バスストップから基地ストップの会  

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2017年4月定例デモと申し入れ書

2017-04-17 | 日記

4月15日(土)は座間キャンプへの定例デモ。いつものメンバーの沖縄の行きなどで少数精鋭かと思ったが、久しぶりの顔なども集まり13人のデモとなりました。

暑くなく寒くなく桜咲く美しい季節でのんびりしたデモの報告といきたいが、米軍基地を取りまく状況は明らかに変化してきている。
安保法の施行から一年を過ぎ、米軍と一体化した自衛隊の訓練が急速に進んでいる。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のミサイル発射ばかりがマスコミで煽られる中、冷静な状況把握とともに、この米軍と自衛隊の基地キャンプ座間へのデモ行動が重要であること痛感。「武器で平和は作れない、基地は標的になる」ことを強く訴え、基地がなくなるまでデモを続けるぞと再確認した。

願わくば自衛隊員の心に以下の申し入れが届かんことを!

                                                                                             

                 申  入  

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官  ジェームズ・パスカレット少将 様

陸上自衛隊中央即応集団司令官                 小林 茂 様

座間駐屯地司令                           豊田 真 様

 トランプ米大統領は6日、シリア軍が化学兵器を使って子どもを含む市民72人を殺害したとしてシリア空軍基地に地中海上の艦船から59発のミサイル攻撃を行いました。また核ミサイル開発を進める北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に対しても強硬な姿勢を強調し先制攻撃も辞さないという発言を繰り返し、「第二次朝鮮戦争勃発か?」という言葉さえ飛び交っています。さらに13日にはアフガニスタンのI S 拠点に対して核兵器以外の通常兵器で最大の破壊力があるという大規模爆風爆弾を初めて実戦で使用しました。なぜこれほど急激に世界に緊張状態を生み出そうとしているのでしょうか。

 戦争が始まれば国内では反対意見は許されず指導者への支持は一気に高まります。9・11テロ後イラク戦争に至るアメリカの状況は私たちの記憶にまだ生々しく残っています。国連の場で「ある」と言い切ったイラクの大量破壊兵器がなかったことはその後の調査で判明しました。けれど当時それを訴えた人々の声は全く無視され売国奴扱いされていました。

シリアに対し慎重だったトランプ大統領が一転したのは、国内の支持率挽回を狙ったものと言われています。化学兵器によって殺された子どもたちの映像は本当にひどい、でもそれが誰のせいなのか、湾岸戦争でもアフガン・イラク戦争でも仕組まれた嘘をまた繰り返していないと検証するのが先ではないでしょうか。むやみに緊張状態をあおる発言と行動には、戦争を避けようという意志など全く感じられません。

一方日本の首相はこの事態に期待しているように見えます。森友学園問題で揺らいだ支持を取り戻し日本を戦争する国にする絶好の機会です。戦争法によって自衛隊は海外で米軍だけでなく他国の軍隊を支援することも可能になっていますし、事態が切迫し日本に武力攻撃が予測されれば国会の承認がなくても「防衛出動」することもできるのです。北朝鮮の脅威を除くためにとトランプ大統領が要請すれば断ることなどないでしょう。

でも自衛隊の皆さん、あなた方が守りたいのは何ですか? この島々に暮らす人々の命と生活ではないのですか?日本が軍備を強化しても北朝鮮が核開発をやめるとは思えません。あの国がミサイル実験を行うのは米韓が大きな合同軍事演習を行う時だということはよくご存じのはずです。

 米軍の皆さん、この16年間の歴史を振り返ってください。多くの米兵がPTSDで苦しみ今も自殺が絶えないことも思い出してください。もっとも大きな被害を受ける住民の苦しみを知ってください。故郷を追われ、あるいは捨てるしかなかった人々が米国にどんな思いを持ったのかを考えてください。

 私達は日本が戦争に加担することに強く反対します。戦争の訓練を行う軍事基地の存在に抗議を続けます。

 2017年4月15日                                                                       バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同

                                  



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