Run, BLOG, Run

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見守(まも)るべき場所

2004年09月15日 22時40分23秒 | Hey, DJ !
 何度かここでふれたことがあるのだが、私は、音楽の趣味が高じて、ときおり、クラブ DJ というものをしている。

 といっても、House とか Techno とか Hip Hop などの、いわゆるダンス・ミュージックをかけているのではなくて、Rock や Blues, Soul などの、お酒を飲みながら、ゆったりまったり聴けるような音楽を。

 先日、いつも DJ をやらせていただいている場所で、いつものように曲をかけていたら。

 ヨッパライのお客さんがやって来て、私に話しかけてきた。

 曲かけ中に話しかけられるのは、気が散るので、ちょっぴり困るのだけど、じぶんのかけた曲に反応してもらえるのはうれしいので、にこやかに対応。

 「レコード何枚くらい持って来てるの?」 なんて聴かれて、「今日は、四百枚くらいですね」 なんてこたえていたりしたら、「ちょっとさ、レコード見せてくれない?」 なんて、言い出されて。

 内心、困惑したのだが、曲かけに忙しかったのと、ヨッパラっているから、止めても無駄だろう、と、放っておいたら、DJ ブースにまでズカズカと入り込まれてしまい。

 私が DJ をしているあいだ、すぐうしろで、私のお宝たちを物色しながら、

 「ああ、このアルバム、いいっすよねえ。 次、これかけてくださいよ」 とか 「おれ、Reggae とか好きなんですけど、持って来てないですか」 とか、あれこれ茶々を入れてくる。

 そうしていたら、店員の若い男の子が、「ちょっと、なにやってるんですか? 飲みすぎですよ!」 なんて言って、そのお客さんを DJ ブースから引っ張り出そうとした。

 DJ ブース内は、いちおう、関係者以外立ち入り禁止なのである。

 そんなふうに言われても、そのお客さんは、ぜんぜんおかまいなしに、「いや、おれはこの人と話をしてるだけなんだから、いいじゃん」 なんて言って、そのままレコード物色をつづけていた。

 そのうち、ほかのお客さんも出てきて、そのヨッパライのお客さんを、DJ ブースから連れ出そうとしても、頑としてきかずに。

 そこへ、とうとう、おそれていたことが。

 お店のマスターがなにごとかとやって来て、烈火のごとく、怒り出したのだ。

 「おまえ、なにやってるんだよ! DJ ブース内は、DJ 以外は立ち入り禁止なんだよ!」

 「いや、おれはただ、この人がひとりで曲をかけてて、さみしそうだから、話しかけただけなんだよ」

 「話しかけるのは勝手だけど、このなかには、入るんじゃねえ! この貼り紙が見えねえのかよ!」

 「そんなもん、見てねえよ」

 「じゃあ、見ろ! そして、早く出ろ!」

 「そんなに怒らなくたっていいじゃないですか」

 「いいから、早く出ろ!」

 ... と、怒鳴り合いとなってしまい、結局そのお客さんは、逆ぎれ状態となって、店を飛び出してしまった ... 。

 店主は、大切なレコードが無くなってしまったことがあったとかで、DJ ブースのなかに、関係者以外の人が入るのを、なによりもきらっているのだ。

 ああ。 私のせいだ。 私がさいしょに注意しておけば ... と思っていたら、案の定、店主の怒りが私にも向けられた。

 「○○○(筆者の DJ 名)! おまえがいちばん悪いんだからな! DJ ブースってのは、神聖な場所なんだぞ! 知らないやつが立ち入ろうとしたら、カラダをはってでも、まもらなきゃいけない場所なんだ! 死ぬ気でまもらなきゃ、駄目なんだよ!」

 「 ... そうですね。 すみません」

 「ほんとにおまえ、わかってんのかよ!」

 「はい。今度から気をつけます ... 」

 なんて。 怒られてしまって。 その場の雰囲気も、さいあくになってしまった。

 しょんぼりしながら、その晩は、とぼとぼと、帰宅したのである。



 ほんとうに、仕方がない。 私が悪いのだから。

 きっと、じぶんのかけた曲に興味を持たれていると思って、いい気になっていたのだ。

 店主の言うとおり、じぶんの、神聖な場所は、必死で、まもらなければならないのだろう。



 ところで。 じぶんにとっての、まもるべき場所って、なんだろう? と、考えた。

 まずは、DJ をしているときであれば、DJ ブース。 そして、DJ をやらせていただいているお店。

 そして、もちろん、職場。 じぶんの住む部屋。 じぶんの住む地域。

 たいせつな人と出会う場所。 たいせつな人の住む家。 たいせつな人の住む地域。 国。 星。 宇宙 ... なんて、どんどん大きくなっていくが。

 じぶんのまもるべき場所 ―― "blog" ってのもあるのかもしれない。

 万が一、じぶんの blog が、理由もなしに荒らされたら。 閉鎖されたら。

 なんて考えたりして。

 ありえないことではないし。



 「まもる」 とは、もともと、「目」 で 「守る(もる)」 という意味の、「目(ま)守(も)る」 が語源であるとか。

 「守る(もる)」 とは、



(1)注意して見張る。番をする。まもる。
「山田―・る秋のかりいほに置く露はいなおほせどりの涙なりけり/古今(秋下)」
(2)いつもそばにいて守る。保護する。
「しらとほふ小新田山の―・る山のうらがれせなな常葉にもがも/万葉 3436」
(3)いつも見ていてすきをうかがう。
「心なき雨にもあるか人目―・りともしき妹に今日だに逢はむを/万葉 3122」

goo 辞書 検索結果より




 という意味だそうだ。 「子守り」 と同じように、注意深く、目を向けておく、ということであろうか。

 注意深く、目で、番をする。

 いや、べつに、荒らしとか、そういうことに目を向ける、という意味だけではなくて。

 万が一のとき、うれしいとき、かなしいとき、いろんなときに、注意深く 「みまもって」 いれば、blog も、スクスクと、元気に、育ってくれるかな ... なんてね。

 「まもり」 すぎは、良くないかもしれないけれど、ね。



 ―― こんなオチで、どうでしょう???





 BGM:
 The Police ‘見つめていたい / Every Breath You Take’

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「るぱんうらない」

2004年09月15日 12時51分54秒 | 診・換・占
 ええと、

 秋ですね。 なんとなく、ものがなしい季節ですが、ひさしぶりに、占いでも。

 友人の web で発見した、『ルパン占い』

 生年月日で、『ルパン三世』 のキャラクターにたとえて、診断してくれます。



 ところで、『ルパン三世』 が好きだという人と話をしていると、「パート1」 がいちばんいい、と言われることがあるのだけれど、どうちがうのだろう??と、ふと思ったり。

 絵がちがう??

 ルパンさんの、ジャケットの色がちがう??

 私が観ていたのは、たぶん再放送だと思うのだが、どれが 「1」 で、どれが 「2」 かよくわかっていなかった ... 。



 それはともかくとして。 『ルパン占い』。

 えええ、不二子さんが出てきたら、どうしよう?! とか思ったけれど、そんなわけはなく ... 。

 わたくしめの結果は、「次元大介」 さんでした。

 次元さんといえば、実写版映画では、田中邦衛さんが演じていたのですって ... !

 うむむむ。






 trackback;
 ・『正しい『三十路』の作り方』 - 「参った!」


 ・『Maty's Diary from TOKYO』 - 「ルパン占い」
  (「ルパン占い」、すでにやられている方が ... 。 DJ さんだそうです!)






 BGM:
 Mellowhead ‘YEAH! LUPIN’

 (いまさらながら、ですけれど、『ルパン三世』 って、ほんとにいい曲がたくさんありますねえ)





 ---
 [追記]:

 「ルパン三世キャラクターチェック」 というものもあるそうです!

 『電飾 pink salon (king salmon ?)』 - 「ラメをば、奮発★」 に trackback !

 (2004.9.27)


コメント (16)
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