バスストップから基地ストップの会  

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2024年9月定例申し入れ行動

2024-10-30 | 日記

 

 バスストップから基地ストップの会、定例申し入れ行動。参加者8名。
 9月下旬とは思えない蒸し暑さ。派閥も政治資金パーティーを巡る裏金事件も、統一教会との組織的な許しがたい一体化も、一切の責任も反省もない自民党の総裁選候補の言葉をただ垂れ流すテレビ。
 今回の申し入れ書を書くにあたり、この、加害被害の多くの人々の死、私たちの想像をはるかに超えたアジア・太平洋戦争の真実に、少しでも近づく努力を通して、戦争をなんとしても、止めるために行動しなければと思った。アメリカ合衆国は、大統領選の真っ只中だ。ウクライナの戦禍、パレスチナ市民のジェノサイド、そして自衛隊との一体化を進めるアメリカ。それでも、アメリカファーストと叫ぶ。アメリカはワーストだ。
 
 
 
 申し入れ書
 
在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 デイブ・ウオーマック少将様
陸上総隊 日米共同部長            弥頭 親善 様
座間駐屯地司令兼第4施設群長         橋口 尚徳 様
 
   裏面の写真(申し入れ書の下にある写真)をじっくり見ていただきたい。これはある雑誌の中の「戦下の記憶」という1ページに載った写真です。(「」の部分は雑誌からの一部引用です)
「加害被害を含め、多くの人々に凄惨な体験を強いたアジア・太平洋戦争下にも、今に連なる普通の人々の暮らしがあった。埋もれゆくその記憶、痕跡を追う」とあります。  
 
 「召集令状1枚で戦場へ駆り出され、飢えや病の果てに斃れた日本兵が骸骨の姿で帰還し、『あの戦争は何だったのか』と問いかける。鉄で細部まで造形したこの像を作った武田美通(よしとう)さんは、1935年に北海道小樽市で生まれ、軍国少年として育った。自宅が駐屯地に近く、戦時中、兵士を泊めることもあったが、優しかった彼らは戦場から還ってこなかった。なぜ彼らは侵略に加担させられ、なぜ命を落としたのか。・・・中略。毎日、鉄を打ち、飢餓地獄をさまよう敗残兵や銃口をを咥えて(くわえて)自決しようとする兵士、集団自決直前の母子、原爆の閃光に焼かれる少年、沖縄戦の犠牲者などを作り続けた。」
 
   今年の8月15日、参拝の人でごった返す靖国神社でハンストを行う具志堅隆松さんと時間を共にした。具志堅さんは沖縄戦の戦没者の遺骨を40年以上にわたって収集し続けこれまでにおよそ400柱を探し出した。その姿を自身が沖縄の戦没者遺族である若い奥間監督が『骨を掘る男』と言う映画に記録した。草木に覆われたガマの奥を堀り、拾い集めた断片から、その人の最後に想いを馳せ、死者と対話し、弔う。沖縄本島には今も3000柱近くの遺骨が眠っているとされる。沖縄の人々、旧日本軍兵士、米軍兵士、朝鮮半島や台湾出身の人たち。この人たちの骨を含んだ土砂が辺野古新基地のための埋め立て工事に使われようとしていることは決して許されることではない。
 
   昨年12月24日16歳未満の少女が米軍嘉手納基地の米兵により性暴力を振るわれた事件は、当日警察に通報され3月に起訴されたにもかかわらず、日本の政府によって意図的に隠蔽され、半年後の6月25日に県知事と県民に知らされた。遅らせた理由は、プライバシー保護と言うが、被害者は放置されてケア機関にもつなげられず、米兵は保釈されていた。この隠蔽で5月下旬にはさらなる米兵による性犯罪事件が起こっている。根本にある日米地位協定による日本政府の隷属的態度が、自国の民を守らず米軍犯罪者を守るという結果になっている。9月に海老名市の田んぼに不時着した米軍ヘリも、きちんと説明されていない。
 
 私たちは、自衛隊法改正による今年度中の自衛隊統合作戦司令部が創設されることやサイバー戦争法に反対します。日本の平和憲法には、数え切れない戦争犠牲者たちの、絶対に二度と戦争を繰り返してはならないという想いがこめられているのだから。
 
2024年9月21日     バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者
 
 
 
 
 
 
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