バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2020年5月定例申し入れ行動

2020-05-18 | 日記
今月も新型コロナ対策での制約のなか、デモは行わずキャンプ座間正門前での申入れ行動のみを行いました。参加者は9名。
相武台前駅からキャンプ座間まで、雨の中をサイレントピースウォークを行いながら歩く人も。

到着後まずは、警備員に
「コロナに感染した消防隊の5人は完治したのですか」と聞くと
「私たちにも、そういう情報は入ってこないんですよ。」との答え。
中で働く人にも知らせないとは! 
しばらく待って到着した自衛隊員には座間駐屯地内ではコロナに感染した自衛隊員に感染者がいないことを確認し、感染者が出たときは相模原市と座間市に速やかに情報提供するよう要請した。また、新型コロナに対する災害派遣が少ないのではという問いかけには自衛隊中央病院では100人以上受け入れているなど教えられた。

その後申入書を読み上げ手渡して終了。こんなに長く話をしたのは14年間の申し入れ行動で初めてでした。



在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官 ビエット・ルオン少将様
陸上総隊司令部日米共同部長 斎藤兼一 様
座間駐屯地司令 小野一也 様
       
                   申し入れ書

神奈川県内の新型コロナの感染者は、とうとう1200名を超えてしまいました。県の発表によれば、5月13日現在、感染者の累積数は相模原市83名、座間市8名となっています。キャンプ座間でも感染者が出たと報道されていますが、感染者の治療、感染拡大防止策は十分に実施されているでしょうか。
 相模原市の4月21日付発表によれば、キャンプ座間内で米国人1名、日本人従業員5名の感染が確認されているとのことです。「日本人従業員5人は、キャンプ座間内の消防隊の同一チームに所属している。現在、感染者を含むチーム全員を自宅待機させるとともに、各感染者の接触者の調査、使用施設の消毒・洗浄を実施した」とあります。
米国人については、「すでに回復している」とされていますが、3月28日付発表では、「同患者は、2名の家族とともに在日米陸軍施設に居住していた。家族のうち一人は検査の結果、陰性だった。いずれの家族もキャンプ座間で隔離されており、再検査を受ける予定である」と微妙な言い方がされています。再検査の結果はどうだったのでしょうか。また、日本人従業員の、その後の健康状態はどうなのでしょうか。米国人と同様に「検査」は実施されたのでしょうか。
4月21日以降の経過が発表されておらず、私たちは不安を感じています。
在日米陸軍司令部が座間市と相模原市に、必要な情報提供と詳細な説明を行うことを強く求めます。

自衛隊の感染者はどうなのでしょうか。河野防衛大臣の発表によれば、海賊対処に係るCTF151司令部、統合幕僚監部、熊本県の健軍駐屯地、沖縄の那覇基地、県内でも横須賀基地の2名など13名の感染者が出ているとのことです。しかし、感染した隊員が居住する自治体への情報提供は極めて不十分です。座間駐屯地で自衛官の感染は確認されていませんが、不幸にして感染者が発生した場合、座間駐屯地司令が、座間市と相模原市等関係自治体に速やかに情報提供をされることを求めます。

河野防衛大臣は5月8日の記者会見で、東富士演習場で予定されている富士総合火力演習に、座間駐屯地から10名を参加させると発表しました。第4施設群には92式地雷原処理車が配備されています。26個の子爆弾の入ったロケット弾を発射し、一気に地雷を爆発させ、進路を啓開するものです。
最近、自衛隊の演習が島嶼防衛の名のもとに次第に実戦的なものになっていることに、私たちは危惧の念を抱いています。
自衛隊のみなさんの新型コロナに関する災害派遣は4月~5月8日までで30件、派遣された隊員はわずか257人でした。しかも、いま、最も求められているPCR検査に自衛隊が協力したのは、宮城県と長崎県だけでした。「今回はあらかじめ1週間に限定する「異例の対応」をとっている」「訓練や物の準備は外せない」(「朝日新聞」4月28日付)という、湯浅悟郎陸上幕僚長の、軍務優先の姿勢が報道されています。座間駐屯地のみなさんはどうお考えですか。日本におけるPCR検査の実施数が、ドイツや韓国などと比べて極めて少ないことが、マスコミの報道によって、ようやく明らかになりました。背景には、医療費削減を最優先課題として、公立病院などにベット数の削減を求め続けて来た安倍政権の政策があります。自衛官のみなさん、私たちが守るべきは、自らと隣人の命ではないでしょうか。それにまさるものはありません。「いずも」を空母化したり、F-35Bステルス戦闘機を147機も購入するために、私たちの貴重な税金が6.7兆円も使われようとしています。
自衛官のみなさん、必要のない攻撃能力の高い兵器の購入をやめさせ、医療の強化を進めるために、私たちと共に声をあげましょう。

 2020年5月16日 バスストップから基地ストップの会と、申し入れ行動参加者一同


     

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5月の抗議行動

2020-05-14 | 日記
13日は水曜日で、座間キャンプの座り込み。
「キャンプ座間への米陸軍第一軍団の移駐を歓迎しない会ニュース」で、「新型コロナウィルスキャンプ座間でも集団感染」の報せを見ていたので、本当に行くのが憂鬱であったが、ここは、頑張らなくっちゃと、自ら励ます。
行けば元気な仲間たちが5人。総勢6人で、意思表示。
それにしても基地内のコロナ集団感染の詳細を知らせぬ、在日米軍の傍若無人。私達も怖い!基地に囲まれた沖縄の県民の、基地被害と背中合わせの日常を思う。
歴史上も、世界にウィルスを蔓延させたのは、いつも軍隊であったという。

2006年4月から続いた私たちのデモもコロナ感染防止のために先月は残念ながら中止した。今月もデモは行えないが、キャンプ座間への申入行動は行う。16日 午後3時半からキャンプ座間正門前にお集まりください。


  
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