私たちにはいつも直線的に物事を考える癖がある。
したがって、たとえば自分の将来について思いをめぐらすとき、今の自分の状況から将来がどう直線的につながっていくかというふうに真っ直ぐな線を引いて考えることが多い。
また、世界がこれからどうなるのかということを考えてみるときですら、今の世界の動きがさらに進展していくという前提で未来の予想を立ててしまうのだ。
今の世界の動きから突如として変貌していくとか、そのつど世界が変化を続けていくといったふうに考えたりはしないものだ。
しかし、実際の世界はそういうふうに動いているのではないか。 「反哲学的断章」より
自分も含め、こういった考え方に囚われているのが現実ではないだろうか?自分の経験や知識の範囲内で考えることになれてしまっていると突如とした変化や変貌についていくことが難しくなると思う。
常識的な判断や定石も大切だとは思いますが、それに慣れてしまうと、素晴らしい閃きやアイデアは死んでしまうと思うこのごろです。
皆様今年もよろしくお願い致します。
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