元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
ヤエドクダミ・3~八重二段
先日、長沼公園で見つけた“八重二段花の蕾”のその後を見に来るとその辺りにあった群生の姿が全て消えている。普通のドクダミは何株か生えているが、場所を覚え間違えたわけではない。何とも不思議な出来事だが止む無く諦めて戻ることにした。帰り道途中の堀之内地区の野道にもう1ヶ所「ヤエドクダミ(八重毒溜)」が咲く場所があり、念のため寄ってみると、何とそこに“二段花”が咲いていた。下段の花は少し傷み始めているが、上段の花はちょうど咲いたところ。花の中から花が出ているわけではなく、総苞片の間、つまり葉腋から花柄が伸びている。ヤエドクダミはドクダミ科ドクダミ属の多年草。
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ケキツネノボタン・1~痩果
早春に黄色い花を咲かせていた「ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)」。“ボタン”は洋服のボタンではなく、その葉が牡丹に似ていることから名付けられている。写真は果実が熟したもので、その痩果は扁平で長さは5ミリほど。縁に稜があるのがキツネノボタンとの違いになる。これは“よこやまの道”のもの。
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ノカンゾウ・4~開花
ワスレグサ科(←ユリ科)ワスレグサ属の「ノカンゾウ(野萱草)」。万葉の頃から“わすれぐさ”として多くの歌に詠まれている。
さて植物分類だが、ワスレグサ属のノカンゾウやニッコウキスゲなどは、6枚の花被片と6本の雄蕊など典型的なユリ型の花を咲かせるため、DNA解析による新体系でもユリ科にとどまるものと思われていた。ところがAPGⅢにおいてワスレグサ属はユリ科と袂を分かち、更にはユリ目からも飛び出してキジカクシ目(クサスギカズラ目)のワスレグサ科に含まれることになった。
(伊藤元己・井鷺裕司著『新しい植物分類体系 APGでみる日本の植物』より一部引用)
さて植物分類だが、ワスレグサ属のノカンゾウやニッコウキスゲなどは、6枚の花被片と6本の雄蕊など典型的なユリ型の花を咲かせるため、DNA解析による新体系でもユリ科にとどまるものと思われていた。ところがAPGⅢにおいてワスレグサ属はユリ科と袂を分かち、更にはユリ目からも飛び出してキジカクシ目(クサスギカズラ目)のワスレグサ科に含まれることになった。
(伊藤元己・井鷺裕司著『新しい植物分類体系 APGでみる日本の植物』より一部引用)
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ヨツバムグラ
下柚木の“大学セミナーハウス”付近の草むらで見つけた「ヨツバムグラ(四葉葎)」。アカネ科ヤエムグラ属の多年草で草丈は20センチほど。花は既に終わり、直径1ミリほどの果実が数個出来ていた。同属のヒメヨツバムグラは花柄が長く葉よりも外に飛び出す。
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