バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2021年2月定例申し入れ行動

2021-02-21 | 日記
2月20日の第3土曜日、バスストップから基地ストップの会の、座間キャンプへの定期申し入れ行動を行う。
新型コロナ禍の中今回もデモはおこなわないが、3時に相武台前駅北口バス停に集まりバナーを掲げて歩道を静かにキャンプ座間正門ゲートへ。直接ゲート前に向かう仲間もあり、ゲート前への集合者は11名。
受け取る側の自衛隊員が遅れたため、基地警備隊員(米軍代理で申入書を受け取る人)と穏やかに言葉を交わしつつ待つ。暖かかったとはいえ年寄りの多い参加者を待たせないで。椅子もないのだから。

新型コロナ禍のなか市民の行動が自粛も含めて抑え込まれる一方で、軍事化はますます進められている。毎水曜日の座り込みに続いて、春には申し入れ行動も15年目を迎える。私達は、決してあきらめない!基地がなくなる日まで。




申 入 書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官   ビエット・ルオン少将 様
陸上総隊司令部日米共同部長              垂水 達雄 様
座間駐屯地司令・第4施設群長             小野 一也 様

 在日米海軍厚木基地で予定されているCBRN(化学・生物・放射線・核)訓練をすぐに中止してください。
 私達は人々の命や暮らしを奪い傷つける戦争に反対してきました。特にCBRN兵器は破壊力の大きさや長期にわたる影響力など決して許されるものではありません。まして厚木基地は世界でもトップの人口密集地である京浜地区に隣接し、基地周辺人口だけでも240万を数えます。このような場所で地元の反対を押し切って強引にCBRN訓練を行うことは許されないものです。
 新型コロナウイルスの感染が確認されてから一年が過ぎ、日本という国の姿が一層あらわにされてきました。「自助」を第一に掲げる菅首相は必要な「公助」を行わず、一部大手企業や業界の利益追求に大切な予算をつぎ込み続けています。私たち庶民の暮らしは厳しくなる一方です。
 政府は新イージス艦の射程距離を延伸するため3000億円を超える費用を考えていると報道されています。その費用をコロナ対策に、とりわけ医療機関に投入すればどれだけ多くのことができることでしょう。日本のコロナ対策は先進国の中で大きく出遅れています。仕事や住居をなくす人々は増え続けています。今必要なのは公助であり支援なのだとなぜ理解できないのでしょう。新しいイージス艦を導入するより人々の暮らしを保証するために国の税金を使うほうが、ずっと大切だとは思いませんか。韓国では昨年春にステルス戦闘機とイージス艦の購入費用を先送りして、コロナ対策に回す緊急災害支援金としました。
 森喜朗氏の会長辞任劇に象徴されるように、日本の国は人々の生きる権利への認識が世界の共通認識からひどく遅れています。これを変えるには小さな声でも続けていくことが大切なのだと強く感じます。
 私たちは小さなグループです。でも世界を見れば大勢の人々が平和を願い軍事基地に反対しています。これからもたゆまず、「基地はいらない」の声をあげ続けます。

2021年2月20日               バスストップから基地ストップの会
    
  
      
 キャンプ座間と道路ひとつ隔てた住宅地から見上げる星条旗
コメント
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