100日で習慣を変え、マインドセットを書き換える

迷いがなくなり、行動を加速させるマインドセットで新たな人生脚本を描く。

認知症の新しい個性の出現を楽しもう!

2014-04-24 16:09:41 | お袋の認知症日記

久し振りです。

すっかりご無沙汰しておりました(^^)
あれよあれよという間にブログランキングが20位まで転落(笑)

 

 

今回の帰郷で

数年引いてなかった風邪を引いてしまった。
東京から帰ってすぐに倉敷に移動したので、
多少疲れが出たのかも知れない。

 

東京での出来事は又、次の機会に記すとして、
今回、帰郷したのは、お袋の介護のケアプランを立てる為。 

彼女は糖尿病と心臓が悪い上に認知症の薬まで増えたので
まさに薬のオンパレード。

私でも飲み忘れるような量を飲まなければならないが、
ほとんど飲んでない状態から
先日の検体検査で思わしくない結果が出てしまい
やむなく、訪問介護を依頼することにした。

先日、行なった彼女の脳のMRIの検査結果は、
脳の萎縮はなかったが、過去の梗塞が数カ所あり、
認知症の症状の直接の原因は前頭葉の一部の血管に問題があるが、
詳しいことは血流検査しないと解らないとのこと。

 

検体検査の結果が悪かったので医者からこっぴどく叱られ、
彼女には悪いが、検査結果を少し大袈裟に報告した。

「お袋の頭の中の爆弾がいつ爆発してもおかしくない状態だったぞ」
と説明したところ、彼女は「爆発」という言い回しが気に入ったらしく
何かと言えば、「私の頭はいつ爆発するか分からんのか?ありゃりゃ」
と楽しそうに言う。危機感を煽って恐れさせて薬を飲まそうとしたが、
せっかく彼女が言葉遊びをしているので、
私も付き合って大笑いをした。 

 

お袋に認知症の症状が大きく出始めたのが今年の1月。
私が一番、辛い時期だったのが2月。
それは突然訪れ、受け止めれないまま、
危機感に追われながら自分ができることを重苦しくやっていた。

自分のことを犠牲にしながらやっているのに
彼女から泥棒呼ばわりされ、情けなさと怒りで
彼女を罵倒しては後悔という日が何度かあり、
電話をするのさえ、億劫になった。 

そんな彼女が、
最近では私のことを信頼してくれるようになった。

それにはこんな理由がある。

 

私が行なった物理的なこと

・実家に届く請求書の全てを京都に転送し、 
 彼女の財布からお金が出ていかないようにした。

・続いて請求を年金の通帳から引き落とす手続きを取り
 一目瞭然で出費の流れが彼女に解るようにした。

・年金を引き出す時には必ず彼女と二人で行き、
 私と二人で行かないと引き出せないということを確認させた。

・「通帳を管理する」と言わず「お袋の大切なモノを守らせてほしい」
 と言い、帰郷した際には記帳した通帳を確認してもらう。 

 

精神的なこと

・一人住まいをしていても、多くの人が見守っていることを
 伝えながら彼女の尊厳も大切にした。 

・「こんなことをしてはダメ!」という否定形を会話に使わず、
 「こうした方が良いと思うよ」というような肯定形を使うようにした。 

・たまに出る彼女の酷い言葉を笑って流すようにした。

・彼女の妄想を否定せず、私も妄想の中に入りこんで役者になり演じた。

・妄想の中に登場する人物を、具体的に掘り下げて興味をもって聴く。

 

これらのことを実践していると、徐々に信頼関係ができてくる。
ここまで極端ではないが、
これらは通常の社会でもあるのではないだろうか。 

「認知症は何を言っても忘れるから無駄!」と決めつけずに
何度でも諦めずに愛情を持った言葉で脳に刷り込もう。
そうすることで少しかも知れないけど必ず潜在意識には残るから。 

全ての人に当てはまるとは限らないが、
もし、参考にできるなら試してみてほしい。

 

 

 

 

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