仮想と現実の両方で広がっていく「The World」の汚染。ブラックローズはアウラ、そして腕輪という「The World」に秘められた謎を解くことに成功し、汚染の理由を明らかにした。だがそれは原因であったウィルスバグの最後の一体・コルベニクとの直接対決の幕開けでしかなかった――。ブラックローズは意識を失った弟を取り戻すことができるのか! 「The World」で知り合った仲間たちの協力を得て、最終決戦がついに始まる!裏表紙より。
流れを断ち切ると見せかけて断ち切らなーい!
駆け抜けろ!
Entrustment of the hopeあらすじ
みんなが集まってこそできた作戦の成功を、本当は喜ばなければいけないのかもしれない。
しかし・・・・・・私の暗鬱とした気持ちは、晴れそうになかった。
→管理者とハッカーと有名プレイヤーが協力して第五相ゴレを無事倒したよ!
それなのにブラックローズが『暗鬱』なのは・・・・・・
残る八相は、マハ・フィドヘル・コルベニク――今までの経験からいって、次はマハだろう。マハの正体に薄々気付いているブラックローズでありました・・・・・・。
ほら、マハの件が重要だからさ。
その先の第七相を気にする余裕は無いという表現に違いない。
「本当は手伝ってあげたいんだけどね・・・・・・呪紋使い足りてる?」足りません。
「メインストーリーにそれほど絡まない呪紋使い」が1人いてもよかったと思う。
Mia's ture character1人でレベル上げをしていたブラックローズは、
「エルク、には・・・・・・もう、会えない。会っちゃいけないんだ・・・・・・」
「会っちゃいけない?」
――どーゆーこと?
首を傾げる私の前から、ミアは逃げるように転送していった。
「待ってってば!」
姿を見かけなくなったミアと偶然再会するも・・・・・・
『波』に対抗する新たな作戦、その名も『オルカ作戦』。
『石頭』ことリョースとその部下が『波』を誘導し、カイト率いる実戦部隊が仕留める。
今回の実戦部隊はカイトとブラックローズ、そして・・・・・・親友ミアを探すエルク。
「エルク・・・・・・ごめんね・・・・・・」ここからオリジナルのハッピーな展開に・・・・・・
半分ほどゆっくり開いたそれは、勢いをつけて開花した。ですよね。
カイトもエルクも、上昇し消えていく粒子を見上げている。あああああ・・・・・・。
Each resolution動揺しているんですぅ!
――一晩でマハ、そして次に現れるであろうフィドヘルと戦うことになるなんて・・・・・・。
覚え辛いもん、八相の名前。
俺も「ここにいる志乃恐怖」さんと「増殖」さん以外はあれってなるよ、うん。
特にこのタ、タル・・・・・・
そういう名前を付けたヤツが悪いんだ!
著者は悪くねぇ!俺も悪くねぇ!
『波』を狙って作戦を続行するも・・・・・・
「ワクチンを喰って抗体を作りやがった。私の部下は――全滅だ。Ωサーバールートタウンに戻ってくれ」『波』を相手に『全滅』ということは・・・・・・\(^o^)/
労災降りるんかなと思った。
ハッカーのヘルバと手を組んだ作戦て、「リョースの中の人の独断」という可能性も・・・・・・
いや待て、この作戦に上の許可があっても
「この度当社が運営するゲームをプレイしていた社員が意識不明になりました」
なんて公に認められないよね。
単に過労で処理したんかな・・・・・・あれ、俺なんでこんなとこ食いついてんの?
作戦中止かと思いきや、動きが止まる『波』。
止まったんならまだ可能性が!というところで現れたのは、戦慄のKYクビア。
バルムンクのように装備を器用に変えられるワケでも、カイトのように素早く動けるワケでもない・・・・・・だけど、私には私なりの自慢のステータスがある。レベルを上げて物理で殴ればいい。
物理攻撃力。
いや、茶化し抜きで「特化型」は特化しないとね!
俺はどんなゲームも「特化型」を使いこなせないけど。
たいてい操作性がピーキーになるから疲れる。
クビアは追い払ったもののその間に『波』は再び移動。
リョースの部下が全滅してしまった以上、『波』を包囲誘導することはもう・・・・・・
「みんな力を貸してくれるわ」
私はカイトの周りにいるPCを見渡す。この人たちが全員カイトの知り合いだなんて・・・・・・。胸熱シーン。
・・・・・・しかし、カイト顔広すぎやろー。
わけろ。いやわけてくださいおねがしm
さらに「あの人」も復帰してからのー『作戦再開だ!』。
仲間たちの協力のおかげで、第七相タルヴォスの撃破に成功したのであります。
A long long night startedその時・・・!圧倒的 閃きっ・・・・・・!!
「!」
私は・・・・・・いや、私やカイト、それに浅岡先輩や萩谷先輩は、なにか勘違いしていたのではないか。
「なんだか悲しい・・・・・・」これはひどい。
思ったことを呟いてしまう。
――ハロルドは、なんてひどいプログラムを作ったんだろう・・・・・・。
ハロルド、廊下に立ってなさい。
次の作戦までの待機中、
カイトから『役に立つアイテムある』というエリアに誘われたブラックローズ。
『こんなエリアワードは見たことがない』件が気になる模様。
知り合い――この間の作戦にかけつけてくれたような――から教えてもらっているんだろうか? 時々、見慣れないエリアワードに誘ってくれるのは、あの人たちに聞いた場所だったんだろうか?ミストラル→親しい
自分の立ち位置が時々判らなくなる。カイトの相棒としてここまでやってきたけれど、カイトはどう思ってくれてるんだろうか?
エルク、バルムンク→親しい(?)
ワイズマン→事情は詳しい
なつめ、ぴろし、砂嵐三十郎→PT組んだことがある
ガルデニア→挨拶程度に話したことがある
他→誰?(BBSで名前を見たことある程度)
カイトは全員と「友達」だけど、
ブラックローズはミストラル以外「知り合い」程度(未満)かこれ。
ゲームじゃ何の遠慮も無くPT組んでるから気にしてなかったけど、
実は共通の友人少なかったのね。
で、今回誘われたエリアは『Ω激動する 合わせ鏡の 聖女』。
ktkr。違和感はスルー推奨だよ!
「僕、二人一緒に誘っちゃいけなかった?」無自覚系二股男(悪意に満ちた表現)。
「だって、あれはいくらなんでも・・・・・・ねぇ」「女の友情は共通の敵が強固にする」って色んな人が言ってた。
「そうですよねぇ」
終業式が終わり、私は早々に教室を後にした。今日はやるべきことがたくさんある。まず1つ目。
なにを言われても、私の答えはもう決まってる。優柔不断が、周りの人をどんなに混乱させるか・・・・・・寺島さんに、それを教えてもらった気がするから。バッサリ切り捨てて、帰宅。
晶良はリアル重剣士になったのじゃよ。
PC横にあるFMDをかぶると、私は〝The World″へと向かった。いよいよ最後の戦い・・・・・・!
長い、とても長いクリスマスイヴの夜になるとは知らずに――。
Dispositionスッピィィィドなフラグ回収。
――どうかクビアが現れませんように・・・・・・。
願うように、歪んだ上空を見やる。
しかし・・・・・・その願いは届かなかった。
さらなる進化を遂げたクビア。
追い詰められたブラックローズは選択を迫られる。
そして――
大剣を構え、カイトに向かって勢いよく駆ける。スタイリッシュ・パーティアタック!
「はぁっ!」
跳躍し、カイトがかざす腕輪を狙って、私は思いっきり大剣を振り下ろした。
Twilightクビアを倒すため、『波』に対抗する切り札「カイトの腕輪」を失ったブラックローズたち。
何かが砕ける音がした。
何かが壊れる感触があった。
そこへ容赦なく襲い来る、最後の八相コルベニク。
果たして希望は残されているのか!?
続きは買って読んでネ!
ついでにゲームも買おう、そうしよう。
「新手の強盗にしては、妙な組み合わせじゃない?」廉価版には注意してね!
「そうそう。しかも、そのおじさん――冬なのに、アロハ着てたって」
最終巻は、少女漫画感が若干薄まった印象。
原作の怒涛の燃え展開の再現が大変というか。
その中でもミストラルのモエモエならぬ燃え燃え感はゲーム以上。
細部の違いが気にならない自然な展開というか、
「ブラックローズの視点」は色々な意味で正解だったなーと思いました。
時間切れだよ!\(^o^)/