今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

.hack//Another Birth もうひとつの誕生 Vol.4 絶対包囲 川崎美羽 2005年12月1日 角川書店

2015-09-30 06:58:27 | .hack
仮想と現実の両方で広がっていく「The World」の汚染。ブラックローズはアウラ、そして腕輪という「The World」に秘められた謎を解くことに成功し、汚染の理由を明らかにした。だがそれは原因であったウィルスバグの最後の一体・コルベニクとの直接対決の幕開けでしかなかった――。ブラックローズは意識を失った弟を取り戻すことができるのか! 「The World」で知り合った仲間たちの協力を得て、最終決戦がついに始まる!
裏表紙より。
流れを断ち切ると見せかけて断ち切らなーい!
駆け抜けろ!



Entrustment of the hope

 みんなが集まってこそできた作戦の成功を、本当は喜ばなければいけないのかもしれない。
 しかし・・・・・・私の暗鬱とした気持ちは、晴れそうになかった。
あらすじ
→管理者とハッカーと有名プレイヤーが協力して第五相ゴレを無事倒したよ!

それなのにブラックローズが『暗鬱』なのは・・・・・・
 残る八相は、マハ・フィドヘル・コルベニク――今までの経験からいって、次はマハだろう。
マハの正体に薄々気付いているブラックローズでありました・・・・・・。
ほら、マハの件が重要だからさ。
その先の第七相を気にする余裕は無いという表現に違いない。



「本当は手伝ってあげたいんだけどね・・・・・・呪紋使い足りてる?」
足りません
「メインストーリーにそれほど絡まない呪紋使い」が1人いてもよかったと思う。



Mia's ture character

「エルク、には・・・・・・もう、会えない。会っちゃいけないんだ・・・・・・」
「会っちゃいけない?」
 ――どーゆーこと?
 首を傾げる私の前から、ミアは逃げるように転送していった。
「待ってってば!」
1人でレベル上げをしていたブラックローズは、
姿を見かけなくなったミアと偶然再会するも・・・・・・


『波』に対抗する新たな作戦、その名も『オルカ作戦』。
『石頭』ことリョースとその部下が『波』を誘導し、カイト率いる実戦部隊が仕留める。
今回の実戦部隊はカイトとブラックローズ、そして・・・・・・親友ミアを探すエルク。

「エルク・・・・・・ごめんね・・・・・・」
ここからオリジナルのハッピーな展開に・・・・・・
 半分ほどゆっくり開いたそれは、勢いをつけて開花した。
ですよね


 カイトもエルクも、上昇し消えていく粒子を見上げている。
あああああ・・・・・・。




Each resolution

 ――一晩でマハ、そして次に現れるであろうフィドヘルと戦うことになるなんて・・・・・・。
動揺しているんですぅ!

覚え辛いもん、八相の名前。
俺も「ここにいる志乃恐怖」さんと「増殖」さん以外はあれってなるよ、うん。
特にこのタ、タル・・・・・・
そういう名前を付けたヤツが悪いんだ!
著者は悪くねぇ!俺も悪くねぇ!


『波』を狙って作戦を続行するも・・・・・・
「ワクチンを喰って抗体を作りやがった。私の部下は――全滅だ。Ωサーバールートタウンに戻ってくれ」
『波』を相手に『全滅』ということは・・・・・・\(^o^)/

労災降りるんかなと思った。
ハッカーのヘルバと手を組んだ作戦て、「リョースの中の人の独断」という可能性も・・・・・・
いや待て、この作戦に上の許可があっても
「この度当社が運営するゲームをプレイしていた社員が意識不明になりました」
なんて公に認められないよね。
単に過労で処理したんかな・・・・・・あれ、俺なんでこんなとこ食いついてんの?


作戦中止かと思いきや、動きが止まる『波』。
止まったんならまだ可能性が!というところで現れたのは、戦慄のKYクビア。
 バルムンクのように装備を器用に変えられるワケでも、カイトのように素早く動けるワケでもない・・・・・・だけど、私には私なりの自慢のステータスがある。
 物理攻撃力。
レベルを上げて物理で殴ればいい
いや、茶化し抜きで「特化型」は特化しないとね!

俺はどんなゲームも「特化型」を使いこなせないけど。
たいてい操作性がピーキーになるから疲れる。


クビアは追い払ったもののその間に『波』は再び移動。
リョースの部下が全滅してしまった以上、『波』を包囲誘導することはもう・・・・・・
「みんな力を貸してくれるわ」
 私はカイトの周りにいるPCを見渡す。この人たちが全員カイトの知り合いだなんて・・・・・・。
胸熱シーン。

・・・・・・しかし、カイト顔広すぎやろー。
わけろ。いやわけてくださいおねがしm

さらに「あの人」も復帰してからのー『作戦再開だ!』。
仲間たちの協力のおかげで、第七相タルヴォスの撃破に成功したのであります。




A long long night started

「!」
 私は・・・・・・いや、私やカイト、それに浅岡先輩や萩谷先輩は、なにか勘違いしていたのではないか。
その時・・・!圧倒的 閃きっ・・・・・・!!



「なんだか悲しい・・・・・・」
 思ったことを呟いてしまう。
 ――ハロルドは、なんてひどいプログラムを作ったんだろう・・・・・・。
これはひどい。
ハロルド、廊下に立ってなさい。



次の作戦までの待機中、
カイトから『役に立つアイテムある』というエリアに誘われたブラックローズ。
『こんなエリアワードは見たことがない』件が気になる模様。
 知り合い――この間の作戦にかけつけてくれたような――から教えてもらっているんだろうか? 時々、見慣れないエリアワードに誘ってくれるのは、あの人たちに聞いた場所だったんだろうか?
 自分の立ち位置が時々判らなくなる。カイトの相棒としてここまでやってきたけれど、カイトはどう思ってくれてるんだろうか?
ミストラル→親しい
エルク、バルムンク→親しい(?)
ワイズマン→事情は詳しい
なつめ、ぴろし、砂嵐三十郎→PT組んだことがある
ガルデニア→挨拶程度に話したことがある
他→誰?(BBSで名前を見たことある程度)

カイトは全員と「友達」だけど、
ブラックローズはミストラル以外「知り合い」程度(未満)かこれ。
ゲームじゃ何の遠慮も無くPT組んでるから気にしてなかったけど、
実は共通の友人少なかったのね。


で、今回誘われたエリアは『Ω激動する 合わせ鏡の 聖女』。
ktkr違和感はスルー推奨だよ!
「僕、二人一緒に誘っちゃいけなかった?」
無自覚系二股男(悪意に満ちた表現)。



「だって、あれはいくらなんでも・・・・・・ねぇ」
「そうですよねぇ」
「女の友情は共通の敵が強固にする」って色んな人が言ってた



 終業式が終わり、私は早々に教室を後にした。今日はやるべきことがたくさんある。
まず1つ目。

 なにを言われても、私の答えはもう決まってる。優柔不断が、周りの人をどんなに混乱させるか・・・・・・寺島さんに、それを教えてもらった気がするから。
バッサリ切り捨てて、帰宅。
晶良はリアル重剣士になったのじゃよ。


 PC横にあるFMDをかぶると、私は〝The World″へと向かった。
 長い、とても長いクリスマスイヴの夜になるとは知らずに――。
いよいよ最後の戦い・・・・・・!



Disposition

 ――どうかクビアが現れませんように・・・・・・。
 願うように、歪んだ上空を見やる。
 しかし・・・・・・その願いは届かなかった。
スッピィィィドなフラグ回収

さらなる進化を遂げたクビア。
追い詰められたブラックローズは選択を迫られる。
そして――
 大剣を構え、カイトに向かって勢いよく駆ける。
「はぁっ!」
 跳躍し、カイトがかざす腕輪を狙って、私は思いっきり大剣を振り下ろした。
スタイリッシュ・パーティアタック!



Twilight

 何かが砕ける音がした。
 何かが壊れる感触があった。
クビアを倒すため、『波』に対抗する切り札「カイトの腕輪」を失ったブラックローズたち。
そこへ容赦なく襲い来る、最後の八相コルベニク。
果たして希望は残されているのか!?

続きは買って読んでネ!
ついでにゲームも買おう、そうしよう。
「新手の強盗にしては、妙な組み合わせじゃない?」
「そうそう。しかも、そのおじさん――冬なのに、アロハ着てたって」
廉価版には注意してね!



最終巻は、少女漫画感が若干薄まった印象。
原作の怒涛の燃え展開の再現が大変というか。
その中でもミストラルのモエモエならぬ燃え燃え感はゲーム以上。

細部の違いが気にならない自然な展開というか、
「ブラックローズの視点」は色々な意味で正解だったなーと思いました。
時間切れだよ!\(^o^)/

.hack//Another Birth もうひとつの誕生 Vol.3 侵食汚染 川崎美羽 2005年6月1日 角川書店

2015-09-29 07:06:58 | .hack
広がっていくネットゲーム「The World」の汚染。意識不明者たちは回復せず、安全だった街にも異変が起き始めた。原因を追究するほど、ブラックローズはゲームと現実の状況が悪化することに気づく。調査を続けることに思い悩むブラックローズ。だが不思議な腕輪を持つ双剣士かいとたちの協力を得て、汚染の原因が巨大プログラム“禍々しき波”だと知ったとき、彼女は真相を掴むべく「The World」に潜む謎へ再び挑むことを決意する!
裏表紙より。
そうよ!そのまさかよ!
ジェット・ストリーム・アナザーバース!



After the network crisis

 ――誰でもいい・・・・・・誰か、お父さんが無事だと教えて・・・・・・!
The Worldで3体目の八相を倒した直後に起きた「現実世界での」大事件。
まさか晶良のパパンまで巻き込まれていたなんて・・・・・・!
幸い無事だったからよかったヨカッタ。


「迎えに来てた人と言えば――俺と同い年くらいかな、寒い中アロハシャツを着て、自転車で桜木町の駅前に来てな・・・・・・目立ってたぞ、あれは」
※投稿直後修正「くらいから→くらいかな」
アロハシャツのおっさんか、一体何岡なんだ・・・・・・?
アロハの詳細はゲーム付属のOVA「Liminality」で!
廉価版には付いてないから注意されたし。



 ――文和は、ゲームが原因で意識不明になった・・・・・・。もしも、ゲームが原因だとしたら――私たちは、とんでもないことをしてるんじゃないか?
悩み始める晶良。
・・・・・・自分たちの行動は正しいのか。

相棒であるカイトに話すと、カイトも同じことを考えていたのであります。
「アタシたちが、なんのために、怖い思いをしてきたか――よっく考え直しなさいよねっ! アンタがそんなんで、どうするのよ!」
励ますつもりが、思わず怒鳴ってしまうブラックローズ。

 カイトには――カイトにだけは、迷ってほしくなかった。
カイトも人の子なんじゃよ・・・・・・(´・ω・)


頭を冷やしてからの、戦う理由の告白。
「ぼくだけじゃない。こんなことは、みんな、早く終わりにしたいんだよね」
「(笑)」
 いつものカイトだ。カイトの背負ってるものを私も分けてもらったはずなのに――私の気分は楽になっていた。ちょっとだけ気まずいような・・・・・・誇らしいような・・・・・・奇妙な感覚になる。
結束↑



She became complicated

「んとね・・・・・・ゲーム。最後まで一緒に、って思ってたんだけど」
お姉ちゃん、戦線離脱。
これは仕方ない。
でもカイト視点の時よりはるかにきついなぁ・・・・・・
こんなに仲良しとは知らんかった。


「えーーーーーーーーーーーーーっ!」
このカイト、メールの返信遅ぇwww
別キャラの視点で見ると、カイトの中二設定(年齢的な意味で)は絶妙だったと思える。



「いつも見てて歯がゆかったんだ。俺でよければ力になるから――」
「関係ないですから」
 萩谷先輩の言葉を遮って、私は岐路を急いだ。
嫌がっている女の子につきまとうのはどう見てもアウトです。
本当に消え去るがいい!ジャッジメントレイ!



 ――喪われしものの還ることあらざる。時の流れは不可逆なればなり。
第四相フィドヘルを撃破したものの、
フィドヘルが残した不吉な言葉には不安を隠せない仲間たちでありました・・・・・・。




It broke bounds

 ぽつりぽつりとエルクがミアと出会った時のことを話し始める。
 エルクが一人ぼっちで〝The World″にきたこと、それは現実からの逃避でしかなかった。現実には自分の居場所がなくても、ゲームの中になら居場所はある。そう思っていたらしい。しかし――現実世界でコミュニケーションできない人は、バーチャルなゲームの中でもコミュニケーションすることなんかできっこない。なぜなら、ゲームとはいえ、相手にしているのはPCの姿を借りた、現実の人間なのだから。
もうやめて!とっくに一部の読者のライフは0よ!
金星からの電波を受信したっぴ!(逃避)



 ――先輩・・・・・・あなたが判りません。あなたは、誰にでもそんなふうに振る舞うような気がします。違いますか?
私はシステムを超越する!
萩谷先輩にバクドーン!



「な、なにか?」
「いや・・・・・・知り合いがよく話しているPCに似ている」
「知り合いって?」
「気にしないでいい」
 ガルデニアは丁寧にお礼を言うと転送し、私たちの目の前から消えた。
ガル様ktkr。
知り合い・・・・・・一体何トなんだ?
このシーン、なんかいいな。「本当に仲良し感」がして。




Gathering

「リプスが使える装備は常に持っている。防御力が低いから、常時装備する訳にはいかないがな」
本日のどやぁ
仲間になったバルムンクの活躍で、謎の襲撃者クビアの2度目の撃退に成功。
流石は蒼天のバルムンクさんっス!



自分たちだけではなく、ハッカーのヘルバ、
そして管理者リョースとも協力するべきという結論に至ったブラックローズたち。
ちょこちょこ手助けしてくれるヘルバはともかく、
石頭のリョースは話を聞くかすら怪しいところだけど・・・・・・
 ――こないだのアレ・・・・・・使えるかもしんない。
ほうほう、現実での一件の応用だったのか。
全く関係無い出来事を応用するとは・・・・・・晶良は頭の柔らかい子。




The outside and the inside

「やっとみんなで動くことに決まって、作戦会議までして・・・・・・遊んでる場合じゃないでしょう!」
 カイトが遊んでるんじゃないのは判っていた。困っている人を放っておけない性格なのも知っていた。なのに、イライラが止まらない。カイトに八つ当たりするのは間違っていると自分でも判っていたが、止められなかった。
( ・∀・)ニヤニヤ
例のどっちか選べないイベントが楽しみですなぁ。




 確かに、今やることとしては――アウラのセグメントを取り戻すことと、それを持っているであろう〝波″を撃破することだ。言っていることは、間違いないような気がした。
意外な情報提供者の協力で、The Worldの謎に迫る晶良。

ま、それはいいんだけど(上のと下ので順番前後します)・・・・・・
「俺もやってた。今はもうインしてないけど」
 その言葉で、私はホッと胸を撫で下ろした。ゲームの中でも、付きまとわれるのはごめんだ。
「でも、やめなきゃよかったかな。黄昏の碑文が関係してたなんて知らなかったし」
ゲーム内でもストーカーの意志あり・・・・・・有罪(ギルティ)!
ドギューーーン




Harold's rule

「俺に任せろ!」
「心配するな!」
ずっとバルムンクのターン・・・・・・キャー蒼天さーん。


ヘルバとリョースに有名プレイヤーのバルムンク、ワイズマン・・・・・・
仲間たちと共に、『オペレーション・テトラポッド開始!』。
 ――みんなで力を合わせて立ち向かう。今までそんなことなかった・・・・・・。これが、始まり。私は、胸が熱くなるのを抑えきれなかった。
屈指の胸アツシーン。

そして見事に第五相ゴレを撃破。
フーフー!
『テトラポッド作戦』の成功を喜ぶみんなの前で、私一人が暗い予感に、ふさぎ込んでいた。
やーめーろー・・・・・・

本編はここまでで、次の話は別の雑誌に載った番外編、かな?


Thank you,friends

「あんなヤツ、一緒じゃねーよ」
 普段優しい物腰のNOVAにしては、珍しい反応に私は首を傾げてしまう。
「なんかあった?」
NOVAとチムニ編。


「なさけねーよなぁ・・・・・・」
 呟くNOVAを私はただ黙ってみていた。口を開いたら、本当のことを言っちゃいそうで、何も言えなかった。
おまえ洗ってない雑巾の・・・・・・て、おい
思ったよりもずっと「普通の人」でNOVAの評価↑


「洞察力、いいだろ?w」
調子のんな!
NOVAとチムニのちょっとイイ話でした。
「初めての友だち」・・・・・・いい響きです。



時間\(^o^)/

.hack//Another Birth もうひとつの誕生 Vol.2 悪性変異 川崎美羽 2004年9月1日 角川書店

2015-09-28 06:54:38 | .hack
世界最大のネットゲーム「The World」で、弟の文和を救うため戦い続ける重剣士ブラックローズこと晶良。彼女の前に現れた「黄昏の碑文」という手がかりは、彼女と双剣使いカイトを新たなる壁へと導く言葉だった。深まっていく「The World」の謎――困惑するブラックローズに現実の世界で更なる事件が降りかかる! 現実にまで侵食する謎に、ブラックローズは打ち勝つことができるのか!大型ノベライズ第2弾が登場!
裏表紙より。
「引っかかりましたね!」(声:四不像)
「年内に全4巻書く」という「近いうちに書くけどすぐではない」、
と思わせておいてからの連続投降!
外すつもりで投げて(ry




File“DD”

 〝The World″のアカウント使用料をWebマネーで支払おうとして、私はある事に気付いた。
 ――一体、文和はいつから使用料を支払ってないんだろう?
 ネットゲームの登録料を三ヵ月滞納すると、そのキャラは削除されてしまうらしい。文和が戻る前に、PCが削除されてしまうのはいやだ。絶対に。
文和のパソコンでパスワードを探していた晶良は、『DD』という謎のファイルを発見する。

『レベル上げだけじゃなくて、こういう楽しみ方もあるんだな。話すだけ・・・とか。せっかくのネットゲームなんだし、もっと人と知り合おう!』
俺がPTに入らないことで
    ∧_∧ ̄||ヽ、
   (   )||_|
   (__ つ三_ |
   /__ヽ) || ||
    _||_J || ||

俺の代わりに
誰か一人、PTに入れる
    ∧_∧ ̄||ヽ、
   (   )||_|
   (__ つ三_ |
   /__ヽ) || ||
    _||_J || ||

  ∧∧
  ( ・ω・)
 _| ⊃/(___
/ ヽ_(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
俺はそういうことに
幸せを感じるんだ
    ∧_∧ ̄||ヽ、
   (   )||_|
   (__ つ三_ |
   /__ヽ) || ||
    _||_J || ||


「・・・・・・ヘコんでるヒマなんかないよね。まだまだ、これからだ!」
 自分の気持ちを確かめたくて――私は、そう、声に出して言ってみた。
晶良はようやくのぼりはじめたばかりだからな
このはてしなく遠いThe World坂をよ・・・🍊



Scattered epitaph

「うわ!? もしかして・・・・・・」
 カイトがNPCを指さしながら、口を開いた。
「そうだ、リョースだ。今から指示を伝える。当面はΛサーバーのウィルス汚染進行度を調べてもらう。プロテクトエリアの調査を優先しろ」
システム管理者・リョースに協力する(させられる)ことになったブラックローズたち。

ま、管理者じゃないと知り得ない情報もあるはずだし、
今は指示を聞いてやろうじゃあーりませんか・・・・・・
「晶良、こんな時間までゲーム?」
「えっと・・・」
「文和の事もあるんだし、しばらく止めなさい」
「遊んでる場合じゃないでしょう? 止めなさい」
 遊んでるんじゃない。端からはゲームしてるだけにしか見えなくても、遊びじゃないんだよ、これは・・・。私は止める訳にはいかない。止めるなんて選択肢は、私には――ない。
遊びでやってんじゃないんだよ!


「報告は了解した。追加調査は我々がやる。次の指示は追って伝える」
 そう言うと、また人の返事を待たずに転送してしまった。
 カイトは肩をすくめて、私の方を向く。
「なんなのよ、一体!」
リョースは当然、ブラックローズとカイトの「中の人」の情報を知ってるんだよねぇ。
中高生と対等に接するなんてできる訳がない、石頭だから。


 彼ら存在するのには、意味があり・・・理由がある。それを出来損ないと言い切ったリョースを、私は認めない。協力は出来ない。
 私は、いつか機会さえあれば、リョースに反旗を翻すであろう自分を予感していた。
偶然出会った、この世界の鍵を握る『黄昏の碑文』に関わる『放浪AI』。
『出来損ない』と一蹴したリョースの態度は流石の石頭。




My will

 私は、自分に嘘をつきたくない。
 ――ただリョースの指示に従うだけでいいんだろうか? いいわけがない。自分の中で、すでに答えは出ている。
 でも・・・・・・腕輪所持者のカイトは、この状況をどう思っているんだろう? 知りたかったから、メールをした。
カイトの答えはー

『でも今は従おう』
 理屈では判ってても、気持ちは拒否反応しか起こさない。頭では判っても、心がそれについていけない。リョースと繋がっていれば、一般ユーザーが触れることのできない、システム側からの情報をもらえる。でも、私はリョースがイヤだ。私はリョースと繋がっていたくない。
教科書通りの「女性の思考」で吹いた。
要するに「リョース、マジキモいんだけどー」ってことです、はい。
「『むしゃくしゃ』しちゃう・・・・・・だって、女の子だもん」なんつって。
晶良だってごく普通の高1女子だから仕方ない。
むしろカイト(中二)が耐性高すぎではある。


「ブラックローズ」としての問題もあれば、「晶良」としての問題もあり・・・・・・
「誰が悪いんだろう・・・」
少なくとも晶良は悪くないはずなんだけどねー・・・・・・
なかなか上手くいかないもんです。




Its name is“KYVIA”

「あたしは暇つぶしで、アイテム集めにモエモエだけどねー(^^) 目指せ、コンプリート! なんてーっ」
 ――モエモエなんて言葉・・・恥ずかしげもなく言えるミストラルって、一体いくつよ!?
「言わされている」風の方がモエモエだよねって何の話だよ!



『これがないと落ち着かないんだよねぇ』
速水家の「家族」のちょっとイイ話。
こんなありがちなイイ話に俺様が(´;ω;`)ブワッ




Fellow

「へ?」
 意外な差出人に、思わず声が出た。
カイト(=プレイヤー)の「仲間」と「仲間」の繋がり。
カイト抜きの繋がりもそりゃできるよね・・・・・・ハッとした。


「やっと、笑ったぁ(>_
実はお姉さん属性だと・・・・・・?
いや、「お姉ちゃん」かな。



 日が暮れるのが早くなったせいで、練習時間が短い。
名取先輩gj
今までのことを水に流してもらえる可能性をやろう。



低レベルのプレイヤーの救援を頼まれたブラックローズ。
助けた相手は偶然にも・・・・・・
「また・・・会えますよね?」
「・・・・・・もちろん!」
カズにバクドーン!!



独自に調査を進め始めたブラックローズとカイト。
2人のことを面白く思わないのは勿論・・・・・・
 差出人は、リョース。「待機命令」というタイトルからして、見たくはなかったけど、とりあえず、開く。
 ――・・・君らの活躍により、我々の仕事が大幅に増えてしまった。これ以上仕事を増やされてはたまらない。しばらくは待機だ。何があっても、絶対に動くな。じっとしてろ
 私はそのメールを迷わず削除した。
m9(^Д^)プギャーwwwwww
中高生相手に『君らの活躍』なんて皮肉を込めるあたりがまたwww




He showed us the way

「(笑)」
 カイトがよく使う記号化された笑い。最初は、変なの、と思ったけれど、すっかりなじんでしまった。律儀なカイトらしいな、とも思う。
今はむしろ「w」より煽りに思われる可能性があります(笑)



「諦め悪いんだ、俺。それじゃ、電話ありがと」
 そういって、萩谷先輩は電話を切ってしまった。
このストーカーめ!
・・・・・・一連の流れの功績により今回は不問とする。
今後は被害者に一切近寄らないように!以上!

名取といい萩谷といい・・・・・・テコ入れなの?
まったく!そういうあざとい手に俺様がベアー




ゲームでいうと、ちょうどVol.2終了まで。
戦闘描写が少し残念気味か・・・・・・原作が「そーかい」とは言い難いから仕方ない。
1巻と変わらず少女漫画っぽい、というかそのもの

ブラックローズと晶良の戦いはまだまだ続く。続くったら続く。

.hack//Another Birth もうひとつの誕生 Vol.1 感染拡大 川崎美羽 2004年3月1日 角川書店

2015-09-27 06:34:34 | .hack
世界最大のネットゲーム「The World」をプレイ中に突然意識を失った弟を救うため、晶良は重剣士ブラックローズとして「The World」へと旅立つ! 弟の意識を奪うきっかけとなった場所に向かう途中で、知り合った双剣使いカイト。だが、彼との出会いはゲームの枠を越えた戦いの始まりだった・・・・・・。元気と明るさでカイトを助け続けたブラックローズの視点から、大人気ゲーム「.hack//」を新たに描き出す、大型ノベライズ始動!
※元気と明るさでカイト(「プレイヤー」とルビ))を助け続けた~
裏表紙より。
.hackの無印ゲーム本編のノベライズ。
主人公カイトの1番の相棒である『ブラックローズの視点』。
今年でサービス終了だから、今年中に全4巻書くつもり。



Black Rose Stands On The World

「またやってんの?」
 私の弟は、ネットゲームにハマッている。最近、流行っている〝The World″とかいうゲーム。MMORPGってやつだ。
この小説の主人公・速水晶良(高校1年)自身は、運動好きでゲームに興味無いタイプ。


「ここ。A・B・Cって、三つのパートがあるでしょ?」
「うん・・・」
「これ、一つずつ選んでくれない?」
――〝Δ隠されし 禁断の 聖域″
 ここが、運命の分かれ道だった。だけど、その時はそんなことを知るわけもなく・・・。
『適当』に選んだ3つの言葉。
それが晶良を責め続ける十字架となるのです・・・・・・。

晶良が部屋を出た直後、ゲームプレイ中に意識を失い入院することになった弟の文和。
その日以来、『明るい家庭はどこにもない』。
 ――私が、あの日、あの言葉を、文和に言わなければ、こんな事にはならなかったんだろうか? もし、私が選んだ言葉のせいで、家族がこんなふうになってしまったんだとしたら・・・。まず、それを確かめなくちゃ・・・。
この時点じゃ意識不明の原因は不明。
でも普通じゃない事態だけに直前の出来事は当然気になるやね。


 私は、明るかった時の両親の言葉を思い出す。それから、文和の顔を・・・そして、あの日から毎晩現れる夢を、思い起こす。
 漆黒のイブニングドレスを身に纏い、深紅の薔薇の花弁の上に佇んでる、もう一人の私・・・女らしい私・・・強い私・・・夢の中の私は、傷だらけになりながらもあの暗闇の中、ちゃんと存在していた。
 私は、決心してPCのキーボードを叩く。ディスプレイに叩き出された名前は――〝ブラックローズ″
 私は、この瞬間から・・・薔薇の棘を身に纏う〝The World″の住人となり、広大なネットゲームの世界に、その一歩を踏み出した。
黒薔薇、The Worldに立つ。




Encounter Attack

「初心者さん?」
「・・・?」
 私は、声のした方を振り向く。目の前に現れた重剣士の彼は、くすりと笑い、側にいた一人の剣士を手招きした。呼ばれた剣士も私の方へ歩いてくる。
「俺、NOVA。で、こっちがチムニ。君、今日が初めて?」
「あ、警戒しなくていいよ。早く〝The World″に慣れてもらって、一緒に楽しみたいだけだからw」
オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーーーッ

・・・・・・最低でも、「システム上の初心者扱い」が終わるまでは放っておいてほしいところ。
「何ができて何ができないか」は自分で一通り試したい。

ま、それで1人のまま「中級者」になると、
そのままソロ専になるルートまっしぐらなんだけどね(*^_^*)
い、いつも「ながらプレイ」でPTプレイする暇がないだけなんだから、勘違いしないでy


幸い、NOVAとチムニの2人は基本操作の説明に留めてくれた模様。
むしろThe Worldがなかなかに不親切設計な感じ。チュートリアル無して。
・・・・・・ああ、ゲームでもオルカが全部説明してくれたなぁ。

他に約束があるという2人と別れた晶良、いやブラックローズは、
早速鍵を握ると思われる『Δ隠されし 禁断の 聖域』へと・・・・・・
「うわぁーん!」
 いきなり私は、現実に引き戻される。
「あのね、お姉ちゃん今忙しくって・・・」
「晶良、幸太の面倒見ててもらえる?」
 私の言葉を遮って、下からお母さんの声が聞こえてきた。力なく震えていた。それなのに、声にはトゲがあって・・・。
・・・・・・うん、また後日にしようか。



「はぁー・・・」
〝The World″の中で、私はおっきく溜息をつく。
 昨日の決心は、もうどこかに吹き飛んでいた。一刻も早く行きたい。それなのに、怖くて行けない。逡巡する私を投影して、ブラックローズは、カオスゲートの周りをグルグルと回っていた。
あるある。
こういうのって、勢いが大事ヨネー(´・ω・)(・ω・`)ネー

「ん?」
 カオスゲートの近くに、小柄な双剣士が現れた。渋い若草色の服、水色の髪・・・それを覆い隠すような大きな帽子。
 ――かわいいPCだなぁ・・・ん? なんか私の事見てない? 見てるでしょ!
「なに・・・なによ・・・・・・? なんか、言いたいわけ?」
そして運命は動き出す・・・・・・まさにThe World!


ゲームでいうと、ゲーム開始~スケィス撃破、リョース登場まで。
一連の「謎解き」は本編に沿ったもの、だと思う。
細かいところは違うかもだけど覚えてないや\(^o^)/

カイト(=プレイヤー)ではなく『ブラックローズの視点』ということで、
「一応本編だけどどうでもいいイベント」を違和感なく飛ばしている気がする。
ゲームの仕様上「ブラックローズがいないタイミング」があるからだろうね。

JKが主役だけど萌えよりも燃え。晶良、負けんなー!って感じの。
時に折れそうになりながらも歩き続ける強さがある。
ああ、昔の少女漫画っぽいのかもしれない。

NOVAとチムニをはじめとした「普通のゲームプレイ」パートや、「晶良の」戦いなど・・・・・・
ブラックローズは特別好きなキャラじゃなかったけど、評価メッチャ上がった。
「主人公に常に同行する訳ではない1番の相棒」だからこそ成り立つノベライズというか。

ゲーム経験者はhmhmニヤニヤできる作品だと思いまス。
未経験者も読めなくはないとは思うけど、やっぱり本編知ってた方がいいかなー。

封神演義 第21部 歴史の道標・上 藤崎竜 2000年9月9日 集英社

2015-09-26 09:44:44 | 封神演義
史の道標・女媧。それは強大なる力で歴史を思うがままに操ってきた存在。その本拠地・蓬莱島で太公望らを待ち受けていたのは、妲己が企んだ大宝貝大会。精鋭7対7の戦いを前に、思わぬ強力な味方が現れ・・・。
裏表紙より。
第20部を書いたのが2か月以上前・・・・・・だと・・・・・・。
と、ともかく、ダレダオマエ!な第21部始まるよー。




第178回 歴史の道標七―燃燈道人―

太乙「ブフーー!!!」
 「ハイテクにやられるなら本望・・・」
太公望「アホかい!」
太乙さんは今日も元気です。


妲己「ようこそ太公望ちゃん♡」
 「こここそは女媧様の島・・・」
 「宇宙船蓬莱島よぉ♡」
妲己ちゃんktkr。

たとえ妲己ちゃんが『妖精のよう』であろうとも、女媧はやっつけるのです!
妲己「いいわ♡」
 「そちらの選抜チーム7人は赤いエレベーターに」
 「他は緑に乗るのよ♡」
太公望「7人?」
妲己「こちらも精鋭を7人出すわ♡」
 「それに勝てたらわらわと女媧様に会わせてあげる♡」
hmhm。

よーし、早速メンバーを決めよう。
太公望と哪吒と・・・・・・
????「太公望と哪吒と雲霄三姉妹」
 「見たところ戦えるのはこの5人のみだな」
なんだー?
いきなり上から目線でそんなことを言うのは!


雷震子「仲間じゃねぇなら敵だなっ!!?」
雷震子の貴重な戦闘シーンだよ!
いきなり暴言を吐いた無礼者、吹き飛ばせ!雷震子!

????「己の力量がわかったか?」
m9(^Д^)プギャーwwwwww


????「ここから先は中途半端に強い戦力はいらない」
 「女媧はそんなに甘い敵ではないのだ」
 「気にいらなければ私にかかってくるがいい」
太乙、道行「あっ・・・」
竜吉公主 やはり生きておったか・・・
だれだーだれだーだれだー?


燃燈 だが忘れるな道士たちよ
 私はお前たちの正義の心も背負い戦おうとしている事を
 私の名は燃燈道人
 かつて崑崙十二仙を束ねたもの
元崑崙十二仙・燃燈道人、満を持して登場!


太公望「では良いなみなの者」
 「下がどうなっとるかわからんが冷静にのう」
蝉玉「フン!わかってるわよっ!!」
↑挑戦してやられた
蝉玉は当然として、韋護も燃燈道人に挑んだのね・・・・・・
あっ!
蝉玉顔にもケガしてる!
燃燈道人、女の子(アラフォー)に暴力振るうなんてサイテーだね!


スーパー宝貝探しで遅れていた楊戩、それにイメチェンした張奎も合流して、
精鋭組は太公望、哪吒、燃燈、楊戩、張奎の5人。
雲霄三姉妹は地上で待機。『妻は夫の帰りを待つものですわ』←名言
他は緑組。
妲己「みなさんお待たせ~~~♡」
 「挑戦者のご入場よぉ~~ん♡」
蓬莱島における戦いが始まる・・・・・・で次回。




第179回 歴史の道標八―大♡大♡大宝貝大会開催中♡―

妲己「大!」
 「大!」
 「大っ!!!」
 「大宝貝大会を開催いたしま~~す♡」
楊戩「宝貝大会・・・・・・・・・」
妲己「そう―――」
 「わらわチームと7人とそちらチームとの団体戦♡」
 「ルールは無し♡」
 「どちらかの魂魄が飛ぶまでの一本勝負♡」
hmhm。
実にわかりやすい。


道行「・・・・・・・・・それにちても驚いたでちゅねー」
太乙「燃燈の事かい?」
道行「ボク達はこの目で確かに見たじゃないでしゅか!!」
 「彼が死んだトコロを!!!」
kwsk。


道行 ボク達が見たのは二人の激しい戦いでちた・・・

燃燈「元始天尊様あなたは間違っておられる!!!」
 「あなたのしようとしている事は正義に悖ります!!!」
元始「なにが正義じゃアホたれ!!!」
 「刃向かうのならおぬしはカンドーじゃ!!!」
道行 かたやスーパー宝貝を使う崑崙の教主!
 かたや崑崙一の力を持つ十二仙筆頭!
 激しい戦いは三日三晩続きついに――
これが『およそ550年前』の話。

ナレーション この日を最後に彼は十二仙から除名
 後に普賢がその穴を埋めた
原作だと12人+筆頭の燃燈。
それじゃ十三仙だろって思った。


そんな燃燈さんがなぜ今ここにいるのか。
竜吉公主「あの戦いはたぶんウソだったのじゃ」
太乙「公主!」
竜吉公主「私は見た・・・・・・」
 「あやつが落ちてゆくその時・・・」

 「確かに笑っていた・・・」
 「『心配するな』と私に語りかけるように・・・」
太乙「公主・・・」
 「そういえばあなたと燃燈は・・・」
よし、これからは燃燈クンと呼ぼう。
燃燈クンも、ボクのことは気軽に義兄さんで構わんよ。


そろそろ1試合目を始めよう。
妲己ちゃんチームは『植物系妖怪』高覚。
太公望チームのトップバッターは誰が出るんだい?
燃燈「誰が出るとか出ないとかそんな事はどうでもいい」
 「結果として女媧を倒せればな!!」
太公望「だが過程を経ずして結果は出ーーぬ」
 「結果だけを論ずるのはアホのする事よーーー」
うぜぇwww
かつての崑崙最強に『アホ』てwww


張奎「まったく相も変わらずまとまりがあるのやらないのやら・・・」
 「こじれるようなら僕が出ようか?」
おう。
・・・・・・そもそも張奎は何しに来たのん?


張奎「僕は いつか聞仲さまを越える道士になる!!」
 「妲己とか女媧とか」
 「そういうモノは僕に関係ない!」
 「今はただ強い敵と戦い自分を鍛えたい」
 「理由はそれだけだ!!」
この張奎には正しいと信じる夢がある!


張奎「まぁ見せものの戦いでもいいさ!」
 「必ずこの禁鞭をモノにしてみせる!!」
師の力、使いこなせ!張奎!で次回。




第180回 歴史の道標九―気高き宝貝―

張奎「この戦いで絶対モノにしてみせる!!!」
 「行け禁鞭!!!」
禁鞭がクリティカルヒットォ!

いやぁ1試合目は楽勝でしたねー・・・・・・
張奎「う・・・・・・」
 「うわぁあああっ!!」
制御不能\(^o^)/


燃燈「・・・・・・」
 「ダメか・・・」
ガッ
楊戩「――え!?」
ハイスペックを見せつけるスタイル。


燃燈「聞け張奎」
 「禁鞭は最も気位の高い宝貝だ!」
 「それ故に聞仲が現れるまで誰一人使えずに飾られていただけだった」
hmhm・・・・・・

燃燈「だから使えぬ事は恥ではない」
 「――だが禁鞭は今後も有効な戦力・・・」
 「これからは私が使ってやってもいい」
(´・ω・`)ぶち殺すぞ
ちょっと・・・・・・いやかなり強いとしても、調子のんな!


高覚「ハハハハハハ!!」
 「禁鞭とはその程度のものなのですか!!」
ぎゃー!
高覚まだ生きてたー!

このままだと張奎が危ない!
でも幸い高覚は弱点がわかりやすい『植物系』。
楊戩、援護はよ!
高蘭英「お待ちなさい楊戩!!!」
高蘭英「あの人は必ず・・・」
 「必ず禁鞭を使いこなして勝つわ!!!」
「子落とし」ならぬ「夫落とし」・・・・・・
応えて見せろよ!

張奎 禁鞭は嫌がっているんだ
 まだ僕が聞仲さまの影を追っている事を・・・
張奎「確かに今はそうかもしれない」
 「でもわかって欲しいんだ」

回想聞仲 自分のために戦え・・・!
張奎「いつかは必ず追い抜く!」
 「誰のためでもない・・・」
 「自分のために・・・・・・!!」
張奎「禁鞭よ!!!」
 「僕の力になれぇっ!!!」
手っ取り早い除草はやっぱりファイアっしょ。

張奎「さようなら聞仲さま・・・」
張奎gj!で次回。超少年漫画してた。




第181回 歴史の道標十―無の宝貝―

韋護「ひゅーー燃燈さんかっちょえー」
武吉「すっごいなーーっ!!!」
イケメンで強くてヒーラーもできてイケメンで・・・・・・
欠点なんか何にも無いんじゃないかナ!ナ!


さぁ2試合目だ。
楊戩「次は僕が出ます」
太公望「楊戩!」
楊戩「僕もこのスーパー宝貝六魂幡を試してみたいのです」
試すまでもなく力の差は明らかなんだけど・・・・・・

楊戩「でも僕は・・・」
 「あえてこの六魂幡でキミを倒したい」
 「降参するならやめてもいいけど・・・」
 「どうかな?」
何よりも鍛えているのは煽りスキルなんじゃないっスかー?

馬善「だれがするかくそったれ!!!」
 「こちとら女媧様パワーでビンビンなんだよっ!!!」
楊戩「フゥ・・・」
 「いつもこうだ」
やれやれだぜ


楊戩「なんとも残酷な宝貝です」
楊戩が最凶宝貝六魂幡で完勝して次回。
馬善(っぽい方々)の活躍はワンダースワンカラーでお楽しみください!





第182回 歴史の道標十一―帰ってきた王貴人!!―

妲己「さーー盛りあがってまいりました!!!」
 「わらわチームの第三のバトラーはこちら♡」
 「野獣系妖怪の烏文化ちゃんよ~~~ん♡」
次の相手はきめぇデカブツかと思いきやー

胡喜媚「悪徳ロリータ」
 「ロリッ☆」
 「ロリッ☆」
 「喜媚ちゃん登場」
 「ロリッ☆」
 「ロリッ☆」
胡喜媚、そして貴人ちゃんktkr!

王貴人「死の旋律で冥府に落ちろ!!!」
ジャマなデカブツを瞬☆殺してからのー



太公望「つ・・・・・・」
四不像「強くなっているっス・・・」
フッ(どやぁ)

さぁ4年の時を経てのリベンジマーッチ・・・・・・

王貴人「あ」
太公望「ぐえっ」
 「哪吒っ!!!」
哪吒「オレがやると言ったろう!!!」
むしろ前の2試合よく我慢してた。


王貴人「私の音色で壊れるがいい!!宝貝人間!!!」
貴人ちゃんカッコカワイイ!で次回。




第183回 歴史の道標十二―宝貝『改造』人間!!―

王天君「そう・・・・・・あいつこそがオレの求めていたものだったんだ・・・」
王天君がなんか言ってるけど、カワイイ方の王が気になるからスルーで。


太乙「実は哪吒は宝貝『改造』人間として生まれかわったのさっ!!!」
蓬莱島への移動中に、さらなるパワーアップを施した哪吒。

なぜそこまでしたのか。
哪吒「天祥と約束した」
 「絶対勝つと」
イケメンすぎやろ!


太公望「ふぅむ哪吒の改造か」
 「ここをこうしたらどうかのう」
太乙「あ!いいねそれ」
太公望「ついでにそこもこうして・・・」
どうやら太公望も一枚噛んでいる、らしい。


哀れ貴人ちゃんは闘技場の露と消え・・・・・・
天祥「あっ!!!」
哪吒「ち」
むむっ!!!

王貴人「能力がアップしたのはあなたの宝貝だけじゃない」
 「私の紫綬羽衣の防御力も上がっているのよ!!」
 「あなたの攻撃にすら耐えられるほどに!!」
キャー貴人ちゃん素敵ー!


王貴人「ごきげんよう」
 「宝貝人間!!」

キャー貴人ちゃん素敵ー・・・・・・
って、えええぇぇぇぇぇーーーーー!!!
バッ・・・・・・バカなッ・・・・・・

貴人ちゃんは今度こそ太公望をロックオン!
王貴人「これで私のトラウマも払拭される!!!」
 「姉様やっちゃってもいいわねっ!!!」
「封神演義」第21部完ッ!


妲己「あら
 「でも貴人ちゃん」
 「宝貝人間はまだ生きてるわよぉ~~?」
なぬっ!?

天祥「あ!!」
楊戩「復活した・・・!?」
『宝貝『改造』人間』の秘密とは・・・・・・!?で次回。




第184回 歴史の道標十三―マジカル変身美少女胡喜媚七変化☆―

太公望「つまり哪吒はただの宝貝改造人間ではなく・・・」
 「金蛟剪内蔵スーパー宝貝改造人間となったのだーーーーっ!!!」
王貴人「きっ・・・」
 「金蛟剪ですって!?」
哪吒「オレの体に・・・・・・」
 「スーパー宝貝が・・・・・・!!!」
サブタイで台無しにしていくスタイル


王貴人「いやああっまた こんなサギまがいの方法でやられるのぉ!?」
 「おのれ太公望ぉ~~っ!!!」
はいはいおつおつっと。
敗北までの過程は文章化すると卑猥になるのでやめておきます。
貴人ちゃんは蝉玉以上に体張ってるよね。女芸人の鏡

前座の試合が終わり、いよいよ妲己ちゃんチームのエースが登場!
胡喜媚「太公望に告ぎっ☆」
 「しょーぶして喜媚が勝ったらスープーちゃんと喜媚の結婚を認めりっ☆」
なんと!愛のために!
美しい!グレイト!・・・・・・そうだな、イザベラ君!


胡喜媚「ロリロリロリったロリロリ・・・」
 「リン☆」
最強悪徳ロリータに太公望は勝てるのか!?で次回。




第185回 歴史の道標十四―時をかける妖怪―

張奎「ろっ・・・ロリータなのに強いっ!!!」
楊戩「なんてファンシーな変化だ!!!」
妲己ちゃんが『スーパー宝貝以上』と評するだけはある。
・・・・・・こりゃ勝てねぇわ。


太公望「最後にスープーと話をさせてくれぬか?」
 「わしらも付き合いが長かったからのーー・・・」
胡喜媚「うんいいよっ☆」
「封神計画」のため共に歩き、何年の月日がたったことでしょう・・・・・・


太公望「わーーーっははははは!!!」
 「喜媚よおぬしのスープーは人質にとった!!!」
 「殺されたくなくば如意羽衣をわしによこせーーっ!!!」
まさに外道!


胡喜媚「命にはかえられないよ・・・・・・」
 「如意羽衣は太公望にあげりっ・・・☆」
喜媚ちゃん健気やわー。


太公望「これさえ手に入ればこっちのもんだーーーっ!!!」
胡喜媚「ぎゃーー☆」
まさに外道!(2回目)



『これぞ楽をしつつの完全勝利!!!』・・・・・・
しかし、世の中には例の「因果応報」というやつがあるのです。
燃燈「―――いかん!!」
楊戩「半妖態!!!」
神鷹「なっ・・・なんて事かいなー!!!」
 「あいつ雉鶏精だったんかいなー!!!」
崇黒虎「なにをあわてとるか神鷹?」
燃燈や楊戩も本気でぎょっとした感じ。

グモグモ、どういうことだってばよ!?
神鷹「雉鶏精は未来過去へと時間を自由に飛翔する極めて珍しい鳥の妖怪かいな!!」
 「言い伝えではその羽に触れた者は・・・」
燃燈「時間的な退行を起こす!!」
つまりどういうことかというとー

太公望「あわわまずい まずい」
 「どんどん小さくなってゆく~~・・・」
四不像「御主人!!!」
太公望「うぁ・・・」
 「ああああ・・・・・・!!!」
妲己「バイバイ太公望ちゃん・・・」

「封神演義」第21部完ッ!
・・・・・・もうちっとだけ続くんじゃ。




第186回 鏡Ⅰ

楊戩「そんなばかな・・・」
武吉「おっしょーさまが・・・」
蝉玉「たっ・・・太公望が・・・」
太乙「封神された!!」
燃燈「・・・・・・・・・・・・」
\(^o^)/


飛び去る太公望の魂魄、を・・・・・・
王天君「・・・・・・太公望・・・」
 「オメーの魂魄はその空間に閉じ込めた」
王天君が捕獲。

そしてその事態を平然と受け入れている太公望。
太公望「おぬしとわしの間には何かがある・・・」
 「ずっと宿命的な何かを感じて気になっておったのだ」
単に太公望が王天君=王奕の後釜の位置にいるってだけではない・・・・・・?


太公望封神という事態に皆が動揺する中、燃燈だけは冷静でありました。
燃燈「これまでもおまえ達は太公望と共に幾多の試練を乗り越えて来たのだろう?」
 「おまえ達の見てきた太公望はこの程度で死ぬような男か?」
いやーそうは言いましてもね、
封神されたら趙公明や聞仲ですら「外野」になるのが封神世界ですよ。
「魂魄が飛んだ後で戦線復帰したキャラ」なんて1人しかいませんけ・・・・・・ど・・・・・・


燃燈「まとめて来い!!」
1対3で『消化試合』。
果たして燃燈の真の実力とは・・・・・・?



王天君「話をしようぜ」
王天君と太公望のお話たーいむ。
妲己ちゃんの手作りおケーキはないのかね?


王天君「何の話がいい?」
 「そうだな」
 「オレが陰の封神計画遂行者だったって話はどうだ?」
kwsk。


王天君「オレはあんたの心の闇を映す鏡ってとこだ」
 「そしてあんたはオレの心の光を映す鏡・・・・・・」
太公望「な・・・何を言っておる!」
 「い・・・意味がわからぬ!」
 「おぬしの言いようを聞いておるとまるで・・・まるで・・・」
王天君「ククク・・・・・・」
 「もぉわかってんだろ?」
とっくにご存じなんだろ・・・・・・?で第21部完。
これ最初っから考えてたってことだよねぇ。
伏線としてはゾワッとするレベル。



アシスタント「無念!!!」
アシスタントーー!!!