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「丹沢ブルックナー音楽祭」の芸術監督である指揮者 福島 章恭(あきやす)さんのCDが発売されました。

2020-10-01 | 【丹沢ブルックナー音楽祭】



昨年の11月末に「ブルックナー音楽祭」を開催したいという連絡を指揮者の福島章恭(あきやす)さんにお願いしたところ、面識もないどこの馬の骨とも知れない私に対して快諾していただいてからもうすぐ1年になります。
本日はその福島マエストロがちょうど私が連絡した昨年11月の初旬に取り組んでいたコンサートのライブ録音のCDが自宅に届きました。
作曲者の信時潔(のぶとききよし)は私が横浜に住んでいた頃に通った横浜市立南中学校の校歌の作曲者でもある。ちなみに作詞は佐々木信綱。
何の因果であろうか、単なる偶然であろうか。振り返ると自分の人生に関わってくださる人々との強い縁を感じざるを得ない。




この曲は昨日初めて聴いたのだが、自分が日本という国に生まれてきたことが必然であったかのような感情を受ける。
自分自身のルーツが大和という国にあるんだと自然に覚えてくるから不思議なものだ。
演奏は大変に優雅で気品がある。さすがに福島マエストロの合唱曲は水を得た魚のように生き生きとした生命力を与えてくれる。
オーケストラも私が学生の頃に聴いていた大阪フィルの印象とかなり異なる。特に弦楽器群の美しさが際立っている。
「ブルックナー音楽祭」を開催しようと決めてからもうすぐ1年の節目で気持ちを新たに、今年の残り3か月を挑戦の100日とする決意であります。


『海道東征』は、昭和15年(1940年)皇紀二千六百年の奉祝曲として書かれた、わが国を代表するカンタータ(交聲曲)です。格調高き北原白秋の作詩に、信時潔は端正な和声をふんだんに織り込み、まさに日本的様式美を誇る曲に仕上げ、昭和の時代を代表する大曲となっています。
 この新盤は、合唱指揮界の雄、福島章恭が満を持して挑んだライヴで、独唱陣、合唱、オーケストラが一体となり、熱気がアルバム全体に充満しています。近年再評価著しいこの楽曲に、新たな魅力あふれる1枚が加わりました。(メーカー資料より)
【収録情報】
1. 信時 潔:交聲曲『海道東征』(作詩:北原白秋)
2. シューベルト:交響曲第7(8)番ロ短調 D.759『未完成』
 幸田浩子(ソプラノ:1)
 清野友香莉(ソプラノ:1)
 石井 藍(アルト:1)
 小原啓楼(テノール:1)
 原田 圭(バリトン:1)
 大阪フィルハーモニー合唱団(1)
 大阪すみよし少年少女合唱団(1)
 大阪フィルハーモニー交響楽団
 福島章恭(指揮)
 録音時期:2019年11月8日
 録音場所:大阪、ザ・シンフォニーホール


「丹沢ブルックナー音楽祭」に関して

2020-01-23 | 【丹沢ブルックナー音楽祭】


音楽祭を開催しようと決めてからもう2か月が過ぎました。何となく決断して指揮者の福島章恭さんに協力を打診したことから動き出したのですが、今思うとよくぞ福島マエストロにメールが出来たな~と。(笑)

何といっても派遣労働者を辞めてからにしょうとか、コーヒーのお店が出来てからにしようとか、来年にしようとか、色々と出来ない理由ややらない理由を考えもしなかったのですから。

自分でも不思議なことがこの何となくやりたいという強い心の声だったんです。


自らの心の声を聞くことができたからこそマエストロにメールができたのかも知れません。


ブルックナーという作曲家を選んだ理由もただ何となくというのが本当のところです。前から決めていたことは殆んどありませんでした。無意識の内に全部用意してきたことが突然噴出したのだと思います。

神が降りてきたという表現もありますし、悟りが開けたという考えもありますが、この決断したという経験はこれらに近いものだったと思います。


今後とも皆様のご声援とご協力をお願い致します。 堀 謙造 


https://coffeepencilcat.ocnk.net/







「愚公山を移す」「堀謙造も山を移す」

2019-12-10 | 【丹沢ブルックナー音楽祭】


丹沢でブルックナー音楽祭!?コーヒー屋・堀謙造の夢と野望に迫る

◼️丹沢をブルックナーの聖地に



―堀さん、壮大な夢に向かって一歩を踏み出したそうですね。

私は神奈川県秦野(はだの)市に住んでいますが、そこに広がる丹沢山地をブルックナーの聖地にしたいと思っています。具体的には、「丹沢ブルックナー音楽祭(仮)」の開催に向けて動いています。秦野市を、毎年セイジ・オザワ 松本フェスティバルが開催されている長野県松本市のような、クラシック音楽の街にしたいのです。




―なぜ、ブルックナーなのでしょうか。

丹沢にはブルックナーがよく似合うからです。ブルックナーは、オーストリアのリンツに近いアンスフェルデンという村に生まれ、オルガン奏者だった父親の影響で、幼少期から音楽に親しみました。オーストリアの豊かな自然、教会の厳かな雰囲気は、「透明感がある」「精神性が高い」「宇宙のような響きがある」などと評される、ブルックナーの音楽に大いに影響を与えたことでしょう。
秦野市は「神奈川の屋根」とも言われる丹沢山地に囲まれています。丹沢を臨み、文化施設として親しまれている『クアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会)』もあります。
私には、このホールにブルックナーの音楽が響き渡り、丹沢の山を抜け、宇宙とつながるような感覚をイメージできるのです。




―ブルックナーの音楽について、もう少し詳しく教えていただけますか?

ブルックナーの交響曲は、長くて繰り返しが多く、「わかりにくい」「とっつきにくい」と言われることもあり、比較的、クラシック上級者向け、そして男性的だと評されています。ですが、クラシック愛好家の間では、男女問わず熱烈なファンも多く、人生を終えるときに聞きたい曲として、ブルックナーの交響曲9番をあげる人が多いですね。また、「ブルックナー交響曲第8番」は、交響曲史上、最高傑作とも言われています。ブルックナーに馴染みがない方も、交響曲5番の第2楽章か、交響曲第9番の終楽章を、何回か聴くうちに理解が深まり、開眼する可能性が高いでしょう。開眼したときは、宇宙や大自然とつながる一体化する不思議な感覚を味わえるかもしれません。


◼️クラシック音楽は心を豊かにしてくれる




―堀さんはクラシック音楽に精通していらっしゃいますが、クラシック音楽との出会いは?

小学3年生の頃に、ラジオやテレビから流れるクラシック音楽に心を奪われました。ロッシーニのウィリアムテル序曲をレコートで聴いたときは、鳥肌が立ちましたね。チャイコフスキーのピアノコンチェルト1番などもお気に入りで、CDを何百回も聴くような子ども時代でした。




―その頃から今にいたるまで、堀さんの人生には、常にクラシック音楽があったのですね。

もしクラシック音楽を聴いていなかったら、今の自分はないと思っています。クラシック音楽は私にとって、生活や心を豊かにしてくれる存在であり、人生の醍醐味です。




―そうして、とうとう、地元の丹沢でブルックナーの音楽祭を開催するというプロジェクトを?

ええ。地元の方や、丹沢を訪ねてくださる方々と一緒に、ブルックナーの偉大な作品を堪能したいのです。クラシックファンはもちろん、日頃クラシック音楽に触れる機会がない人、若い人にこそ聴いていただき、感動を伝えたいと思っています。


◼️夢の実現に向けて。




―この夢は、いつ頃から温めていたのでしょうか?

これまで、クラシック音楽は趣味であり、愛好家という立場でしたが、3、4年前から、自分だけが楽しむのではなく、この感動を次世代に継承し、地域文化と人の心を豊かにしたいという野望を抱くようになりました。この度、夢の実現に向けて挑戦し、行動する決意をしました。





―決意から数日後に、大きな一歩を踏み出したそうですね。

全国で活躍する指揮者であり、音楽評論家である福島章恭(ふくしまあきやす)さんにコンタクトを取ったところ、「僕も丹沢にはブルックナーが似合うと思います」とコンセプトに共感してくださり、「ぜひやりましょう」と。信頼できるオーケストラメンバーを揃え、指揮棒を振ってくださるというのです。
2年後の2021年後を目処に、クアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)で『丹沢ブルックナー音楽祭(仮名)』を開催する、という構想ができました。




―一気に夢が近づきましたね。実現に向けて、今後の展望は?

自治体、企業、個人を巻き込みながら、夢を叶えていきたいと思っています。丹沢がブルックナーの聖地になれば、全国からクラシックファンが集まり、街を活性化するきっかけにもなります。丹沢の美しさをアピールする絶好のチャンスになるはずです。




―この一大プロジェクトの実現を応援したい人にできることは何でしょうか。

すでに、美しい音楽も、それを奏でる環境も施設もあり、最高の指揮者とメンバーも揃いました。資金面で協力してくださる企業・団体を探していこうと思っています。もちろん個人の方で応援してくださる方がいれば、大歓迎です。丹沢に音楽を響かせ、みなさんと一緒に感動を共有できれば嬉しいです。

以上
(インタビュー・文 なまずみき

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