buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

あのとき、こうすればよかった、かも

2009年08月12日 | お仕事いろいろ
コーネル大学のギロビッチ教授の『行動非行動の法則』
~人間は行動した後悔より行動しなかった後悔の方が深く残る

大和証券のコマーシャルです。
CM大和証券グループ『ギロビッチ博士 行動非行動の法則』

このシリーズが意外にもおもしろく、昨年授業で取り上げたことがありました。

『あのとき、あの瞬間、こうしてればよかった!』後悔先に立たずっていうシーン
単純ですが、しょっちゅうあります。
でも、振り返って思い出すのは、、、

実は以前、人の紹介である大学の非常勤講師に誘われたことがありました。
とってもチャレンジングな条件、、、。
環境もよく、周りのスタッフも充実していました。

でも止めてしまいました。

(当時あった)2部(夜間)でも週に2、3日授業をしなければならない、と言われたからです。
その頃、子どもは受験期で、少々荒れている思春期でもありました。
下の子はまだ小学生。
子どもを誰がケアするか、誰が食事を作るのかは、大きな問題(夫婦の永遠の課題)でしたし、
以前、貿易の仕事をしていたとき、長期にわたる出張などで、
子どもには寂しい思いをさせたという、ちょっぴり心苦しい過去もありました。

でもでも今、考えれば惜しかった~、、、
がんばれば、どうにかなったかも、、、。

~人間は行動した後悔より行動しなかった後悔の方が深く残る~

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ネコのお店

2009年08月11日 | おもちゃ箱
昔、夫の姉の職業はすごく珍しかった。
トリマー、、、今は普通。

我が家の前の旧道は古くからの商店街。江戸時代あたりはかなり栄えたようだ。
100年以上の老舗も何軒かある。
私たちが引っ越してきた25年前は魚屋さんがたくさんあったが、、、。
今は1軒のみ。
ここ数年でシャッターを閉じた店が目立つ。

この旧道1キロ圏内にペット屋さんはずっと1軒だった。
我が家のハムスターも金魚も亀も、みんなここで買った。
ハムスターの家も餌も、、だ。(過去の話)
お祭りになれば、子どもが金魚釣りをしたがった。
店内は天井が低く薄暗い。その上、ごちゃごちゃしている。

旧道商店街の中ほどに3年前、犬専門のペットショップができた。
かわいい雑貨も売っている。

2年前、旧街道裏側のバス通りにネコ専門のショップができた。
やっぱりかわいいネコグッズをおいている。
それにお店のオーナーがネコマニアだ(当たり前か、、、)
いろいろ相談もできる。

昨年、旧道のペット屋さんは神社の参道横の道に移転した。
小動物を全面に出して売っている。
相変わらず小さい子どもが群れている。
ネコと犬のコーナーは店に片隅にちょこっとおかれている

歴史ある旧道商店街には大きな変化が起きている。

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どこのマリーさん?

2009年08月10日 | 授業

『キムさ~ん、ちょっとー、キムさ~ん』と
教室前の廊下にいる韓国人学生を呼ぶと、2、3人が振り返りました。
『先生、キム誰々ですか~?』
『あ~、キム◎◎さんです、すみませ~ん』
私たちの小さな学科でもキムさんは本当にたくさんいます。
教師の中にも2名キム先生がいるくらいですから、、、。
韓国人のキムさん.パクさん、中国人の王さん、陳さんは姓名まで言わないと×です

研究室に学生Aが入ってきて言いました。
『これ、先生に出しにきたんですが、、、』
そのことばに一斉に非常勤の先生たちが頭を上げました。
『何先生に提出するの~?
ここにいる人ってみんな先生ですよ』

昨晩、元学生からメールが届きました。
『先生、前に△△っていう学校で先生に習ったマリーです。
ちょっと相談があるのですが、一度会ってもいいですか』

う~ん、マリーって名前がつく人もけっこういたような気がします。
どのマリーでいつのマリーか、どんなクラスメートがいたか、ぐらいまで
教えてくれるといいのですが、、、。

あれこれ元学生の顔を思い出しているのですが、、、。
とりあえず「すみません、どこのマリーさんでしたっけ?」って
メール出してみようかな~、、、?!

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使い上手

2009年08月10日 | 授業

ネットワーク、使い上手

『楽しい夏休みの宿題』の
http://blog.goo.ne.jp/buriburineko/e/a1df8d4dbab8bd2fcbea36d54ece118b
2人目の提出者が出ました!
締め切りは9月3日のはず、、、。
早過ぎる!
けっこうな量なのですが、、、。

最初に出した学生も2番目の学生もクラスでは1、2を争うがんばり屋さんたちです。

今回はEメールに添付して課題を提出することになっていますが、
この方法は(改めて)教師側にも「効率的+α」だ、ということに気がつきました。

まずは、夏休み明け、一斉に宿題を提出されると添削など、すごく時間がかかり、教師側もときに
意欲が減退します。
(宿題出しておいて~、、、と言われそうですが)
メール添付だと、できた順に提出してくるので、一斉添削の苦しいところが分散されます。

次に、普段はなかなかできない学生とのコミュニケーションが可能になります。
メールの中には他にも質問やお願いごとがいくつか、、、。
学生はけっこう(教師を)うまく使っています。

でも使われ上手な教師、っていうのも、またなかなかいいかもしれません。
夏休みで時間がある、という時期(限定)だからかもしれませんが、、、。

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知らんぷり、あれこれ

2009年08月09日 | おもちゃ箱
かなり昔のお話ですが、、、、。
某国の農村から来た留学生、19歳。高校を卒業してすぐに来日しました。
まだ、あどけない丸顔の女の子
勉強もよくできました。

1年後、思わぬところで彼女と出会いました。
どちらも気がついたけれど、知らんぷりしました。
場所は歌舞伎町。
彼女はコートを着て、厚化粧をして、チラシを配っていました。
お互い次の日学校であっても素知らぬ顔、、、。

その後、彼女は2年間の日本語学校生活を終えて、東京六大学の中のひとつに進学。
21歳でした。自立(自律)していた学生といえるでしょう。
日本にいる間、自分のお金で日本語学校の学費を払い、
大学の入学金と学費を捻出し、有名大学に進学したのです。

△年前ぐらい前のできごと。
司法関係の民間通訳人として時々仕事をしていました。
ある専門学校生A、窃盗の容疑で捕まりました。
同居していた日本語学校の学生B。
その家でAたちが窃盗の相談をしているのを聞いていました。
でもAやBの母国は個人主義の国。知らんぷりしていました。
Aが捕まったとき、Bも逮捕されました。
知っていたのに届け出なかった(知らんぷりしていた)罪。

△◎年前の某国の2人の学生
学生簿の写真は男性なのに、会ったら女性っぽかった、すごく
(でも、顔は男性の顔なのです)
今のような時代ではなかったので、私は素直に驚きました。
いつも女性の仕草をジッと観察しています。
勉強もよくできるし、よく気がつくし、親切で優しい。
当時の日本語学校の校長先生、ユニークな男性でした。
「男でも女でも、まじめに問題なく勉強してくれるなら、どっちでもいい!』
確かに、、。
彼らはそのうち女の子にも慕われるようになって、、、。
1泊旅行に出かけた時に、パーキングエリアで女性用のトイレに入っていました。
そして、寝る時も女子の部屋で寝ていました。
、、、私はもちろん知らんぷり。
だって、一緒に参加した女子学生も男子学生もそれを全く問題にしていませんでしたから。
いい人たちだったのです。

知らんぷり、あれこれです。

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写真:多文化共生野菜(←私が名前をつけました)












魔性のネコ

2009年08月08日 | ねこ(ぶり)といっしょ
昔、アビシニアンって言うネコの子どもでした。
エジプトでは魔性のネコ、と呼ばれるんだそうです。

でも今は日本のネコそのものです。

ちょっとやせていたので、毎日たくさんえさをあげたら、あっという間に
かなり恰幅のいい体型になってしまいました。
魔性とは、、、とても言えませんね。


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ぴょんぴょん舎の冷麺

2009年08月08日 | 旅のお話

盛岡で絶対食べたいもの、、、それは冷麺です。
でも初めて立ち寄った街。
それに『さんさ踊り』真最中で、街はけっこう混雑しています。

それで
新幹線の改札口前にいたおまわりさんに聞いてしまいました。
            ⇧ 今考えると、大胆な行動

「あの~、駅近くでどこかおいしい冷麺のお店はないでしょうか。」
おまわりさん、方言混じりの優しい声で
「そうですね~、おいしいかどうかわからないけれど、みなさんに評判の良いお店は
駅のそばに二つぐらいありますよ」
と、教えてくれたのが、『ぴょんぴょん舎』でした。
(本当にありがとうございました!

写真の冷麺
ミニ石焼ビビンバ、ソフトドリンク付きで1200円也。
歯ごたえのあるきりっとした麺。程よい辛さのスープ。
おいしかったです

おまわりさんに聞いて、正解でした

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逆さま「適材適所」

2009年08月08日 | お仕事いろいろ
昨日、夏休みだけれど所用で学校に行きました。
人が少なくて嘘のように静か、、。
いつもは1万5000人くらいの学生がいるキャンパスです。

夏休み前の7月末、理事あて、新しいプロジェクトの提案をしたのですが、
学校に行くと、その計画が全面的に支持され、
10日ほどしか経っていないのに、事務サイドでの話が飛躍的に進んでいました。
何か新しいことを始めるときには周到な調査と準備、企画者の意図と企画を受け入れサポートする側
(お金も出す側)でコンセンサスがとれないとうまくいきません。
また『勢い』と『運』も必要です。
今回は『運』がよかったかもしれません。

このプロジェクトがうまくいくと、非常勤の先生たちのために
新しい雇用が生まれる可能性があります。

非常勤の先生たちは、現在の科ができたときから、
この科を一緒に作り上げて来てくれた人たちです。
授業以外のことでも、ボランティアのような立場で本当に全力で取り組んでくれます。
(頭が下がる、、、)

『適材適所』
様々な職場で言われて来たことばですが、ちょっと逆さまに考えて

人を仕事に当てはめるのではなく
その人の特性を活かした仕事を創る、ということも大切なのではないかと
最近感じていました。

もしかしたら『運良く』みんなに(winwinで)いいこと(企画)が進みそうな雰囲気。

休み中に学校に行くのも悪くありませんね。

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『楽しい、、夏休みの宿題』

2009年08月07日 | おもちゃ箱
夏休みに入る直前
学生に「楽しい、、夏休みの宿題」という冊子を印刷して渡しました。
中味は中日翻訳の中国語原文が4題8ページ。
1週間に2ページすれば、ちょうど1ヶ月分となります。

想定内ですが、みんな『楽しくなさそうな顔』をしてもらっていました

クラスの学生の3分の2は帰国して夏休みを楽しみます。
お~いおい、、いいんだけれど、日本語忘れないでよ、、、っていう意味での宿題ですが、、。
ちょっと厳しく、提出は9月3日午前9時(時間厳守)までにeメールに添付して提出です。

夏休みが始まって6日目にもう提出した学生がいます。
驚き!早過ぎる、、、。
Aさんは暑い夏を東京で過ごす居残り組。
それにしても、、毎日何をしているのかな~?
勉強ばかり(?)

秋から絶対にがんばらないと進級が危ない、、、という人は
多分、ぎりぎりで出してくるんだろうな~
学生、それぞれ様々です

だけど、みんな
『楽しむ時は楽しむ、がんばる時はがんばる人』になってね。
夏休み明け、個性的な翻訳文を期待していま~す。

⇧上記、自分はどうか、と聞かれると、、、苦しいですが、、、

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HACHI 大館から

2009年08月07日 | 旅のお話

ねぷた祭り当日、弘前の宿は満杯。
ということで、21時発の普通最終電車に乗り、秋田県の大館へ。
クラウンパレス秋北という大館の老舗ホテルに泊まりました。
その日はそのまま爆睡!

次の日の朝、朝食はこのホテルの展望レストランで。
大館市内、遠くは白神山地が一望できる素敵なレストランです。

『大館で有名なものは何ですか』とホテルのスタッフに質問すると
「8月8日封切りのHACHIという映画、そのHACHIの故郷が大館なんです」
と、映画情報まで詳しく教えていただきました。
「そうなんだ~、、、」

11時、大館駅から花輪線の『快速八幡平』でローカル線の旅がスタート
どこまでも続く線路が一本。
両サイドは森や畑。
花輪線には無人駅がいっぱいです。
八幡平や安比高原を通り、IRG岩手銀河鉄道を経て岩手県盛岡へ
旅もそろそろ終盤です。

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時の足音

2009年08月07日 | 旅のお話
青森県鯵ヶ沢町を出て、弘前に着いたのは夕刻
前の日から『ねぷた祭り』が始まっていました。

大学4年の夏、私は友人たちといっしょに青森に旅しました。
五戸だったか、六戸だったか、
小さな村を旅して、十和田湖から最後は青森市に入りました。
ちょうど『ねぶた祭』の時
らっせらーらっせらーのかけ声とともに勇壮なねぶたがあとからあとから
やってきて、、、。みんな『跳ね』でぴょんぴょん跳んでいました。

若かったのでしょうね~、、とにかく祭りに血が騒ぎました!
                 ⇧『お祭り好き」のB型ではありませんが、、、

あのとき一緒に旅したAさんは、何と今では5人の子持ち。福祉関係の仕事をしています。
音大生だったBさんはその後、クラリネット奏者と結婚し、2人の子どもがいます。
それぞれの子どもたちは社会人、大学生になりました。

私の子どもも大学生(と高校生)
私が青森旅行した時とほぼ同じ年齢になりました。

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ヤマブドウ物語、いろいろ

2009年08月06日 | 旅のお話
青森県の鯵ヶ沢駅からミニバスに乗り、白神山系の「くろくま」ミニ白神コースのガイドツアーに
参加しました。
クロクマの森は生態系をそのまま守るため、人の手を加えていない原生林に近い森です。
さて、このコースのガイドさんはどう見ても60歳過ぎの方。
ガイドというより『山の案内人』と言った方がぴったりの感じです。
方言混じりの穏やかな話し方が聞いていてとても心地よく響きます。

『深い森』と『若い森』の違い
植物の名前
どんなところにどんな植物や木が育つのか、、などなど
森の中を歩きながら、ひとつひとつを示して説明してくれるのです。
ブナの木の根もと、穴の空いたクルミの残骸、、、その食べ方でどんな動物が食べたのかわかるそうです。
⇧ちなみに『野ねずみ』が食べたクルミでした。

まっすぐに高く高く伸びたブナの森、夏になり、めいっぱい葉が伸びているので
ブナの根元にはあまり光が届きません。
ですから背の低い植物しか育っていません。
これは深い森の特徴だそうです。

クマやりすも大好きなヤマブドウ、、、果実酒なんか作ったらすごくおいしいのですが、、
ブナやミズナラや森に生きる大樹に巻き付いて上へ上へと伸びていきます。
太陽の光がいっぱい当たるところで葉を茂らせ、実をつけ、
結局は巻き付いた木よりも勢いよく成長し、その木を枯らせてしまいます。
木が立ち枯れると、隣の木に移っていく、、、
すごい生命力です。
杉の林などでは『つるきり』と言ってヤマブドウのつるを切って森(人工林)を守っているそうです。

ガイドさんのお話によると、ヤマブドウだけではなく、
紫の花がとても可憐な『藤』
やはり木につるをまき、木を絞め殺してしまう、、、とのことでした、、、

さてさて、知らなかったことを知る、っておもしろいですね~。
今回、ガイドツアーに初めて参加して、『森』について以前よりちょっぴり知識が増えました。
これからはもっと注意深く観察しながら『森』を楽しもうと思いました。

先生に教えてもらうこと、って、改めて大切だな~って感じました。

どんなにひとりで学習しても、わからないことがあります。
1年かかって自分で調べてわかったことも先生に聞けば一瞬。
一瞬ですが、自分の興味はますます広がっていきます。
そこに自立した学習が生まれることだってありそうです。
先生って『学習案内人』と言えるかも。

教師の私にとっては意味深なツアーでした

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写真はブナに巻き付いたやまぶどう