goo

ナス・3~星状毛

 長池公園付近の団地の庭で栽培されている「ナス(茄子)」。ナス科ナス属の一年草で、原産地はインド東部と考えられている。日本では奈良時代には既に栽培されていたという記録がある。ナスの蔕には棘があるが、更に良く見ると表面には小さな星状毛が見えた。
コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )

アイ・2~葉

 タデ科イヌタデ属(←タデ属)の「アイ(藍)」。古くから世界各地で染料として利用されていて、日本では奈良時代の頃から“藍染め”の歴史があり、「タデアイ(蓼藍)」や「アイタデ(藍蓼)」の別名がある。故事成語の“出藍の誉れ(藍は藍より出でて藍より青し)”は、このアイが由来になる。その姿はイヌタデに似ているが、アイは葉を傷つけると傷口が藍色になる。写真はその様子で、傷を付けると数分で藍色になってきた。
 さて軍歌で恐縮だが『空の神兵』を作曲したのは、私の高校の先輩である高木東六先生。戦争は二度と起こしてはならないが、歌に罪は無い。

『空の神兵』
作詞:梅木三郎 作曲:高木東六 昭和17年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

シロバナマンテマ・2~白花

 京王堀之内駅近くの別所ふれあい公園入口で見掛けた白い花。先日、果実を見たムシトリマンテマは白い花だがそれは夜に咲くし、この茎には粘液部分も無い。この界隈の公園管理者に確認したところ、これはおそらく矮小性の「シロバナマンテマ(白花まんてま)」ではないかとの回答。偶然その方も別の場所でこの花を見つけて調べていたとのことだ。この界隈のシロバナマンテマはこれまで淡紅色の花しか見ていなかったが、名前の通りの白花もここにあった。シロバナマンテマはナデシコ科マンテマ属の一年草もしくは越年草。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

アメリカホドイモ・1~野猿街道

 野猿街道“野猿峠”付近の道端に咲いている「アメリカホドイモ(亜米利加塊芋)」。マメ科ホドイモ属の多年草で北アメリカ原産。日本には明治時代に渡来した。ひとつの蝶形花は直径1センチほどでボール状になり、ホドイモとはずいぶん形が異なる。花には芳香があると言うが、爽やかな香りではなくムッとするような独特な匂い。これを乾燥させればお茶になるようだ。地下茎は肥大化して食用になる。栄養価が高くアメリカの先住民には貴重な食糧であったため「インディアンポテト」の名前がある。
コメント ( 16 ) | Trackback ( 0 )

アカザ・2~茎

 ヒユ科(←アカザ科)アカザ属の「アカザ(藜)」。春に見た時の背丈はせいぜい30~40センチの草だったが、先日見に来ると、高さは2メートルを優に超えていた。写真はその茎で太さは直径3センチほど。とても一年草の茎とは思えないほど固い。秋に葉が落ちた後、乾燥させて表皮を削って磨けば“あかざの杖”が出来る。中国では仙人の杖と言われ、七福神の寿老人、福禄寿、更には水戸黄門が持っている杖もアカザだそうだ。軽くてそこそこの耐久性があるという。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ