バスストップから基地ストップの会  

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2021年8月定例申し入れ行動

2021-08-22 | 日記
 8月21日 第三土曜日 の 座間キャンプへの 申し入れ行動の参加者 9人。
 世論の反対を無視して菅政権が五輪を強行した結果がコロナウィルスの感染拡大で、医療崩壊を招いて人の命が見捨てられている。パラリンピック強行への反対行動に参加の仲間も思いは同じ。
 キャンプの正門前は、植え込みの木々が無残に引き抜かれ、赤土がむき出しだ。何のため?またフェンスの内側からは私たち市民にカメラを向ける正体不明の男が二人。質問しても所属も何も明かさず、こちらが撮ろうとするとさっと隠れる。自衛隊なのか米軍なのか、私服の男達。正体を名乗れ!
 今日は申し入れ書を読み上げた後、全員で「花はどこへ行った」の替え歌「平和な島はどこいった」を歌って心を一つにできた。
 こんなひどい世の中でも私達が基地反対の行動を諦めずへこたれず、粘り強く行動出来るのは、新しい出会いや友とともに行動することで、励まされ、喜びを共有できるから。今日も、原発やゲノム編集食品の危険を訴え続け命ある限り今からがスタートと語る初参加の友から、勇気をもらった。
  



申 し 入 れ 書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 ジョエル・B・ヴァウル准将 様
陸上総隊日米共同部長                    垂水 達雄 様
座間駐屯地司令・第四施設群長                小野 一也 様

私たちは、座間市、相模原市とその周辺に住む市民です。私たちは、基地強化と戦争に反対して、2005年11月末より自主的に、主体的に、毎週水曜日にキャンプ座間正門前での座り込み、2006年4月から毎月第3土曜日にはデモを行い、申し入れを続けてきました。コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年4月からはデモを中止し、5月から申し入れ書のみ届ける行動を続けています。
このところの豪雨で被害を受けた方々が一日も早く、安全が確保することができるようになるように祈ります。8月は、特に戦争の悲惨さと命の大切さについて思いを巡らすときです。そこで、命の大切さについて、ご一緒に考えてみたいと思います。そんな中、米軍の撤退が進んでいるアフガニスタンで、タリバーンが首都カブールを制圧したというニュースが飛び込んできました。内戦状態がさらに続くということでしょうか。
今年は多くの反対がある中、オリンピックが東京で開催され、開催前から増えていた、新型コロナウイルスの感染は、東京、神奈川で拡大し続けています。医療はひっ迫し、新型コロナウイルスに感染しても、重症でない人は自宅待機が余儀なくされ、重症化しても入院の受け入れ先がなかなか決まらないということです。
米軍や自衛隊に属する方々も、大切な家族や友人など親しい方の命を守りたいという思いは、方法こそ異なりますが、私たちと同じだと思います。基地の前で、オリンピックの話をされてもと思われるかもしれません。本来は政府に申し入れるべきことだと思いますが、私たちの多くは、新型コロナウイルスの感染拡大のため、都内に出かけることを自粛しているため、なかなか発言の場がないので言わせてもらいます。
オリンピック・パラリンピックには、そのために医療従事者も確保されていると聞きます。今感染爆発と言われ、今まで新型コロナウイルスを受け入れてこなかった病院への協力も要請されています。
今すぐ、パラリンピックは中止し、医療体制、オリンピック・パラリンピックのための施設を、新型コロナウイルスの感染している方々のために使えるようにすべきだと思います。また,オリンピックの警備のため自衛隊が出動したり、スマフォなどのGPS機能を利用して市民を監視したりするのはやめてください。
新型コロナウイルスには、ワクチンは開発されましたが、治療薬の開発はまだできていません。今も辺野古の新基地建設は進められ、しかも大浦湾の埋め立てのために、唯一地上戦の行われた沖縄南部の戦争の犠牲になった方々の遺骨が含まれている土砂が使われています。大浦湾の埋め立ては今すぐやめてください。まず大切なのは、一人一人の命だと思います。新基地を建設したり、軍備を拡充したりするために財源を使うのではなく、ともに協力し知恵を絞って、ウイルスに効く治療薬の開発や、また、弱く、困窮している人々への支援することだと思います。共に生きるにはどうしたらよいかを考え、実現していくことだと思います。平和を作り出すにはどうしたらよいか一緒に考えましょう。戦争や武力、武器は、生命や環境を守ることはできないと考えます。私たちは、この街を、少しでも平和な街に近づけて、次の世代に渡したいと願っています。いつか、基地のない街になることを願います。世界中の人々が、互いの個性、違い、歴史を認め合い、尊重しあい、共に安心して暮らすことのできる平和を強く望みます。私たちは、これからも、あきらめることなく、基地強化に反対していきます。米軍再編に反対していきます。キャンプ座間を市民に返してください。基地のない平和な町を、私たちは望んでいます。

2021年8月21日          
バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同





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