茶道とクラシック音楽が趣味の自家焙煎珈琲『カフェ えんぴつ猫』

世界のコーヒーを神奈川県秦野市から発信 焼きたてお届け 自家焙煎コーヒー豆専門店

私たちには直線的に考える癖がある

2020-01-01 | ウィトゲンシュタインの部屋


私たちにはいつも直線的に物事を考える癖がある。

したがって、たとえば自分の将来について思いをめぐらすとき、今の自分の状況から将来がどう直線的につながっていくかというふうに真っ直ぐな線を引いて考えることが多い。

また、世界がこれからどうなるのかということを考えてみるときですら、今の世界の動きがさらに進展していくという前提で未来の予想を立ててしまうのだ。


今の世界の動きから突如として変貌していくとか、そのつど世界が変化を続けていくといったふうに考えたりはしないものだ。


しかし、実際の世界はそういうふうに動いているのではないか。    「反哲学的断章」より


自分も含め、こういった考え方に囚われているのが現実ではないだろうか?自分の経験や知識の範囲内で考えることになれてしまっていると突如とした変化や変貌についていくことが難しくなると思う。


常識的な判断や定石も大切だとは思いますが、それに慣れてしまうと、素晴らしい閃きやアイデアは死んでしまうと思うこのごろです。




皆様今年もよろしくお願い致します。



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他の誰も自分のようには考えてくれない

2019-12-25 | ウィトゲンシュタインの部屋



自分独りでじっくりと考えなければならない。


他の誰も、自分のようには考えてくれないのだ。


自分の頭に帽子を乗せるのが自分だけであるように、考えることはつねに自分がしなければならない。    「反哲学的断章」より



自分にとって考えるというのはどういうことだろうと自問してみた。


それは『閃き』だったり『決断』だったりする。最近の考え方とそのアウトプットのバランスは非常に良好だと思う。


目的の為に何をしたいのかを繰り返し考えている毎日です!



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自分の捉え方次第で古いものも新鮮になる

2019-12-07 | ウィトゲンシュタインの部屋



古い建築材料を現在のモダンな建築物に取り入れたとしよう。


すると、それは一部分だけ古いと感じられるだろうか。


そうではない。


これまでになく斬新な建築物になるだろう。


これと同じように、古いものをどう捉えるかだ。


古いものを古いだけのものとしておいたら、それは古臭いままだろう。しかし、古いものを現在に活かせば、それはとても新しいものになる。



要は、何についても自分の捉え方次第で新鮮なものに変わるのだ。     「反哲学的断章」より



この考え方は幅広く使えるものです。自分は常にこの考え方を繰り返していると言っても過言ではありません。


私が茶道で学んだことにも通ずる考えです。大きな広間の茶席で使用する道具は小さいものを選び、ごく狭い茶室では反対に大きな道具を使うことが肝要だそうです。



何も知らない人は全く正反対のことを考えると思います。



実際にこの通りにやってみると驚くほど調和します。しっくりくるという感じです。



物でもアイデアでも組み合わせる際には覚えておくと良いと思います。(エラソーでスミマセン!)




いいアイデアは美味しいコーヒーを飲みながら・・・・



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常識の中に逃げるな

2019-12-06 | ウィトゲンシュタインの部屋


生きている限り、さまざまな問題が立ち現われてくるものだ。


その問題と真正面から取り組め。格闘せよ。決して逃げるな。



常識を持ち出してきて、その問題の解決としてしまうな。



常識に従えばこうだから、という言い訳をするな。



誰もが知っている常識はその場の人々をなだめはするが、実際の解決にはならない。


だから、問題の泥沼にどっぷりつかり、じたばたしながらも必死に闘え。



そしてようやく勝って、自力で泥沼から這い出るんだ。    「ウィトゲンシュタインの講義Ⅱ」より



常識とは便利な言葉だと思うことがある。とりあえずこの言葉を持ち出してくれば落ち着くような感じだ。


では非常識となればどうだろう?多くの人はマイナスの言葉として嫌うだろう。



では問題を解決するにあたってこの2つの言葉はどのような意味を持つのだろうか?



自分は常識的な人間と思われていることもありますが、少しでもお話をしてみると非常識的な人間だと分かると思いますよ!



他の人が考えないアイデアを非常識的な発想というのです。最近、冴えてきたなー!




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「たら、れば」で考えることから悲劇は始まる

2019-12-03 | ウィトゲンシュタインの部屋


起きた事柄に対して、「もし・・・だったら、こうではなかったろう」とか、



「これがこうであれば、こんなことは起きなかったはずだ」と、いったん考え始めたとたん、なんと多くのことが、痛ましいこと、



不運や悲劇に変わってしまうものか。         「哲学宗教日記」より





後悔するにしても次に生かせるような形にしたいものだ。「たら、れば」を使った時は大抵がマイナス志向の考え方に向かっている。




日頃から気をつけたい。



昨日は神奈川県は夕方まで強い雨に見舞われました。本日はまた晴れるようです!




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「信念」「希望」「期待」という言葉を使う人は逆境にある

2019-11-28 | ウィトゲンシュタインの部屋


信念。希望。期待。これらは異なった言葉だけれど、どこか似ている。



それは、この三つの言葉の一つでも使う人は、そのとき心が何か壁のようなものに囲われた状況にあることをさらけ出しているからだ。


そして、遠い一点から少しだけ漏れてくるわずかな光にずっと眼差しを向け、いつかそこを通じて外側の世界にいきたいと願っている。    「哲学探究」より



自分が口にする言葉の背景や意味を深く考えた事など無かったから、ウィトゲンシュタインの言葉にハッとさせられる。



プラスの言葉を口にしているからといって、内側の感情は不安や恐怖で満たされていることだってあるということですね。



哲学って奥が深くて面白いものです。



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情熱だけが生活を変えることができる

2019-11-21 | ウィトゲンシュタインの部屋




知恵や知識は、人の生活をきちんとさせることができない。



何故ならば、出来上がった知恵とか知識は冷たいものだからだ。



人の生活を変える力を持つものはそういう冷たいものではなく、ふつふつと湧き上がってくる情熱だ。        「反哲学的断章」より



冷たいコーヒーは私の心を満足させてくれない。


何故ならば、私はあつあつのコーヒーが好きだからだ。



コーヒーも熱く、コーヒーを淹れる想いも熱く、起きている時間の全てを熱くしていきたい!!






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独創性とは、新しい土地あるいは新しい種子

2019-11-20 | ウィトゲンシュタインの部屋



独創性は、二つのものにたとえられる。


たとえば、土地だ。


誰も知らなかった新しい土地を発見するのが一つの独創になる。



もう一つは種だ。


多くの人の足が踏んできた古い土地であっても、そこに新しい種子を蒔けば、今まで見たこともない花が咲き、誰も知らなかった実を結ぶ。     「反哲学的断章」より




独創性を発揮することは非常に困難であると考えている人が多い。どうしてそう思ってしまうのか。



そもそも自分自身が世界で唯一の独創性そのものであるのに!!



独創性を分かりやすく土地と種子で例えたこの話は非常に含蓄があると思う。悩むよりも行動してやってみた結果、それが独創性になっているかも!





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知識を疑い、自分でとことん考えよ

2019-11-17 | ウィトゲンシュタインの部屋



学校でこんなふうに教えられる。

「水は水素と酸素からできています。砂糖は炭素と水素と酸素からできています。」


このことが分からない児童は分かる児童よりも劣っているとみなされる。


理解する力が弱いと判断され、低い点数がつけられる。



こんなふうに教えられたものを丸呑みすればよいというシステムにおいては、子供たちがそれぞれに育てるべき大切なものが全く隠されるか失われてしまう。


その大切なこととは、自分なりに疑うこと、とことん考えてみること、じっくり観察してみること、などだ。       「反哲学的断章」より



現在の社会のおいて知識と知恵の重要性の比重が変化したと思う。知識はインターネットで検索すれば誰でもが自由に得ることができるからだ。



知恵はそうはいかない。知恵は自分の体験や経験の蓄積だと思う。



知恵と知識を組み合わせる能力が必須だと思う。もちろん個人の魅力やコミュニケーション能力あってのものだけれども・・・。



ということで・・・




この場で自分のライフワークを開陳いたします。



①コーヒーの仕事      新鮮で美味しいカフェインレスコーヒーを販売する


②クラシック音楽の仕事   クラシック音楽の感動を次世代に継承し、地域の文化と人間の心を豊かにするための仕事をする


③茶道の仕事        茶道の素晴らしさと楽しさを多くの人と共有して、その文化と美を後世に残していく仕事をする



これまではクラシック音楽と茶道が大好きなコーヒー屋という肩書を名刺に書いてきました。これからは愛好家や趣味としての立場を一歩進めて仕事としていきます。



堀 謙造は決断をしました。今後ともよろしくお願い致します!!! 




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因果論を棄てよ

2019-11-16 | ウィトゲンシュタインの部屋



「やっぱり、こうならざるをえなかった」というふうに考えるのは簡単だ。


かつまた、仕方なかったと思って諦めやすいものだ。



しかし、そういう考え方は年寄りじみた因果論にすぎない。少しも柔軟性のない考え方から生まれてくるものだ。



そんなふうに考えて諦めてばかりいると、他の可能性が見えなくなる。


自分から積極的に発想していこうという気概が衰えてしまう。


だから、「いや、他の手を打っておけば、全く別なふうでもありえたのだ」と考えるようにしようではないか。


そうすれば、次の新しい考え方と行動が生まれてくるからだ。              「反哲学的断章」より



期待していた結果が出なかった時に因果論に逃げてしまうことや諦めたりすることは多くの人の癖だろう。



自分は失敗した時も単に失敗したとして捉えるのではなくて、次に生かすことが出来る思考に変えよう!



昨日お会いした南雲コーチは水泳のオリンピック出場選手を中心にコーチングをしている人です。



一流選手が一流になる前の思考をどのように変化させるのかがコーチの力量になる。そしてコーチの熱量が相手にどれくらい伝わるかも重要だ。




劇的に変わるということが因果論を超えた発想であったことに感動しました!!








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「知っている」と思えば進歩は止まる

2019-11-15 | ウィトゲンシュタインの部屋


人はいとも簡単に言葉の魔術にだまされてしまう。


例えば、強力な魔力を持った言葉はこれだ。


「知っている」


知っていると言われただけで、相手はその事柄のことごとくを理解しているのだというふうに考えてしまう。



同じように、自分はそれについて知っていると思った瞬間、もはや深くまで追求していこうとはしなくなる。    「確実性の問題」より



言葉には魔術があると常日頃から理解しておこう。


言葉だけで騙されるケースもよくあることだ。言葉を発するのは人だから、その人を良く観察して言葉を吟味してからでも遅くはない。



自分も含めて多くの人が言葉の魔術でその行動や考えに影響を受けていることは確実なようだ。どうせ影響を受けるのであればプラスの魔力を受けたい。




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自分を新しくすれば取り巻く世界も変わる

2019-11-14 | ウィトゲンシュタインの部屋


革新だの刷新だのと大声で言っても、結局は同じ作業をするための道具や場所を替えてみるだけではないのか。


いつもの道順とちがう道でいつもの場所に行くことではないのか。



包装紙の柄を別のものにして、新しくなったと呼ぼうと取り決めることではないのか。



そうではなく、本当に革新すべきは自分自身ではないのか。



自分がすっかり新しくなれば、自分を取り巻く世界も変わるのだから。                「反哲学的断章」より




ということで明日11月15日(金)に自分を変える目的で私の生まれた東京都大田区の御嶽山へ出かけてきます。




その時にお会いするお方の詳細は後日フェイスブックで!!





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答えがあるから問いができる

2019-11-09 | ウィトゲンシュタインの部屋


問いがあるならば、答えを見出すことができる。


なぜならば、答えをどのようにして求めればよいのか、その問いがもうはっきりと指示しているからである。


だから、ちゃんと問うことさえできれば、すぐ近くに隠れている答えへの道筋がはっきりと見えてくるのだ。      「科学的考察」より




ちゃんとした問いをさがすことができれば、答えを見つけることができる。


目から鱗のような話だけれども答えと問いは表裏一体の関係かもしれない。


人生の悩みは人それぞれにあると思うがその悩みをちゃんと問うことで解決の方法や答えは意外と簡単に見つかるかもしれない。



この考え方を知ってからあまり深刻に悩むことが無くなりましたよ。哲学すげぇ~。






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きみの生き方が世界そのものだ

2019-11-08 | ウィトゲンシュタインの部屋


きみがこれからも今までのように生きていくならば、世界もまた今までのようでしかないだろう。


けれども、きみが今後の生き方をなんとか変えていくならば、それにつれて世界もまた別の新しい顔を見せてくれるだろうし、世界はさらに広がっていくだろう。


きみと世界は別箇に存在するわけではない。


また、すでにある固まった世界の片隅に置かれているわけでもない。




きみ自身がきみの世界だ。




そして、きみはきみの世界で生きている。



だから、きみの生き方できみの世界はいくらでも良くなっていくのだ。



実は、きみ自身が一つの小宇宙なのだ。               「論理哲学論考」





最近になって夢中になって読みだしたヴィトゲンシュタインの本。一番有名と思われる言葉の一つが「きみ自身がきみの世界だ」。



個人は自分自身と真剣に向き合うことなしに充実した人生を終えることはできないとつくづく感じる。




自分は46歳にして自分の世界を変えていく決意をしました。  人生に遅すぎるということは無い!(笑)





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人はみな自分の感性と考え方の囚人だ

2019-11-07 | ウィトゲンシュタインの部屋


人は皆、監獄の中の囚人だ。

その監獄とは、自分の感性と癖のある考え方のことだ。


自分の感性がとらえたものをありのままの世界の様子だと固く信じ込んでいる。


自分の癖のある考え方と似たような考え方を他の人もするのが当たり前だと思い込み、少しも疑うこともない。    「哲学宗教日記」より



自分の考えが正しいと思って毎日を生活している人が多いのではないか?


客観的に判断することもしないで思い込みで信じていることが多いのではないだろうか?


自分を疑う習慣が大切だ。正しいと思ってやったことが、実は間違いだった時はその代償を払うことになるのだから。



最近、自分の感性と考え方を常に清流のような状態に保つ一番簡単な方法が読書だと感じている。


良書を読む。完全に信用できる人の勧める本を読む。



あぁ~。なんでもっと早くから気が付かなかったのだろう!!



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