goo

ヤエドクダミ・3~八重二段

 先日、長沼公園で見つけた“八重二段花の蕾”のその後を見に来るとその辺りにあった群生の姿が全て消えている。普通のドクダミは何株か生えているが、場所を覚え間違えたわけではない。何とも不思議な出来事だが止む無く諦めて戻ることにした。帰り道途中の堀之内地区の野道にもう1ヶ所「ヤエドクダミ(八重毒溜)」が咲く場所があり、念のため寄ってみると、何とそこに“二段花”が咲いていた。下段の花は少し傷み始めているが、上段の花はちょうど咲いたところ。花の中から花が出ているわけではなく、総苞片の間、つまり葉腋から花柄が伸びている。ヤエドクダミはドクダミ科ドクダミ属の多年草。
コメント ( 16 ) | Trackback ( 0 )

ケキツネノボタン・1~痩果

 早春に黄色い花を咲かせていた「ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)」。“ボタン”は洋服のボタンではなく、その葉が牡丹に似ていることから名付けられている。写真は果実が熟したもので、その痩果は扁平で長さは5ミリほど。縁に稜があるのがキツネノボタンとの違いになる。これは“よこやまの道”のもの。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

ノカンゾウ・4~開花

 ワスレグサ科(←ユリ科)ワスレグサ属の「ノカンゾウ(野萱草)」。万葉の頃から“わすれぐさ”として多くの歌に詠まれている。
 さて植物分類だが、ワスレグサ属のノカンゾウやニッコウキスゲなどは、6枚の花被片と6本の雄蕊など典型的なユリ型の花を咲かせるため、DNA解析による新体系でもユリ科にとどまるものと思われていた。ところがAPGⅢにおいてワスレグサ属はユリ科と袂を分かち、更にはユリ目からも飛び出してキジカクシ目(クサスギカズラ目)のワスレグサ科に含まれることになった。
(伊藤元己・井鷺裕司著『新しい植物分類体系 APGでみる日本の植物』より一部引用)
コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )

ヨツバムグラ

 下柚木の“大学セミナーハウス”付近の草むらで見つけた「ヨツバムグラ(四葉葎)」。アカネ科ヤエムグラ属の多年草で草丈は20センチほど。花は既に終わり、直径1ミリほどの果実が数個出来ていた。同属のヒメヨツバムグラは花柄が長く葉よりも外に飛び出す
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

カセンソウ・1~開花

 九兵衛坂公園の尾根道に咲く「カセンソウ(歌仙草)」。キク科オグルマ属の多年草で、同じ仲間のオグルマが湿った場所を好むのに対して、カセンソウは明るい日当たりの良い場所を好む。風雅な名前を持っているがその由来は不明のようだ。ちなみに六歌仙とは『古今和歌集』の序文で“近き世にその名聞えたる人”と評された僧正遍照、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大伴黒主の6人を指す。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ