昨日、郷里の倉敷から帰った。
今回の目的は2つ、お袋のMRIの検査と循環器の検査で
病院に連れて行った。いつも行っている病院が新築移転
したので、彼女は病院の雰囲気に戸惑っていたが、私と
一緒にいたので安心しているようだった。
もう1つは、少し徘徊が始まったのと薬の管理ができなく
なったので、ケアマネジャーにケアプランを依頼し、薬の
管理をしてもらうため、毎日、1時間程度、ケアの人に
訪問していただくことを検討した。
少しずつだが、良い方向に進んでいるように思う。
それに、最近の私とお袋の信頼関係が何とか保たれて
いるように感じる。彼女が私を信頼できない第一の理由
は現金の紛失騒動だ。
身の回りから現金がなくなるのは、私が盗んだからだと
言うのが彼女の見解。
彼女としては、手元に現金がないと不安なので、ある程度
の現金を貯金からおろし、隠しておくわけだが、短時間で
隠したところを忘れる。
私が帰郷した時に一緒に探すと、部屋のいたるところから
現金が出てくる。私が帰った時に出てくることが多いので
身近な私が犯人ということになっている。
色々な方向から説明したが、その妄想は酷くなるばかり。
そこで私がやったことは、実家に送付される請求書を全て、
私の自宅に転送し、私が支払った後の領収書をお袋に
確認させ、私が支払っている事実を根気よく彼女の脳に
刷り込むようにした。
そして実家に帰った際は食料や足りないものを購入し
とにかく彼女から直接、現金が出ていかないようにし、
普段の小遣いだけを彼女の財布に入れた。
そして、何度も彼女が支払うものは何もないということを
刷り込み、普段の生活に支障がないようにした。
当初、私はお袋がお金に執着を持っていると考えていた。
それは大きな間違いで、彼女は自分の財布から現金が
出ていくのが不安で、それを取り除いたことで少し心労が
軽くなったようだ。
これは認知症に限らず、一般的にも言えるが、
トラブルが起きた時に、ついこちらの立場で物事を考えて
しまうが、相手が何を求めているのかを、相手の立場で
考えることで大切なことが観えてくるような気がする。
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