今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

テイルズ オブ リバース 第一話 落日の瞬間㊤ 矢島さら 2005年3月4日 エンターブレイン(2回目)

2016-01-31 10:19:05 | テイルズ
眠いぜ!寒いぜ!ネムサムですね!→1回目



○2章まであらすじ
1年前、世に言う『ラドラスの落日』に、
フォルスの暴走で幼馴染のクレアを氷漬けにしてしまったヴェイグ。
『ラドラスの落日』の真相を追う2人組、ユージーンとマオの助けでクレアを救い出すも、
突如村に現れた『王の盾』にクレアは連れ去られてしまう。
ヴェイグはユージーン、マオと共に『王の盾』を追って旅立つ!




第三章

(「ありがとう」といったら、クレアは自分がプレゼントをもらったみたいに、うれしそうに笑っていたっけ・・・・・・)
え、天使?


最強イタイ戦団のせいで、山越えをする羽目になったヴェイグたち。
現在山小屋で休憩中。
「ちちんぷいぷい!!」
 暖炉の薪に火をつけた。
「うんっ♪ フォルスは人の幸せのために使わないとネ」
ヴェイグの『氷のフォルス』なら無限にかき氷ができるし、
トーマの『磁のフォルス』なら「がばいばあちゃん」的な小銭稼ぎができるね!

そして1番よからぬことができるのは『音のフォルス』(集団催眠)だな・・・・・・
ワルトゥが紳士だから、作中で悲惨な話はないけど。



「人の幸せのためなら、この力はどう使えばいい? 国王はなぜ、オレたちにこんなことをしたんだ?」
だからかき氷を作ろうよ!

真面目に考えると・・・・・・国王は病気だったんだから、
「治療のフォルス」とか「薬のフォルス」とかを期待したんじゃね?
いっぱい能力者が誕生すれば、1人くらい役に立つのがいるだろみたいな。
・・・・・・死の淵とはいえ自己中な国王だなぁ(決めつけ)


無事山越えをした3人はミナール平原を進む。ボス戦カット!
天候は雨。
「珍しいな。このあたりはあまり雨が降らないはずだが・・・・・・」
(´・∀・`)ヘー

ところが・・・・・・
「・・・・・・あ!? あれっ!? 雪だよ! 雪が降ってきた!!」
散々脅かして結局降らないのもどうなの?(#^ω^)


おかしな天候に加え、どうやらさっきから同じところを歩かされているらしい!
まさか『王の盾』の刺客か!?
マオが炎で雪を吹き飛ばすと、ついに元凶がその姿を現す・・・・・・!
「女・・・・・・の子?」
 マオはぽかんとし、こちらに歩み寄ってくる少女を見つめた。
 華奢な体つきによく映えるピンクの服、肩の上でゆるく外向きにカールした髪。年はマオより少し上というところだろう。それでいて、大のおとなでも扱いにくいだろう大杖を軽々と片手でもてあそんでいる――。
・・・・・・この少女は「剛腕のフォルス」の使い手かな?と思わせる紹介文。
※もちろん違います。


「わたしの狙いは、その汚らわしきガジュマの罪人、ただひとり!」
あれ?どうやら『王の盾』とは違うようですよ?


「わたしはアニー・・・・・・アニー・バース」
「!?」
「そう、ガジュマに命を奪われた、ドクター・バースの娘」
「アニー・バース」と「ユニバァァァス」って似てないね黙るわ。


ヴェイグたち対アニーと『いかにも金で雇われた傭兵』(3人)、ファイッ!
・・・・・・3対4とはいえ、名無しの雑魚など数には入らぬ。

特に何の躊躇もなくぶった切ってるあたり、ヴェイグは「対人戦闘」に抵抗無さげ?
少なくとも「初めての人斬り」ではないはず。
Rの世界も「私怨じゃなければおk」なのかしら。

傭兵たちはあっさり全滅。
それでもアニーは諦めない。
(まるで、世界に自分とユージーンしかいないと思っているみたいだ)
 ヴェイグは、アニーの真摯な意志の強さに心を打たれた。それはクレアを助けることしか頭にない自分と、似ているようにも見えるのだった。
そこか、ヴェイグとアニーの共通点は・・・・・・。
しかし、討たせてやる訳にもいかず。


ついに力尽きた・・・・・・と思いきや、不意打ちでユージーンに短剣を突き刺す。
『フォルス反応』の有無は、必ずしも生死と一致しないのね。
「・・・・・・この程度の痛みなのか・・・・・・」
「え」
 仇を傷つけ、唇に微笑みさえ浮かべていたアニーは、わけがわからないという顔をした。
そんなダークサイドな表情をしてたのか・・・・・・。


「俺を憎め。俺を殺すために生きろ」
「えっ」
「俺にはやらなくてはならないことがある。だからいますぐ死ぬわけにはいかないが・・・・・・その目的を達したならば、約束する。この命、おまえに捧げると」
アニーからすれば意味不明な反応だったろうなこれ・・・・・・。
「バカめ、親父の後を追うがいい!」的なものを想像していたに違いないもの。

混乱した末、アニーは本当に力尽きて倒れる。
「おい・・・・・・助けるつもりなのか?」
「親友の娘なんだ」
ユージーンの過去がわかるのは、しばらく先の話・・・・・・。


 ユージーンは、薬が傷口にしみるのをこらえながら、平原の草に目をやった。
 雨や雪という思いがけない試練のあと、緑は勢いを取り戻し、花はさきほどより美しく咲いているようにさえ見える。
 自分にもいつかこんなときが来るだろうか、と彼は密かに考えた。
止まない雨はないんじゃよ。
沈まぬ太陽もないんだけど。




ヴェイグたちはミナールに到着。
医者のキュリアとその助手ミーシャにアニーを押しつけ、
港から船に乗ろうとしたものの、港は軍によって封鎖中でありました。

手詰まりで街をウロウロしているとミーシャに再会。
「どうしたんですか? 急いで出て行ったから、もうこの街にはいないと思ってました」
もうこの街にはいないと思ってました(笑)
※ミーシャはそんなイジワルな子じゃありません。


「コワイ顔だって! あはははは」
いのまたむつみ先生が描いたんだ!
俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!

なんと先日クレアがキュリアの世話になったらしい!
詳細を聞かねば!
キュリアとミーシャに事情を話し、クレアの件を確認すると、
幸い大きなケガや病気という訳ではない模様。
「『船には乗らない』」
クレアは機転が利く娘さん。


よし、陸路で『王の盾』を追いかけよう!
ヴェイグたちがそう決めたところで、アニーがお目覚め。
起き上がろうとするも痛みで動きが鈍ったアニー。
そんな彼女を心配して、ミーシャが手を差し伸べたのですが・・・・・・
「ガジュマにさわられたくないの!! わたしに、近寄らないで・・・・・・来ないで・・・・・・来ないでっっ!!」
「!!」
 ミーシャが驚愕の表情に固まる。
アニー、それはあかん・・・・・・
「坊主憎けりゃ」だよそれは・・・・・・。


「来ないで・・・・・・? そ、そんな・・・・・・ぼく・・・・・・ぼく・・・・・・!」
宿を飛び出すミーシャ。
・・・・・・どうもしょんぼりって感じじゃないぞ、これぇ?



「早く見つけて落ち着かせなければ、ミーシャは・・・・・・ミーシャのフォルスが暴走してしまうわ!」
「あいつも能力者なのか!?」
なんだってー!?

ヴェイグと同じく、ミーシャも『ラドラスの落日』でフォルスが発現した1人。
でも、1年も経てばもう暴走はしないんじゃ?
「・・・・・・アニーがいった言葉のせいよ・・・・・・ミーシャはあれと同じことを前にもいわれたことがあるの。それも、大好きなお母さんに」
ミーシャ・・・・・・(´;ω;`)ブワッ


ミーシャを探すんだ!
「ぼくに・・・・・・ぼくにかまわないでっていってるんだあああぁぁぁっっ!!」
ああっ!?

暴走してしまったミーシャの『『牙』のフォルス』。
このままではバイラスが大量に集まって大変なコトに・・・・・・!

アニーも駆けつけ、ヴェイグたち対バイラス軍団、ファイッ!
「よ~し、こっちのアリンコはボクが♪」
『♪』、空気読め♪

集まったバイラスはどうにか退治し、ミーシャの暴走も収まる。
ヴェイグたちで始末できてよかったなこれ・・・・・・
「あいつのせいでバイラスが集まって街が!」なんてことになったらミーシャは・・・・・・
ヴェイグたちgj!

暴走の原因を作ってしまったアニーに、
キュリアは昔受けた講義でのドクター・バースの言葉を伝える。
「命に、色はない・・・・・・? 命に・・・・・・色は」
 意味がよくわからず、アニーは何度もその言葉を舌にのせる。
「理解できないかしら? どういう意味なのか、よく考えてごらんなさい」
てめえらの命は何色だー


キュリア、ミーシャと別れてその場に残るは4人。
なんとユージーンがアニーに同行するよう誘い、アニーはそれを受ける。
やったねヴェイグ!『仲間が増えたヨ!』
「いいえ、仲間なんかじゃない。ユージーン・ガラルド・・・・・・あなたのいうことは信用できない・・・・・・お父さんを殺したというその言葉さえ・・・・・・」
・・・・・・流石にやっぱりギスギス?


「あ、す、すいません・・・・・・わたしったら・・・・・・ごめんなさいっ」
 彼女はあわててヴェイグに謝った。
「いや、笑っているほうがずっといい」
『コワイ顔』も役に立つ。
しかしまぁ、さらっと言ったもんだよ!この天然め!

新たな仲間を迎えた一行は、『王の盾』を追いペトナジャンカを目指すのでありました。


(時計を見て)3回で終わらない可能性が出てきたぞこれは!
目覚ましが鳴らなかったんだ!俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!



→3回目

新明解国語辞典 第五版 [小型版] 金田一京助 1997年12月10日 三省堂(14回目)

2016-01-30 06:14:49 | 新明解国語辞典
いろいろあってな・・・・・・



しま2⃣【島】㊀四面が水で囲まれた陸地の中で、比較的小さいものの称。〔地理学では、オーストラリア以上が「大陸」で、グリーンランド以下は「島」と呼ばれる〕「―の娘/―開き3⃣〔=準備を整え、その年の観光客受入れを積極的に始めること(日の儀式)〕」 ㊁なんらかの点で周囲から孤立した、狭い土地。〔「陸の孤島」は、その例〕「方言の―」 ㊂池・築山(ツキヤマ)などのある庭。 ㊃遊郭・博徒(バクト)の縄張りなどの特定の土地。〔特に、東京兜町カブトチョウを指して言うこともある〕 かぞえ方㊀は一島(イットウ)
【取(り)付く――も無い】⇒取り付く
『島』の定義。
『大陸』でも『島』でもない土地ってあるんかな。





エルフ1⃣〔elf〕妖精(ヨウセイ)の中でも特に小さいもの。
「耳が長いヒト」というイメージは、本来のソレではない(らしい)。





きつね0⃣【狐】㊀全形は日本犬に似て、やや細長い獣。顔は面長で、口が突き出ており、尾は太く長い。〔イヌ科〕
㊁〔狐㊀〕は人をだますと言われていたので〕わるがしこい人の称。「古―ギツネ」 ㊂油揚げを使った料理に言う。きつねうどんなど。 ㊃〔←きつね色0⃣〕薄い焦げ茶色。 かぞえ方㊀は一匹・一頭 【―<饂飩>うどん4⃣】煮た油揚げとネギを入れた かけうどん。 【―拳ケン0⃣】拳の一種。両手で、キツネ・庄屋(ショウヤ)・鉄砲〔=猟師〕のまねをして勝ち負けを争う。【―格子ごうし4⃣―ガウ―】細かに縦横に組み立てた格子(の裏に板を張った戸)。〔破風ハフの下などに取りつける〕木連(キツレ)格子。【―付(き)3⃣】キツネの霊が とりついたため起こると考えられた精神病的症状(にある人)。 表記「狐憑」とも書く。【―の嫁入(り)0⃣】㊀きつね火が多く並んで見えること。 ㊁日が照っていながら降る雨。ひでりあめ。【―火3⃣】おにび。
長ぇよ
たかが狐ごときに!狐ごときに!





つまり、そういう訳だ。
2016年1月29日・・・・・・「狐オンライン」の始まりである。

武装錬金/Z スラッシュゼータ 夢みた楽園 黒崎薫 和月伸宏 2007年5月30日 集英社

2016-01-29 06:36:40 | 武装錬金
たなホムンクルスが出現!? ブラボーに大戦士長から捜査命令が下った。別動隊もすでに活動中らしい。そんなとき、カズキの前に現れた戦士・真希士。事件は思わぬ方向へ転がり始める・・・。小説版第2弾!
裏表紙より。
金曜日は武装錬金!




第一章 クリスマス・イブの不幸な人々

「こんなバカができるのも、若いうちだけなんですよ。津村先輩」
さー・・・・・・ちーちん?イイこと言った!
さすがだなメガネメガネさすが


今日は楽しいクリスマス会。
しかし騒ぎ過ぎた結果・・・・・・
「カズキくん。弁償するっていったって・・・・・・三〇万は下らないって六枡くんが言ってたよね? そんなお金、どこにあるんだい?」
理事長が大事にしていた古伊万里を、やっちゃったぜ☆

いつものメンバーは、それぞれ働いて弁償代を稼ぐことに。
そんな『日常のピンチ』にとらわれていたカズキでしたが、
『非日常のピンチ』も『忍び寄っていた』のです・・・・・・。




「やはり、いたか。錬金戦団が見落としていたホムンクルス」
ですよね

「(月への移住の件を知らないホムンクルスが)『やはり、いたか』」的な説明だけど、
知ってて行かない奴も絶対いるってこれ。
「月に『ホムンクルスの楽園』できたよー^^」なんて錬金戦団の宣伝、
人喰いを続けてきた連中が信じるはずないよ。


ホムンクルスはサンジェルマン病院で保管していた核鉄を強奪し逃走中。
照星からブラボーに捜査命令が下りました。
千歳が持ってきた核鉄は2つ。
もしもの時は斗貴子さん、そしてカズキも戦うことになるか・・・・・・。


「・・・・・・臆病者・・・・・・」
 つぶやくと、幻のように消えてしまった。
ブラボー技はどうした!?
いや、ここは「リバース」で拘束ぷ[削除されました]




 剣持真希士、一九歳。職業、錬金の戦士。
 大戦士長、坂口照星さんから直々にこの任務の辞令が出たときには、天にも昇るほど嬉しかった。
『錬金の戦士』(全裸)。
この筋肉男、ホムンクルスと戦って、『負けて身ぐるみ剥がされた』らしい。
命が助かったのは運か実力か・・・・・・。
とにかく、千歳が言っていた『別動隊』に違いない。


 照星さんからは、別動隊として動きはするが、現場の判断で合流してもよいと言われている。さしもの大戦士長も、オレ様がこんなに早くホムンクルスと遭遇するとは思っていなかったのだろう。
戦部ばりに勘が良いのしれんね、全裸だし。


 早くご機嫌な報告をして、ブラボーにほめられてェ!
 そして、ブラボーと一緒に変なホムンクルスをブチのめす!
まず何か着ろ、話はそれからだ。





第二章 楽しいバイト生活

 身分を証明するものが何もない。
 ちなみに、パンツも穿いていないのだが、他人にはわからないので、これはまぁヨシとしよう。ノーパンくらいは、ちょいとしたオチャメということで許される範囲だ。
おまわりさんこのひとです


『もぐら下がり』で『とぼとぼとぼ』な真希士が出会ったのは―
 女の子は、オレ様に天啓のようなアドバイスをくれた。
「アルバイト?」
「うん。今ね、お友達みんなでアルバイト大作戦中なの」
もしかしなくてもカズキの妹・まひろでした。



 このハンバーガーショップは「特異点」と言っても過言ではないほど変人が集まることで有名なスポットだ。ホムンクルスがいても・・・・・・たとえば戦団が把握し切れず、月に送れなかったホムンクルスがいても不思議はない。
シリアスに言っていることがおかしいwww
『特異点』てwww

斗貴子さんの『戦士としての感覚』がとらえたモノは・・・・・・
 それはホムンクルスがいたからじゃない。
 うら若き乙女が無防備に通りすがりの男とお茶なんかしていたからだ!
斗貴子さんマジ保護者。
真希士は錬金の戦士だから怪しい奴じゃないよ!ノーパンだけど!

斗貴子さんと真希士が顔を合わせるも、
この2人、面識が無かったためお互いを戦士だと気付かず。
ブラボーに『別動隊』の詳細を伝えなかったことといい、
この辺の情報管理は赤銅島の件の影響が少なからずある模様。


真希士は、まひろの紹介で、カズキと一緒に銭湯で働くことになりました。
 それは兄貴がいなければ、自分が受けていた傷だった。
真希士の回想。
斗貴子さん、剛太、千歳・・・・・・
「月送り」で済ませることに反対した戦士はいなかったのかなぁ?



 今日のオレ様はどうも昔のことを思い出したり、甘酸っぱくなったりして、妙に感傷的になってしまっている。
 やっぱり行きたかったのかな・・・・・・高校。
真希士・・・・・・


 それは、楽園の風景。
 オレ様は楽園をひとつ失ってしまったが、オレ様たち戦士がこの世界のホムンクルスを斃しつくせば。これ以上犠牲者を一人も出さなければ。
 そうしたら、きっと世界は誰かの楽園であり続けることができる。
真希士がんばれ、超がんばれ。



その日の夜・・・・・・真希士はホムンクルスを発見!
しかも『特に憎い飛ぶタイプ』だ!
「武装錬金ッ! アンシャッター・ブラザーフッド!」
『西洋大剣』(ツヴァイハンダー)の武装錬金!
・・・・・・「切れない兄弟の絆」かな?
その特性は『筋力増強』。
ホムンクルスに真っ向から対抗できるレベルになるんだよね?
カズキはヒャッホウさんに力負けしてたからさ・・・・・・。、



 オレ様、テクニックで負けるつもりはねェ!
ほほう、空を飛ぶ敵の体勢を地上から崩すとは・・・・・・
特性共々ただの脳筋かと思いきや、なかなかの実力者。
しかし!

「甘い!」
 オレ様は相手の攻撃を喰らいそうになって、反射的に西洋大剣の刀身を引き寄せ、敵の放った何かを斬った。――これは何の武装錬金だ?
「悪いね。コッチも丸腰じゃないんだ」
ホムンクルスも反撃!
核鉄を持っているということは、やはりサンジェルマン病院に現れたヤツか!


「そりゃ、闘り甲斐があるってもんだ!」
真希士対ホムンクルスの結果は・・・・・・





第三章 気になる、気になる

「だいたい、皿を持ってきたのはまひろちゃんで、割ったのは岡倉。他の人はなんにも悪くないだろ。それなのに友達の働きをアテにして弁償しようなんて、ちょっと虫がよすぎるんじゃないか?」
 六舛は正論を吐いた。
た、確かにぃーッ!


 六舛は、やることがあるから・・・・・・そう言うと、自室へと行ってしまった。
 嫌な空気だけが、娯楽室に残された。
いつものメンバーの友情にヒビが・・・・・・?



 オレ様は核鉄で体をさすりながら、空を見上げた。
『結果はドロー』でしたー。
ふーむ、今回の敵はなかなかに手強いぞ。



「ゴ・・・・・・ゴ注文ハ何ニナサイマスカ・・・・・・」
「笑顔、笑顔。スマイルが足りないぞ。もう一度だ!」
ずっとパピヨンのターン!




「信念の相違というやつだな」
カズキの相談に乗る真希士。
キャー、真希士、イケメン!兄貴!


12月30日。
真希士はカズキの仲間たちとも意気投合。
一緒に銀成ゲームパークに行ったところ、真希士は格闘ゲームの大会で優勝!
「とにかく、素早く動くことが大事だな。素早く動けば迷ってるヒマがなくなる。迷わなければ怖さもなくなる。怖さがなくなれば、そこに残るのは強さだけだ」
キャー、真希士、イケメン!戦士!


帰省する仲間たち、そして真希士と別れた帰り道。
「オレは斗貴子さんと出会えたことが、今年一番の大事件だったな」
「それはお互い様だ」
ニアニアハピハピ


その時、誰かの悲鳴が!
「・・・・・・腕が三本あるバケモノが・・・・・・」
目撃者の証言。
カズキと斗貴子さんは追跡するも、カズキのミスで取り逃がしてしまいました・・・・・・。



銀成市に現れた謎のホムンクルスとの決着は?
六舛との友情は?
第四章 夢みた楽園

『それは何かの間違いだ』
嘘だといってよ、ブラボー・・・・・・





結末は買え!そして読め!
◆あとがき筆談Z◆

和月「ヒャッホウ!」
黙れ!そして(早く)描け!

テイルズ オブ リバース 第一話 落日の瞬間㊤ 矢島さら 2005年3月4日 エンターブレイン

2016-01-28 07:17:12 | テイルズ
その日、ヴェイグは何が起きているのかわからないまま力を発動させ、大切な身内であるクレアを氷漬けにしてしまった。そして1年後・・・・・・。ヴェイグの元にユージーンとマオと名乗る二人組が訪れるが、彼らは、なんとヴェイグと同じ力を持っていた!?
人気の『テイルズ オブ』シリーズ最新作、『テイルズ オブ リバース』のノベライズ第一巻が登場!! 全3話計5巻で完全ノベライズ!!
裏表紙より。
「君が生まれ変わるRPG」もとい「君と殴り合うRPG」のノベライズ。
「アビス」途中だけど、「本は複数並行して読め」って何かにあったからね☆




第一章

(わたくしの望みが叶えば・・・・・・)
カレギア王国の女王・アガーテ。
彼女の『望み』が世界を・・・・・・



 青白い氷の中には、少女の姿があった。
氷漬けの少女の傍らには、長髪を一本に編んだ青年が腰かけ俯く。
青年の名はヴェイグ・リュングベル――彼こそ主人公であります。

そのヴェイグの元に現れたのは、
赤い髪のヒロイン少年・マオと、『黒豹に似た』ガジュマ(いわゆる獣人)の男・ユージーン。
2人はヴェイグを『迎えに来た』そうですが・・・・・・
「うおおっ!」
「ちょっと、話を聞いてったら、ヴェイグ!」
攻撃的お断りします( ゜ω゜)


氷の力と大剣を振るうヴェイグを、マオは炎を放って止める。
「これは・・・・・・この力は・・・・・・」
 彼はよろよろと起き上がると、初めてマオの顔をしげしげと見た。
「オレの『氷』と、おまえの『炎』・・・・・・同じなのか・・・・・・? この力はいったい・・・・・・」
「フォルスだ」
<Point>
不思議な力の呼び名は『フォルス』


「フォルスは生命と精神のパワーが生み出す『特殊能力』のことだ。フォルスはもともと俺のようなガジュマにしか発現しないものだった」
※投稿直後修正、発言→発現
・・・・・・ヴェイグもマオもヒューマ(普通の人間)ですけどー?


あるときから、ヒューマの中にもフォルス能力者が現れるようになったんだよ。いまではヒューマだとかガジュマだとかって種族の区別なしに、いろいろな種類のフォルス能力者が現れるようになったんだ」
(´・∀・`)ヘー


で、ヴェイグの力が「氷のフォルス」なのはわかったけど、
なんでこの氷はどうにもならないのん?
・・・・・・それは、『フォルスが暴走したときの氷だから』だったのです。
「キミの力の覚醒は突然のことだった。準備ができていなかったキミの心は力を制御できずに、彼女を・・・・・・。それがフォルスの暴走なんだ」
1年たっても氷は溶けず砕けず。
氷のフォルスを制御できるようになっても、この氷だけはどうにも・・・・・・


「氷を溶かすには、炎を近づければいいんだよ」
その発想は無かったわ。
・・・・・・ふ、普通の炎じゃ溶けなかったんだよ!きっとそうだ!


マオの助けで、ヴェイグは少女・・・・・・家族同然の少女・クレアを助け出したのです!
 あの日、ヴェイグに起こった出来事についてはまだよく理解できないが、彼を責めるのはよそう、とクレアは思った。
え、天使?


クレアは自宅へ帰り、突如現れたバイラス(魔物)を退治したヴェイグも、
「話がある」という2人を連れて同じ道を歩く。
「ヴェイグ!」
 道端で遊んでいたガジュマの男の子がひとり、ヴェイグに手を振った。
「さっきクレアが通って行ったよ! 氷、溶けたの? もう、ぼくも凍らせられたりしない? ヴェイグと遊んでもだいじょうぶ?」
ヴェイグ・・・・・・
この1年の村での扱いがわかるな・・・・・・。



「・・・・・・すべては、一年前のあの日に始まった・・・・・・『ラドラスの落日』に」
病に臥せっていたラドラス国王が、死を覚悟して放ったフォルス――
世界中に降り注いだその光は、数多くのフォルス能力者を目覚めさせたのです。


「光・・・・・・」
 あのとき、集会所の窓の外に見えたのもその光なのだろうか、とヴェイグは思った。
「キミだけじゃなかった、ってワケ」
ヴェイグが起こしてしまったような『事故』は、
世界各地で起きていたらしい。
国王がやらかしたことが原因なら、国で補償してよ!1年やぞ!
「国王のせいですごめんなさい」と公表するのは無理でも・・・・・・ねぇ?


「陛下がご自分の命と引きかえにしてまでフォルスを放出したのは、なにか重要な理由があるに違いない。だから俺たちは『ラドラスの落日』に始まるさまざまな王国内の異変の真相を探るために旅をしている」
 次第に熱を帯びてきたユージーンの言葉を、マオがひきとった。
「そのためには、キミのような強いフォルスを持った仲間が必要なんだ」
(´・∀・`)ヘー


よし、行こう!・・・・・・なんて単純ではないヴェイグ。
 そもそもユージーンとは一体どういう男なのだろう。カレギア王のそばにいたというほどだ、相当の地位があるはずだ。そんな男がなぜ自分に会いにやって来たのか、ヴェイグはまだよく理解できなかった。
国王の最期を目撃したことを話した訳だからねぇ。
そんな男が子供を1人連れただけで旅をしてるって、おかしいと思うよねそりゃ。


ここで近所のポプラおばさんが、クレア救出祝いにピーチパイをお届け。
「あ、おばさん・・・・・・ありがとう」
 ヴェイグがぼそりとつぶやくと、彼女は玄関の手前で立ち止まり、ちょっと手を上げて片目をつぶると、笑ってみせた。
ポプラおばさん・・・・・・メッチャ良い人や(´;ω;`)ブワッ


自分がしたことの『償い』をするまで、村を離れられないというヴェイグですが―
「ありがとう。でも、ヴェイグが悪いことをしたわけじゃないわ。だから・・・・・・〝償い〟なんて言葉は使わないでほしいの。それに、この人たちはヴェイグを必要としているんでしょう? 力になってあげたら? ね?」
え、(ママンのラキヤともども)天使?


『家族』の言葉に、ヴェイグも旅立ちを決意したかなー?というところで・・・・・・
「大変だっ!!」
 駆け込んできたのは、クレアの父マルコだった。ラキヤが驚く。
「武器を持った連中が村に入り込んできてるんだ!」
なんだってー




第二章

「ユージーン、やっぱりそうだ」
 と声をひそめていう。
「ああ、『王の盾』だ。トーマ・・・・・・あいつがいるということは、ヤツも・・・・・・」
「『王の盾・・・・・・?」
村に現れた連中は『王の盾』だそうで。
・・・・・・何それ?


「そう。フォルス能力者を中心に構成された国王直属の部隊・・・・・・それが『王の盾』だ」
 ユージーンが答える。
「彼らはその能力を使って国王の警護にあたると同時に、公にできない特殊任務を行って国王の手助けをする」
「盾になるから文字通り『王の盾』ってワケ」
(´・∀・`)ヘー
ヒューマの若い女を集めて誰が美人だ何だと言ってるけど、『特殊任務』なの?
今は「女王」なんだから、シンデレラ探しではないよね?


兵を率いているのは、牛っぽいガジュマの男・トーマ。
「ああ、面倒だっ! おまえがこの村でいちばん美しいと思う娘をここへ連れてこいっ!」
ヒューマの美醜がわからず、たまたま近くにいた少女・モニカに丸投げ。
モニカの目に入ったのは、1年ぶりに助けられた友人のクレアでした・・・・・・。


「ふむ。よくわからんが悪くない・・・・・・」
トーマ、クレアをロックオン!
兵に命じてクレアを・・・・・・


「クレアにさわるなっ!」
クレアに近づいた兵を氷のフォルスで牽制。
このヴェイグ、あまり気の長いほうではない


「『氷』か・・・・・・。噂には聞いていたが、見るのは初めてだな。おまえに逆らうとこうなるわけか。これは恐ろしい。だが」
 と、ヴェイグを見て、にっと口を歪める。
「俺のフォルスはもっと恐ろしいぞ。試してみるか!?」
『磁のフォルス』だそうで。
わかるようでよくわからない。
そして能力者集団の『王の盾』だけに、野良の能力者の情報も持っている模様。
・・・・・・だったらはよ救助に人寄越せよくそが(´・ω・`)


剣を抜くヴェイグにマオとユージーンも加勢。
どうもユージーンとトーマは知り合いらしいけど・・・・・・
(そんなことはどうでもいい。クレアを守らなければ!)
 彼女はやっと家に戻ったばかりなのだ。なぜ自分は、ここに来るなとひと言いって出てくることをしなかったのだろう。
村で事件と聞いて飛び出したヴェイグを、彼女が放置すると思うかね?
結局同じことじゃよ・・・・・・。


とにかくヴェイグたち対トーマ、ファイッ!
3人が優勢かと思いきや、トーマも言うだけあってなかなかの実力。
これは数ページに及ぶ激しい戦いが予想され・・・・・・
「・・・・・・この三文芝居はいつまで続くのかな?」
カレギアのお金の単位は「文」なの(だったの)かな?


「まったく、ヘタに暴れて、お人形さんに傷でもつけたら大目玉だよ。さっさと彼女を連れて行こうよ」
その男・サレ。


「ユージーン隊長さんなら、僕のやり方はわかってるでしょ?」
「どういうことだ?」
 ヴェイグがユージーンに訊ねたときだった。
「わからないおともだちは、頭上に注意」
「え・・・・・・うっ!?」
ユージーンが『隊長』で、マオは『脱走兵』?
衝撃情報に続くサレの行いは・・・・・・まさに外道!


「ク、クレア・・・・・・に、逃げ・・・・・・ろ・・・・・・!」
その想いは、届かなかったのです・・・・・・。



事が終わって、広場に残された3人。
「クレアさんの家で話した通り、俺は陛下の死に始まった一連の事件を調べていた」
 ユージーンの口調は落ち着いており、ヴェイグは彼が真実を話しているのだと感じた。
 でもね、とマオが口をはさむ。
「でも、ある事件がきっかけになって、軍を追われることになったんだ」
そして『元隊長』になったユージーン。
『ラドラスの落日』で記憶喪失となって『王の盾』に保護されていたマオは、
ユージーンを慕ってついてきたのです。


謎の動きを見せる『王の盾』を追うつもりのユージーンとマオ。
「さあ、キミはどうする?」
 迷っている暇はない、とヴェイグは自分にいい聞かせた。
「答えは・・・・・・もう決まっている」
ヴェイグは旅立つ。
クレアを救うために。



まずは1番近くの港町・ミナールを目指す3人の前に、刺客が現れる。
「我ら!! 最強戦団『漆黒の翼』!!」
「我ら『漆黒の翼』といえば、『四星』様も認める有能部隊なのだ!!」
 ギンナルの言葉に、ユージーンは、
「『四星』というのは、『王の盾』の能力者の中でもサレやトーマら最強といわれている四人のことだ」
 と、ヴェイグに説明した。
(元)隊長のユージーン(レベル1桁)より強い。
・・・・・・隊長は指揮官としての能力が優秀なんだよ(ふるえ声)
フォルスは「心の力」、今は『ある事件』の迷いがあって・・・・・・と脳内補完推奨。
この点TOAのジェイドは「ゲームの都合」をうまく物語に落とし込んだと言える。

なお、『最強戦団』はヴェイグが1人で蹴散らしました。



「あの事件は、あなたを陥れるための罠だった。なぜなんの弁明もせずに罪を受け入れたのです?」
 彼は、話しているうちに次第に感情が昂ぶってきたようだった。
「なにも語らなかったのは、そこに何らかの重大な事実があったからです! その真相を明かせば、『王の盾』に戻ることができるのではありませんか?」
四星が1人・ワルトゥが顔見せ。
音のフォルスの使い手で、ユージーンの『戦友』。
しかし、ユージーンは『真相』を語らず。



「あ・・・・・・、あ・・・・・・、そういわれれば確かに・・・・・・」
「ギンナル、あんた・・・・・・イタイよ」
そんな最強イタイ戦団のせいで、ヴェイグたちは遠回りする羽目に。
ヴェイグたちは『王の盾』に追いつき、クレアを助け出せるのでしょうか・・・・・・?



やっぱり3回だな!な!

テイルズ オブ ジ アビス 2 ~愚かな焔と崩れる世界~ 結城聖 2006年4月30日 集英社(3回目)

2016-01-27 06:57:47 | テイルズ
3連続!



「なぁ、ルーク。いいのか? このまま連れて行っちまっても」
 ルークは小さく舌を打った。
「しょーがねーだろ。ここでうだうだしてても時間ばっか食っちまうし。あいつ、ぜってー言うこときかねーだろーし」
ナタリアが(強引に)仲間になった!
姫はご自分のお立場を軽くお考えでございます・・・・・・
あんたに何かあったら、それこそ戦争でしょうが(´・ω・)



モースの妨害を避けるため、2日以上かけて(!)廃工場を抜け、
ようやくバチカルの外に出たルークたち。
しかし、そこに居たのは出発前に連れ去られたイオンとオラクル騎士団。
そして六神将最後の1人――
「イオンを返せっ!」
 叫ぶと同時に、剣を叩きつけるように振り下ろしていた。イオンのため、という理由だけとは思えなかった。そんなことで越えられた壁ではない。ただ、アッシュという男の、その存在が許せないと、どうしてか思えた。
人と戦うことを躊躇していたはずのルークが先制攻撃。
もっとも、『完全に膂力で負け』ている模様。

ルークたちが確認したアッシュの容姿。
それはルークの『鏡』とすら言えるものでした。


イオンを連れ去っていくオラクル騎士団。
せっかくの囮作戦はもう台無しだし、イオンに何かあれば和平にも影響が・・・・・・
でもどこを探そう(。´・ω・)?
『もたもたしてると、イオンがどうなっても知らないぜ?』
「んだと・・・・・・っ! 一体どこにいやがる・・・・・・っ」
『俺たちは、ザオ遺跡に向かってるんだよ。――ま、おまえには来られないだろうな、グズのお坊ちゃん』
ルークの『頭の中』に響くアッシュの声。
わーどういうことなんだろー。
とにかく他に手がかりも無いので、親善大使一行はザオ遺跡へ向かいました。




「大佐、もう三十超えてますよね?」
「はい、ですが人間性に磨きをかけ、円熟味が出るのは、そう、早くて四十以降でしょうか。よい歳の取り方をして、名のある遺跡のように、風格が出れば、と考えていますよ」
ジェイドはイマイチ「大人枠」じゃないんだよなー・・・・・・
いや、年齢的には間違いなくソウなんだけど、
RのユージーンやLのウィルと同じ枠にはちょっと入らないし、入れたくもない。
はい、ここツッコムところですよー。


ザオ遺跡の地下深くにて、イオンを連れたアッシュ、シンク、ラルゴを発見!
「六神将《黒獅子ラルゴ》! いざ、尋常に勝負!」
「同じく《烈風のシンク》・・・・・・本気で行くよ」
ルークたち対シンク&ラルゴ、ファイッ!



「二人がかりで何やってんだ! 屑!」
せやかてアッシュ!
2対6だぜ・・・・・・ま、頑張った方でしょう(―0-0)



「――双牙斬!」
「――双牙斬!」
そっくりさんは使う技もそっくり☆
ゼニガメ、違った、フシギダネー。

この場はルークたちが優位を取ったものの、道連れの生き埋めという脅しもあり、
イオンを取り返すだけで六神将にトドメは刺せず。
「六神将は、互いの過去を知る必要はない」
ラルゴはナタリアとお知り合いだそうですよ。
それからアッシュは『聖なる焔の燃えかす』だそうで。
ワーイッタイナンノコトナンダロー



ルークたちは、『寄り道』で予定より1週間ほど遅れてケセドニアに到着。
そこに現れたのは魔弾のリグレット。
「・・・・・・この世界は預言に支配されている。何をするにも預言を詠み、それに従って生きるなど、おかしいとは思わないか?」
『何をするにも』がどういうレベルかと言うと、『夕食の献立すら預言に頼る』レベルらしい。
預言って、「毎日の献立」まで教えてくれるの・・・・・・?
「ローレライの力を継ぐ若者、目玉焼きを食す。彼はキムラスカの武器となる」みたいな?


「預言に生きるのは楽な生き方なんですよ。もっとも、ユリアの預言以外は曖昧で、読み解くのが大変ですがね」
「そういうことだ。この世界は狂っている。誰かが変えなくてはならないのだ。ティア・・・・・・私たちとともに来なさい」
やっぱり、献立の詳細は流石に無いよな?
「ローレライの力を継ぐ若者、卵料理を食す。彼はキムラスカの武器となる」って感じだな!


「くっ・・・・・・冗談ではないっ!」
ルークを『出来損ない』と呼ぶリグレットの、『フォミクリー』発言に本気で怒るジェイド。
『模造品を作る技術』がどうしたって・・・・・・?



「おい、説明しろよ!」
 ルークは言ったが、ジェイドは無視して歩き出した。他の連中も、特に追及をしようとはしない。言わずもがな、でわかっているのか、それとも、今訊いても何も答えてはくれない、と思ったのか。
 ルークは一人、取り残された気分になった。
「ふざけんな! 俺だけ外れ者にしやがって! 何がなんだかわかんねーじゃんか!」
さっきのやりとり、「ルークに関するコト」なのは明らかだもんねぇ・・・・・・。


「師匠だけだ・・・・・・俺のことわかってくれるのは、師匠だけだ・・・・・・」
師匠だけを信じなさい・・・・・・
師匠だけを信じるのです・・・・・・



アクゼリュスを目指す一行の中で孤立していくルーク。
ルークの口数が減ったのをいいことに、アニスたちは好き放題言い始める始末。
 ガイは、話題を変えることにした。
 このままずるずると、ルークを責めてばかりになるのは憐れだ。言ったことはもちろんよくないが、この前まで何も知らず――否、何も知ることを許されず、生きてきたのだ。それを考えてやるべきだろう。
少なくとも基本的な事情は全員知っている訳で・・・・・・
特にこの時点で「裏」を推測、いや、確信できているジェイドが非難される点。


「・・・・・・くそっ・・・・・・師匠・・・・・・師匠・・・・・・」
 もう、自分には誰もいない。
 いや、最初からいなかったのだ。目が覚めてからこっち――いや、その前から、自分のことを考えて、必要としてくれていたのは、ヴァンだけだったのだ。
師匠だけを信じなさい・・・・・・
師匠だけを信じるのです・・・・・・



「想像以上ですね・・・・・・」
 ジェイドですら息を呑む。
到着したアクゼリュスでは、障気によって多くの住民が倒れていました・・・・・・。


1人ずつの救助活動なんてキリが無い。
ヴァン師匠の言葉通りに『超振動』を使えば、全部解決するんだお・・・・・・
『奥に行くんじゃねぇ! 取り返しがつかねえぞっ! 言うことをききやがれっ!」
 拳で殴りつけられるような声に、ルークは獣のように唸りながら壁に手をつき、粘つく唾を吐き捨て、体を引きずるように進んだ。
「・・・・・・おまえなんかに命令されてたまるか・・・・・・」
斬り合いをした敵。
こっちの体を操って仲間に剣を向けさせようとした敵。
その言葉を、誰が信じられると言うのでしょう?



「さあ、ルーク」
 ヴァンは、その柱の中で、黄金に輝く一本を指差した。
「あの音機関――パッセージリングまで降りて、障気を中和するのだ」
今こそ『英雄』に・・・・・・!



「――《愚かなレプリカルーク》! その力を解放するのだ!」
えっ

そして、全てが崩壊した――




「おまえなんかと一緒にするな! おまえなんかと・・・・・・うう・・・・・・」
 ルークは泣いた。
 ミュウもティアと一緒に行ってしまってくれたなら、泣くことはなかっただろう。だが、このチーグルの仔は残った。あれだけ邪険にしたのに、こいつだけが。
ルークの気持ちを真に理解出来たのは、『ブタザル』ミュウだけだったといいます・・・・・・




「馬鹿だから、俺がいないと心配なんだよ。それに、あいつなら・・・・・・立ち直れると俺は信じてる」
(´;ω;`)ブワッ


読者(プレイヤー)泣かせ及びトゥッティ回し泣かせの展開を突破して・・・・・・


 ルークは、鈍器で殴られたような衝撃を受けた。
 知っていただって!?
『この世界は狂っている』・・・・・・リグレットの言う通りだわ((;゜д゜))


その『狂った世界』で、ルークは再び歩き出す。
「・・・・・・さあ、道を開くわ」
 杖を掲げ、その唇から歌が流れ出すとともに、床の譜陣が輝きを増していく。ミュウが足にしがみつくのを感じながら、ルークは光が広がっていくのを見つめた。

 その輝きが、昨日までの自分を消してくれるように、と祈りながら――
新たな1歩を踏み出したルーク。
はたして彼を待ち受ける未来とは・・・・・・?で2巻おしまい。