2020年８月定例申し入れ行動

8月15日は座間キャンプへの申し入れ行動の日。新型コロナウイルス感染が広がる中で迎えたこの国の敗戦の日、また計り知れない被害を被った国々の人々にとっては解放の日から75年目の節目となる日に行われた。NO BASE！NO WAR！ NO NUKES！を粘り強く訴える抗議行動は、猛暑の中11人で取り組まれた。
長かった梅雨の後に一気に訪れた猛烈な暑さは、よる年波にはなかなかきついものがあるが、私達はあきらめない。このコロナ禍にも命を大事にしない安倍政権。先の侵略戦争でどれだけの犠牲者を出したかを顧みず、命より経済と誤った愚策を繰り出し続けるこの政権を、はやく退陣させたい。今も辺野古新基地工事を強引に勧め、美ら海の生き物を殺戮するこの政権、南西諸島の軍事化進める安倍政権を、早く退治したい。




　　　　　　　　　　申し入れ書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官　　ビエット・ルオン少将様
陸上総隊日米共同部長　　斎藤兼一　様
座間駐屯地司令　　小野一也　様

長い侵略戦争の敗北を認めた日から７５年目となる今日、私たちは改めて平和な社会をめざしていきたいと願います。
今月２日東京新聞朝刊に日本世論調査会実施の全国郵送調査の記事がありました。これはよく行われる電話による調査よりも信頼性の高いものとされています。これによると日中・太平洋戦争を「侵略戦争」とした人は４６％、それについて加害と反省に言及し謝罪すべきは３８％、謝罪は必要ないが４４％、世代よる回答の違いもわかり大変興味深いものでした。
なかでも核兵器禁止条約への参加に対しては７２％が賛成しすべての年層で６割が賛成しています。唯一の戦争被爆国としての思いは広く共通しています。
ところが安倍首相は広島・長崎での記念式典で地名以外ほぼ同じスピーチをくりかえしたのです。海外からの招待客も報道の目も多い場で。首相本人はもちろんこれを書いた官僚の頭のなかは理解不能です。地元市長の熱のこもったアピールとあまりにも違いすぎます。しかも広島地裁で原告勝訴となり広島県や市も判決に従うとしていた「黒い雨裁判」を控訴しました。高齢となった被爆者への配慮さえ全くない政府のやり方には地元の与党支持者からも批判があがっています。
この調査では辺野古移設に関しても問われており、このまま移設工事を進めるべきは３３％、辺野古以外は４６％となっています。自然を破壊し税金を泥の海に捨て続ける、ゼネコンだけは工事の続く限り大儲けするこんなからくりは即刻中止すべきです。
工事に反対する沖縄県に政府は不当な圧力をかけ続けています。GoToキャンペーンでコロナウイルスをまき散らしたことは無視して沖縄県の責任のみ追及するのは間違っています。沖縄県の感染が観光客と米軍兵士・家族から広がったことは明白です。

異常気象の続く中、コロナウイルスの蔓延まで重なり、本当にこの世界はどうなっていくのでしょうか。
これまでも自衛隊の皆さんに災害救助隊になってとお願いしてきました。今いっそう強く思います。皆様の技術・経験を、もっと人を救うために使っていただきたいのです。東日本大震災の後懸命に救助に当たるみなさんの姿を見て入隊志願者が増えたと聞きました。若者は皆さんを見ています。戦争への道を進む自衛隊ではなく、人命救助のための組織になってください。

　 ２０２０年８月１５日
　 バスストップから基地ストップの会と参加者一同

８月の行動予定

コロナウイルスが蔓延しています。首相は引きこもり、政府内での意見はまとまらず、感染者数と不安が増大しています。

「バスストップから基地ストップの会」は今月もキャンプ座間への申し入れ行動を行います。
１５日（土）　午後４時半に　キャンプ座間正門ゲート前にお集まりください。
午後４時に小田急線相武台駅北口にお集まりくだされば皆で一緒に歩けますので、お待ちしています。