今日(1月16日)は2016年最初の「基地はいらない」デモでした。
参加者は14名。青空のもと基地に向かって「戦争はいやだ、ハレルヤ!」
と初シュプレヒコールをぶつけてきました。
申 し 入 れ 書
在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官 ジェームズ・パスカレット少将様
陸上自衛隊中央即応集団司令官 川又 弘道様
座間駐屯地司令 豊田 真 様
私たちは、座間市、相模原市とその周辺の市民です。私たちは、基地と戦争に反対して,2005年11月末より自主的に、主体的に、毎週水曜日にキャンプ座間正門前での座り込み、2006年4月から毎月第3土曜日にはデモを行い、申し入れを続けてきました。少なくとも2006年3月までは続けようとして始まった座り込みも10年を超えました。一人一人いろいろな考えを持っていますが,基地の強化と戦争に反対して,非暴力で意思表示するという共通の思いで続けてきました。これからも肩に力を入れず,無理をしないで,自然体で,それぞれのペースを尊重しながら,続けたいと考えています。
新しい年の初めですが,意思表示の方法としてなかなかいいなと思ったものについていくつか,触れたいと思います。
1つ目は,このごろは,プラカードと言わないで,バナーというそうですが,その標語に「安倍政治を許さない。」というのがあります。これは本当にそうだなーと思います。安倍さん個人ではなく,安倍首相という公人として,行う政治に異議を申し立てています。「安倍さんは許さない。」というと,ほかの安倍さんに悪いし,安倍首相を個人的に知っているわけでもないので,抵抗がありますが,安倍政治の行う,基地の強化,辺野古の新基地建設,座間の返還地の利用方法,オスプレイが,沖縄でも,岩国でも,厚木でも,どこでも飛べることを容認していること,横須賀で引き続き米軍の原子力空母の母港化を認めたこと,戦争法を国会で強引に可決したことなどいろいろ,基地に関するだけでも,「安倍政治は許さない。」ことはいっぱいあります。そしてそんな安倍政治にはアメリカの政府や米軍が影響を及ぼしていると思います。
2つ目は「一票一揆 参院選で」という小さなお札のようなプレートです。バッグなどにつけるのにちょうどよい大きさです。今の選挙制度自体については,選挙権のことを含めていろいろ問題があると思いますが,「今持っている選挙権を使って,賢く意思表示をしよう」ということのアピールです。そのことを,ほかの人にもさりげなく伝えようというものです。お札のように見えるので,一瞬「えっ」となるけれど,文字を見て納得されるそうです。
3つ目は,ジュゴンのぬいぐるみのマスコットです。これも,カラフルな布で作られていてバッグなどにつけられます。それをつけていると「かわいいね。これはなーに。」と聞かれて,辺野古のことを話すきっかけになると言います。「辺野古には,こんなかわいいジュゴンがすんでいるです。そこに,地元の反対を押し切って,新基地建設をして,環境を壊そうとしているのです。あなたはどう考えますか。」と話せます。
私たちは,この街を、少しでも平和な街に近づけて次の世代に渡したいと願っています。この基地の塀がなくなり,自由に話し合えるようになりたいと思います。世界中の人々が、互いの個性、違い、歴史を認め合い、尊重しあい、共に安心して暮らすことのできる平和を強く望みます。共に知恵を出し合って、環境を守り、分かち合って、共に生きる方法を考えていきましょう。私たちは、これからも、あきらめることなく、基地強化に反対していきます。米軍再編に反対していきます。キャンプ座間を市民に返してください。基地のない平和な町を、私たちは望んでいます。
2016年1月16日 バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同