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コモチシダ・5~無性芽成長

 シシガシラ科コモチシダ属の「コモチシダ(子持ち羊歯)」。夏に葉の表面に多数の単葉の無性芽が出ているのを観察したが、久し振りに見てみると表面には無性芽がほとんど無く、双葉になったものが数個だけ残っていた。他は落下していくつかは新たに芽吹くのだろう。写真のものは少し触れただけで落ちてしまった。
 今日は1年半振りの大阪出張。昨年、一線を退いてからは出張が無くなったが、今回がいよいよ最後のお勤めで車窓からの眺めをしっかり楽しんだ。富士山は相変わらずの勇姿を見せてくれ、米原付近は雪国のような景色だった。大阪での用事を済ませてこれで一区切り。夜は社長と役員2人とで密を避けマスクを上げ下げしながら美味しい料理とお酒で楽しい時間を過ごした。あともう少し。
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オオイタチシダ

 東北地方以南の山地の林縁に生える「オオイタチシダ(大鼬羊歯)」。オシダ科オシダ属の常緑性シダで草丈は50~70センチになる。イタチシダの仲間はシダ初心者としては同定が難しいが、少しずつ特徴を覚えていこう。オオイタチシダの羽片は先端に向かって急に細くなる。
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セイタカシケシダ

 イワデンタ科シケシダ属の「セイタカシケシダ(背高湿気羊歯)」。属名のシケシダは里山や林縁の湿った場所で多く見られるが、本種は里ではなく山の肥沃な林床に生育する夏緑性のシダで草丈は40~80センチになる。葉は光沢の無い白緑色でシケシダより全体に大きい。
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ゼンマイ・4~黄葉

 イロハカエデやイチョウなど見上げれば紅葉や黄葉が見えるが、野道では足元でも“草もみじ”が楽しめる。写真はゼンマイ科ゼンマイ属の「ゼンマイ(薇)」。日本全国の山野で普通に見られるシダで、若い芽は佃煮やお浸しなど食用になる。ゼンマイは夏緑性で秋には紅葉し冬には枯れる。これは神明谷戸のもの。
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ヒメジョウゴゴケ

 ハナゴケ科ハナゴケ属の「ヒメジョウゴゴケ(姫漏斗苔)」。山地の蘚類の間や岩に着生する地衣類で背丈は2センチほど。先端は直径5~6ミリの杯状になる。写真の中央に淡紅色の子器が見えるが、この生殖器官の中で胞子が作られる。以前、北軽井沢の鬼押出しで見つけたイオウゴケにも同じような子器があった。
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