元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
コボタンヅル・1~綿毛
長沼公園“野猿の尾根道”で見つけた「コボタンヅル(小牡丹蔓)」。キンポウゲ科センニンソウ属のつる性落葉木本で、夏に純白の花を咲かせ秋に綿毛の付いた果実を稔らせる。花や果実はセンニンソウにそっくりだが、コボタンヅルの葉には切れ込みがあるので区別できる。またボタンヅルの葉が1回3出複葉であるのに対して、コボタンヅルは2回3出複葉になる。
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ユリノキ・2~果実
柳沢の池公園の芝生の丘にある「ユリノキ(百合の木)」。モクレン科ユリノキ属の落葉高木で初夏にチューリップのような花を咲かせ、秋に果実が実る。果実は細い翼果が集まった集合果で、熟すと次々に飛ばされていくが一番外側は最後まで残っていることが多い。
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イヌシデ・1~果実
カバノキ科クマシデ属の「イヌシデ(犬四手・犬垂)」。果苞の基部に長さ5ミリほどの2つ並んだ果実が見える。イヌシデはアカシデやクマシデとともに当地の緑地や公園では普通に見られる雑木で、その黄葉はとても美しい。“シデ”は、しめ縄や玉串などについている細長く切った白い紙のことで、イヌシデやアカシデの花穂や果穂が垂れ下がる様子をそれに見立てている。
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