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トキリマメ・5~首都大学東京

 首都大学東京“スポーツ門”付近の植栽に蔓を伸ばしている「トキリマメ(吐切豆)」。マメ科タンキリマメ属のつる性多年草で、赤い莢の長さは2センチほど。長さ5~6ミリの種子は莢が弾けてもその縁に付いて離れない。同属のタンキリマメの葉の上半部が一番幅広くなるのに対してトキリマメの葉は下半部が幅広くなる。葉の大きさはさほど変わらないが、トキリマメを「オオバタンキリマメ(大葉痰切豆)」とも呼ぶ。
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ゲンノショウコ・4~果実

 “大学セミナーハウス”付近の草むらで見つけた「ゲンノショウコ(現の証拠)」。フウロソウ科フウロソウ属の多年草で、当地では比較的白花が多く、赤花は別所やまざくら公園で見たことがあった。花は終盤で既に果実の“お神輿”が出来ている。
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オランダミミナグサ

 今朝は放射冷却のせいかずいぶん冷え込んだ。しかしいつもの週末の朝のように気合を入れてランニングスタート。吐く息は白く顔に当たる風は冷たいが、5分も走れば身体はポカポカになる。写真は番場公園遊歩道脇の初霜。おそらく「オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)」あたりだと思うが、初霜の記録のために撮っておいた。
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シラネセンキュウ・1~高尾山6号路

 高尾山“2号路”から“琵琶滝”に出て“6号路”を下っているところで見つけた「シラネセンキュウ(白根川きゅう※)」。セリ科シシウド属の多年草で、山地のやや湿ったところに生育する。草丈は1.5メートルほどになり茎は枝分かれして、その先端に複散形花序を付ける。シシウドに良く似ているが、シシウドほど大きくならず、3~4回3出羽状複葉を多く付け葉の鋸歯が鋭い。その名前は日光白根山で多く見られ、姿が中国原産の薬草のセンキュウに似ていることに由来する。
 ※“きゅう”の漢字は草かんむりに弓。
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ヤブコウジ・3~果実

 高尾山“2号路”の岩の悪路を進みながらふと見上げると崖の上に赤い実がチラホラ見える。これはサクラソウ科(←ヤブコウジ科)ヤブコウジ属の「ヤブコウジ(藪柑子)」で花期は7月頃。冬に直径6~7ミリの綺麗な果実を稔らせるので、センリョウやマンリョウとともに縁起物として植えられることが多く、「ジュウリョウ(十両)」の別名もある。落語の『寿限無』に出てくる目出度い名前の“やーぶらこうじのぶらこうじ~”は、このヤブコウジのことを指している。
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