西アフリカぶるきなふぁそ親爺暮らし

2003年、50歳にて西アフリカのブルキナファソに渡りボランティア。歳月を経ていまではすっかりブルキナ親爺になりました。

ぶるきな親爺の暮らし

2007-12-17 | Weblog
さて皆様に、ぶるきな親爺の暮らしをかいつまんでお知らせします。
ブルキナファソは首都ワガドゥグの一軒家で繁華街から少し離れていて周りには泥レンガで造られた家がたくさんあり、もう3年も住んでいるので近所の人も顔見知りでして、毎朝パンを買いに近くの店に行くときに必ず近所の七十ババーが「ネイ~ベヨゴ」(おはよう)と声をかけてきます。親爺も「イ~カラフィ」(おはよう)ババーが「イベキャマ」(元気か~?)親爺が「ラフィバラ」(げんきだよ)ババーが「ザグランバ」(家族は~?)親爺が「ラフィバラ」(げんきだ~)と返事をしますと不敵な微笑みを浮かべて「お前はけちだからいつも何もくれないね~」とシワクチャの顔を引きつらせながら言うのです。どこの国でも悪態をつくくらいのほうが長生きするのかね~。
ババーの側にいつもいる5歳くらいの孫娘はババーに怒られるらしく、いつも泣いていたけどこのごろは免疫が出来たのか他の子供をいじめてはババーと同じ不適な微笑をするようになった。親爺としては何ともやるせない気持ちになりまする。しかし、ブルキナファソで生きていくにはこれは当たり前で目上にいじめられ、その鬱憤を目下で晴らすという社会構造が人間をたくましくしているように思うんだな。要するにいじめられるのも必要だし、いじめるのも必要なのである。ただし、いつまでも長々と陰湿になるいじめはだめだ。相手に愛情といたわりの念を持って、つまりお前も強く成れよという意味を込めていじめること、そしていじめられることが大事だな。
親爺も昔は、ずいぶんいじめられたし、いじめたけどそのおかげで肉体的にも精神的にも強くなれた。たとえば誰も風邪は引くよな。そのときにはなるべく薬には頼らないで自分の体を信じて自分で治すほうが免疫力が高くなるんだ。食べ物だってこっちには賞味期限もヘッタクレもないから自分で食べるものは自分で責任を持って体の栄養にする。時々ねずみやトカゲも食うけど食中毒なんかにはならないね。
マ~親爺の意見としては「意地芽」は必要でありまする。