなかった?
ヒソカがクラピカの仇敵である幻影旅団の情報を持ってるかもって話で・・・・・・『全団員』?


ヒソカ「ところでどうだい?今夜♥」
 「一緒に食事でも・・・・・・」

 「残念♥」
最後まで聞く前に帰っちゃうなんて、くノ一ちゃんは照れ屋さんなんだね!
はっきり誘われちゃったら断る理由が思いつかないんだよ!


ヒソカは自分以外の誰にも属さない
 自分が最強だと理解しているからだ
さいつよ議論はここで結論出たっスね!
ヒソカ>[最強理解の壁]>その他





No.056◆修行再開

ウイング「今日から2人がズシと共に修業をすることになります」
もー約束から2か月(ヒソカ対カストロから1か月)たったのねー。


でもホントにゴンは約束守ってる?
最初の約束反故にしたじゃん?
ウイング「君が約束を破って念を使ったら切れるように結んであったのです」
 「私の念でね」
ゴンの指に結んでおいた糸にそんな仕掛けが・・・・・・
念は色々できることを話の流れでさらっと説明した良い構成。


話題になるのはやっぱり激闘だったヒソカ対カストロ。
ゴンはまだ観ていないということでさっそく映像確認。
ウイング「君達2人の課題は」
 「「練」を習得しヒソカの「隠」を見破ること」
『隠』→「絶」(オーラを「絶つ」)の応用で、オーラを「隠す」技術
ヒソカの能力を見破るのが2人の修業・・・・・・2人?



ウイング「ズシ君の力ならもうヒソカの「隠」を見破れるはずです」
ほうほう。


ズシは実際に「練」 (オーラを大量に出す)から「凝」(目に集めてよく見る)発動!
全部は見えなかったみたいだけど、確かに隠されたオーラが見えた模様。
ズシやるじゃん!50ポインツ!

ついで考察ー。
「ビデオに(「隠」で隠した)オーラが映っているらしい件」について。
結論→ウイングさんがビデオカメラに念を使いつつ撮影した
きっと「撮る力」を強化したんやで。
極れば逆に「撮らない」こともできるんじゃないかな、そう、服だけきえ


ウイング「君達はまだ発展途上です器もできていない」
 「できるだけ自分の器を大きく育てなさい」
 「そのための修業なのですガンガン鍛錬に励みなさい」
 「そして同じくらい遊んで人生を楽しみなさい」
3年B組(?)ウイング先生。


よーし頑張って修業して、試合登録期限である約1か月後に成果を見せよー。
????「ゴンちゃーん」
 「絶対君と戦うからねーーーー」
ゴン「・・・・・・・・・」


????「絶対ね」
なんかギドのお仲間さんがキモイこと言っとる。
悪い事考えた顔だぜぇ?




「祈願」は何回やってもいいと思うの

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(上) 原作/矢立肇・富野由悠季 著/隅沢克之 2007年10月1日 角川書店(4回目)

2016-07-29 06:57:35 | ガンダム
皆さんこんにちは、「宇宙の心」のお時間です。→1回目2回目3回目




○ここまでのあらすじ
デュオはダメ男の嫁




さて、今日はダメ男もといヒイロの秘密篇よー。
(機械になれというのか・・・・・・)
 十四歳の彼は思った。
(べつにかまわんが・・・・・・)
 自分にとって、人間性など、どうでもいいことだと思っていた。
『まだ完璧ではない』という『戦士』・・・・・・1年後の「ヒイロ・ユイ」である。


今日のお仕事は『連合軍の兵士訓練場の爆破』。
サクッと爆弾を設置した(昼仕掛けて夜爆破する予定)帰り道・・・・・・
 彼は、少女と子犬がじゃれあう姿をしばらく見てやることにした。
 ほんの少しだが、微笑みを浮かべたかもしれない。
偶然出会った大変微笑ましい光景。
『どうでもいい』と思ってはいても、決して失くした訳じゃあない。


そして、その日の夜――
「・・・・・・任務完了」
 彼は帰ろうとした。
 その時だった。
 炎に包まれたリーオーが、大きくバランスを崩す光景が見えた。
あああああ・・・・・・
百歩譲って敵対者を攻撃することが許されるとしても、
こういうことがあるからテロはテロでしかないんだよな。


ヒイロの( ˘ω˘)スヤァタイムは、マリーメイアの宣戦布告放送により終了。
騒然とする世界で、
マリーメイア軍の動きに対抗すべくプリベンターに接触した男がいました。
「私にも、コードネームを頂きたいのです・・・・・・」
 その男は、この暗い中、サングラスをかけていた。
「さしずめ、火消しの『風』――ウインド(Wind)とでも名乗らせていただきましょうか」
まるでごっこじゃの(ぼそ)


X18999コロニーへ潜入するため、ヒイロとデュオは敵のトーラス部隊を正面突破!
「どうだい・・・・・・オレの腕もたいしたもんだろ」
 ヒイロのことだ、どうせ、また、悪意に満ちた切り返しがくると思っていた。
「ああ・・・・・・最初から、おまえの技術をアテにしている」
あら仲良し・・・・・・


 だがよくよく考えてみると、デュオ本人ではなく、デュオの技術だけをアテにしているという意味合いだと判った。
(クソ、やっぱり素直じゃねえ・・・・・・)
m9(^Д^)


そんなデュオの腕でも多勢に無勢、ガンダムならともかく高速艇では・・・・・・!
「おお・・・・・・ボランティアのおばさんたちが来てくれたか・・・・・・」
ノインたちが援護に登場したけどおい今その事実確認必要ないだろ
そうしてヒイロとデュオはX18999コロニーに辿り着いたのであります。

内部でリーオーを奪った2人は一旦別行動。
『倒すだけ倒したら脱出』のはずが、それぞれに強敵が立ち塞がる――!

デュオの前に現れたのは、新型モビルスーツ「サーペント」。
『二連装重機銃』を撃ちまくる敵機の戦い方に、デュオは見覚えが・・・・・・
「間違いない。てめえ、トロワだな」
えっ


一方、ヒイロのリーオーに刃を向けたのはー
 形式番号、XXXG-01S2。
《アルトロンガンダム》。
 それが敵となっていた。
ええっ


 通常の兵士は、すぐに機体性能の差を持ち出し、それを敗因の第一にあげる。
 が、プロフェッショナルの戦士であるヒイロは違う。
 新しい機体に乗り換えなかった怠慢を恥じた。
「リーオー」と「ガンダム」じゃ、消耗度云々なんて関係無いほどの差が・・・・・・
つまり『プロフェッショナルの戦士』といえども\(^o^)/

すでにボロボロのリーオーに、アルトロンが迫る!
 五飛は叫んだ。
「貴様らは正しいのかと聞いている」
(。´・ω・)?
何の話・・・・・・?


五飛の『会心の一太刀』を、『才能と技術』でかろうじて凌ぐヒイロ。
しかし、最早リーオーは限界・・・・・・やっぱり\(^o^)/


 トロワという男は、こういった二次的三次的効果を生み出す『戦術の天才』といえる。
マリーメイア軍の目を欺きつつデュオを支援して、ヒイロに離脱の機会まで。
(最後のは偶然だろうけど・・・・・・ま、まさかそこまで「狙って」なのか?)
一石で二鳥も三鳥も狙う男。



マリーメイアは、リリーナを連れて地球へ向かっていました。
「私は、勝者になりたいんです・・・・・・」
 かつて、トレーズ・クシュリナーダは、「敗者になりたい」と言ったことがあった。
 そして、それは望みどおりになった。
 この少女は、そんな父の生き方を認めてはいなかった。
歯医者になった父に対して、商社(の社長)になりたい娘ですねわかり


 作戦名、『オペレーション・メテオ』。
 現在、地球圏でこの全容を知る者は少ない――――。
ヒイロ、デュオ、トロワ・・・・・・
少なくともガンダムのパイロットのうち3人が「それ」の裏側を知っており、
3人とも「それ」をかなり警戒している様子。

マリーメイア軍が果たさんとする『オペレーション・メテオ』とは・・・・・・!?
太陽へ向かったカトルは4機のガンダムを無事回収できるのか?
トロワと違いガチで敵対した五飛の戦う理由は?
すべては下巻で明らかに!



ようやく上巻が終われたのは「宇宙の心」のおかげ(末期)

新明解国語辞典 第五版 [小型版] 金田一京助 1997年12月10日 三省堂(39回目)

2016-07-28 06:00:26 | 新明解国語辞典
「39」を「ザク」と見るか「ミク」と見るかで状況は変わってくる(きりっ)




さくひ こんぜ1⃣・1⃣【昨非今是】境遇・考え方が変わって、きのう悪いと思ったことが、きょうは良く思われること。
とある弁護士が死刑反対の運動をしていたんだけど、
身内が殺されて死刑賛成の側に回ったとかなんとか。
重大な人権侵害をやらかした奴の擁護に人権云々なんて片腹痛しでござる。





み くず0⃣―クヅ【水屑】「水の中のゴミ」の意の雅語的表現。
つまり「聖なる焔の燃えカス」さんは雅語的表現を多用している(?)





やの あさって4⃣ 〔「弥の明後日」の意〕㊀しあさっての次の日。 ㊁〔東北・関東各地の方言〕あさっての次の日。しあさって。やなあさって。
㊀と㋥で1日違うじゃあないか。そこは統一しようよ・・・・・・。





スマホ持ってうろうろは、やっぱり例のやつなんだろうか。
・・・・・・あんなの、1か月も続かねーんじゃねーの(予想)

お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人 吉村葉子 2007年1月16日 講談社

2016-07-27 06:22:16 | お金
えないモノは欲しがらない。お金を出さずにあるモノで、心豊かな節約生活を送るフランス人。子育て、貯金、マイホームから、バカンス、冠婚葬祭まで、二〇年間パリで暮らした著者が、肌で感じたフランス人の知恵。本当に大切なものを見極め、自分の価値観で人生を充実させる、楽しくおトクなエッセイ集。
裏表紙より。
ドイツやイギリスの次は勿論フランスでしょう?(さも当然のように)
フランスについては「ルパンが6割、美術館が3割、あとは肉」みたいなイメージ。




第一章 お金を出さずにあるモノで、心豊かな生活

モノの値段にとてもシビアな人たち

*たとえパンツ一枚でも、考えて考え、考えた末に買わない

 一〇〇〇円のTシャツ一枚買うのに、なん枚も試着したすえ、彼女たちのだれもなにも買わずにショップを出てしまったのである。あきれ果てていた私に娘が日本語でいった。いつもこうよと。
それが女子高校生の買い物・・・・・・だと・・・・・・?
フランス娘は金銭感覚がしっかりしてるのね。




自動販売機のない国

*「この国は、お金が道に落ちている」

 公衆電話がカード式になってしまったから、小銭荒らしにとって残るターゲットが自販機になったというわけだ。だからといって、パリの治安が悪いかといったらフランス人に申し訳ない。パリの治安が悪いのではなく、わが国の治安がよすぎるのである。日本人以外の人たちは、置いてあるモノは盗まれても仕方がないと思っている。
それはフランス以外の国から抗議されんじゃないッスか・・・・・・え、ない?マジで?
『よすぎる』ことは何も悪くない訳で、日本はもっとこの点ドヤァしていいし、
そこを文明開化したバカは国家反逆罪で厳罰に処するべきだと思う(真剣)





第二章 自分を知っているからわかる、いるモノ、いらないモノ

ブランド品――私らしさを表現するには邪魔

*ヴィトンを持っていたとしたら、「ヴィトンが好きな人」だと思われる

 エレーヌの話を聞いて、私は内心ドキッとした。他人にどう思われてもいいようなものだが、もし私がグッチのバッグを持っていたら、人は私はグッチのバッグが好きなんだと思うのだろうか。フランス女性がバッグ一つ買うにしても、慎重に吟味するうらには、そうした思惑があったのか。
「中国人の爆買」なんてニュースで(苦笑・失笑混じりに)やってるけど、
日本人旅行者のブランド品漁りだって同じようなもんじゃねーのと思う。
中国人は「(より高品質な)必要なモノ」を買ってるわけで、
クローゼットの肥やしになるような日本人の買い物の方がよっぽど・・・・・・おっとだれかk




第三章 貯金とマイホームは時間をかけて

お金は万能選手なんかじゃない

*元貴族に敬意をはらうわけ

 成金を毛嫌いするフランス人だが、先祖代々の資産家のことは評価する。ブルボン王朝の末裔とかモンモランシー家、ラ・ロッシュフーコー家といった名門の出身者に、彼らは敬意を表するのである。マリ・ド・ラクロワとかピエール・ド・モーリヤックというように、苗字と名前の間に de が入る、俗にいう元貴族に敬意をはらうわけを、私の親友がわかりやすく教えてくれた。なん代も続く名門は、それだけでも国に多大な貢献をしているそうだ。というのは、相続税を払い続けることで、初代が築いた富は完全に浄化されるという。
日本じゃ(尊敬・称賛まではいかなくても)「サクセスストーリー」として
まぁ肯定的に見られるところがフランスでは『毛嫌い』されて、
「所詮親の金」とどっちかといえば否定的に見られるところがフランスでは『敬意』。
『元貴族』な方々はエレガントだから、脱税で騒がれるようなことは無いのかな?






第五章 フランス流子育てのエスプリ

叱らないで諭す、ということ

*人間は生まれながらにして悪いから、幼いうちに鍛えなくてはいけない

 人間は生まれながらにして悪いから、幼いうちに鍛えなくてはいけない。それが教育というものだ、とフランス人はいう。
 私たちはどうかといえば、穢れを知らない子供とか、子供はピュアーだと思いながら、どうかこの子が素直に成長しますようにと願う。子供は勧善懲悪の物語を聞いて育ち、ゆくゆくは桃太郎や金太郎のような大人になるのが理想なのである。でも待てよ、桃太郎や金太郎になれなかったらどうなるのだろうか。
カエルの子はカエルやねんで。
つまり子育てにおける絶対の指針は「汝、身の程を知るべし」。





全六章、日本人とフランス人の考え方の違いが見えてなかなか興味深く、
「日本もこうすべきだ!」という押しつけがましさはなく読みやすい。
『マイペース』、良い響きです。